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2015年10月 9日 (金)

店長としての基本項目

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


スーパーマーケットの基本。

  企業によっても異なってくると思う。

しかし、我々の業界での基本と言えば、鮮度であり接客であり清掃であり品切れ対策ではないだろうか。

  以前からこれを基本の4sと言われてきた。

どんなに時代が変わろうとも、この4つの項目は従来からスーパーマーケットの基本項目と言われてきた。

かって大手と言われてきた企業が潰れていく過程の中で、いつしか崩れていった項目も上記4項目であった。

  閉店間近のスーパーの大根が萎んでいる。
  閉店間近のスーパーの従業員から掛け声が聞こえない。
  閉店間近のスーパーの陳列什器の上部がホコリがが浮いてくる。
  閉店間近のスーパーの食品棚の欠品が著しい。

そう思っていた1年後に、この大手スーパーは消えていた。
これな何も大手とか中小の規模の違いではない。
わかりやすいから大手と言っているだけで、我々小売業の店舗が潰れて行く過程で、上記のような現象は必ず現れてくるものだ。

これは、店舗を預かる店長を始め、店舗担当者の心が商売という基本から離れていってしまっている現れなのだろう。

本人たちにはその気はないが、知らず知らずの基本項目ですらどうでもよくなっているのだろう。

上記基本の4項目は、すべて目に見える現象である。
しかし、数値効果が明確には現れてこない。

  特売で安売りした。
  商品を大陳した。
  店頭で販売した。
  通路に突き出しした。

それらによって、一時の数値は改善されるだろう。
だから、基本項目よりも、上記のような小手先の技術で目先の数値を作る事に奔走する。

  しかし、当然ながらそれらは長続きしない。

それらは、普段から来店されるリピーターという一番大切なお客様を向いていないからだろう。

我々が一番大切にしなければならないのは、毎日来てくださるお客様。

  「また来てみたい」と言ってくれるお客様である。

それらのお客様に大切なのが、基本4項目。
しかし、普段のお客様への基本4項目は、数値効果が見えにくい。
そして、業績の良くない企業や店舗は、数値効果を優先して効率の良い業績対策に奔走する。

  結果、基本4項目がレベルダウンする。
  結果、普段をお客様を更に失っていく。

悪循環である。
基本項目は、効率の問題ではない。

  やるべき項目である。

それは、決して目に見える数値効果をもたらさない。
しかし、これを失ったら、普段のお客様を失っていく。

  これは、商売の原理原則である。

そして、その店舗を預かる店長が一番大切にしなければならない基本とは。

  従業員との心のつながりである。

これほど目に見えない世界は無い。
しかし、基本中の基本ほど、目に見えなくなっていくものだ。

  そして、数値効果も見えない。

しかし、これを失ったら、基本4項目すら実現できなくなっていく。

  目に見えない世界ほど重要なのだ。







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店長の仕事」カテゴリの記事

コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
耳の痛い思いをするから本気になれるという人生観。
自らそんな世界へ飛び込んでいく勇気も必要なのかもしれませんね。

投稿: てっちゃん | 2015年10月11日 (日) 19時50分

神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
私が「星の王子様」(笑)。
ということは、そのような上司にウンザリというところでしょうか?。
自分で想像する自分と他人から見た自分ほどギャップのある存在もないものですからね。
他人から見た自分を正確に把握できる人間ほど凄い能力の持ち主ではないかと思います。

投稿: てっちゃん | 2015年10月11日 (日) 19時44分

耳が痛いです。(笑)基本をおろそかにしてきたつけが今正に出てきている感じです。今までやってきた仕事の1部に基本の項目を付け足していこうと思います。(笑)

投稿: かわらい | 2015年10月10日 (土) 23時54分

てっちゃんさんが星の王子様に見えました(笑)
本当に大事なものって目に見えないものですね。
だからこそ誠実にありたいものです。

投稿: 神出鬼没 | 2015年10月10日 (土) 23時33分

ヒロミネさん、コメントありがとうございます。
店長としての初めてのお店。
そこには絶対に後悔がつきまとうもの。
まずは目に見える部分から取り組んでいくしかできないと思います。そしてそこを一生懸命取り組んでいくと、いつしか目に見えない部分の不具合に気付いていく。しかしなかなか一店舗目ではその部分の軌道修正ができないもの。
だからそれは心機一転、次のお店のスタート段階から目に見えない部分も同時進行で進めていくという知恵がついていく。そうやっていつしか、目に見えない部分から入り込んでいく手法が身についていくものだと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2015年10月10日 (土) 00時32分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
取り方のよっては非常に厳しい記事になってしまいましたね(笑)。
そのバランスが大切なのだと思います。
ただ、どうしても目に見えるものへの執着が強すぎてしまうのが我々の性(サガ)。そこに注目して欲しかったのです。

投稿: てっちゃん | 2015年10月10日 (土) 00時27分

従業員との心のつながり。
やっぱり自分に足りないのはそこか!と思いました。目に見えるものにしか目がいかない着任3ヶ月でした。(それすらも見えてませんが…)目に見えない世界が重要。なるほど、意識していきたいと思いました。
ありがとうございます。

投稿: ヒロミネ | 2015年10月 9日 (金) 22時11分

全くその通りですね。基本なしにお客様の信頼は得られない。会社も重要視していないからマニュアルも存在しない。店長の意識程度で店舗間格差が出来てますね。商品の標準化より運営の基本の標準化が優先されるべきなのでしょうが、商品力で成長してきた栄光?からなかなか脱せない現実があります。今のトレンドもボリュームある売場。やはりDNAを変えるのは並大抵の事ではありませんね。

投稿: dadama | 2015年10月 9日 (金) 15時17分

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