« 店長としての基本項目 | トップページ | Windows10へ »

2015年10月10日 (土)

爆弾低気圧

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


爆弾低気圧。

  こんな言葉、数年前には無かった気象用語だ。

コトバンクで調べると、
急速に発達する温帯的気圧のことで、気象庁では,中心気圧が 24時間で 24hPa×sin(φ)/sin(60°)以上低下する温帯的気圧のことを指すらしい。

爆弾低気圧と台風。

  この違いは何か?。

台風は熱帯低気圧であり、発生地域が赤道付近と遠いため、発生から上陸までに相当長い時間を要するため、国内に到達するまでにある程度の対応ができる。

しかし、爆弾的気圧は24ヘストパスカルもの気圧が急激に低下するということで、予測が困難であり、一旦発生すると1日以内にその強風や大雨の被害が到来し、対応しきれないという特徴がある。

  そのような特徴のある爆弾低気圧。

我々スーパーマーケットにとっても厄介な存在である。
対応がしづらいということは、買いだめ需要もままならないということである。

  台風の場合は、接近前の買いだめ需要が多いに高まる。

だから、台風接近に伴う野菜や肉、その他加工品等の日持ちのする商材の買いだめ需要がお大いに高まり、その前後の落ち込みと比較しても売上高は高まる。

  買いだめにより多めの買い物が実際に行われるからだろう。

台風による大きな被害のリスクはあるが、台風によって人々が家屋に留まり家庭内食で食事をする機会が増加することでの買い回りの増加という現象を生み出す。

しかし、爆弾低気圧においては、その余裕もままならない。

  先日の爆弾低気圧。

このような気象図であった。
10月2日9時の予想天気図

真冬であれば間違いなく大雪の気圧配置。
今回は北海道に暴風の被害を与えたが、このような爆弾低気圧が今後は増えてくるという。

何れにしても、台風や爆弾低気圧が予報されると、それに備えての食材への需要も高まる。

  特に買いだめ需要としての野菜と肉。

この部門に関しては、台風システムなるものを企業として仕組み作りをしておく必要があるのではないか。

  台風接近による需要拡大品リスト。

そんなリストにより、台風情報から店舗で販売強化するアイテムの共通認識による需要拡大品を欠落なく展開できる仕組み作りである。

  台風通過前日が勝負。

翌日は間違いなく需要は低迷する。
しかし、それが定着していけば、企業としての大きな力となるだろう。

  そんな仕組みを店舗でも確立していきたいところである。






|

« 店長としての基本項目 | トップページ | Windows10へ »

商売」カテゴリの記事

コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
こちらは、雷天国と呼ばれていますから(笑)。夏は常に午後からの雷雨に備えた臨機応変な計画が必須です。
しかし、もっと重要なのは、計画通りに作ったら売り切る技術の方が商売の原則だと思っています。

投稿: てっちゃん | 2015年10月13日 (火) 07時18分

てっちゃんの地域は特に爆弾低気圧が発達しやすい地域のようですね。今年は安全だと思っていた茨城でも大災害。確かに不意の事態に対しての商売のマニュアルは必要かもしれませんね。もっとも普段何も考えてませんが。(笑)

投稿: かわらい | 2015年10月12日 (月) 23時37分

神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
毎回同じ状況が来ないのが災害の難しいところ。
それも含めて、ある一定のパターンに応じた自分なりの販売パターンを作っておいたほうが間違いなく有利だと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2015年10月11日 (日) 19時39分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
台風接近、大雪警報、地震対応等、大きな天災時のリスクマネジメントと同様に販売マネジメントもある程度はパターンとして練り上げておいたほうがいいのかもしれませんね。

投稿: てっちゃん | 2015年10月11日 (日) 19時37分

一週間の売上予測を立てる際、前年数値を
鑑みることは当然なのですが、不測の事態にも
対応出来るフットワークも大切ですね。
天候や気温で変化する商品群をキッチリと把握し
持ち量を通常の1.1倍で良いのか1.3倍で良いのか。
恥ずかしながら当社はそういった具体的な数値の
指示がニガテであります(笑)
だから自分で考えるしかない‼︎
数字の変化は曜日にもよりますので一概には
言えませんが、状況に応じた対応力を現場の人間がシッカリと身につけて置きたいものですね。

投稿: 神出鬼没 | 2015年10月10日 (土) 23時53分

爆弾低気圧も温暖化が一因なのでしょうね。深海域の蓄熱が進みその熱が海上域に達すると更に深刻な事態も考えられると言う報告もあります。台風特需に対する店対応はお客様の安心安全の為に理屈なしで大切ですね・・・昨年は今日明日と台風特需が発生し、今年は売上対策に四苦八苦しておりますが(笑)。何れにしてもすべてはお客様の為に今何を為すべきか?その時その時の基本の積み重ねが持続的な店の強みになっていくのでしょうね。消費行動の研究・勉強がまだまだ足らないと思います。それ以前の基本の徹底もですが(笑)。

投稿: dadama | 2015年10月10日 (土) 11時06分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 爆弾低気圧:

« 店長としての基本項目 | トップページ | Windows10へ »