残暑の無い9月
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
9月も下旬。
今年の9月は早々に秋の気配。
通常であれば、9月半ばまで残暑の厳しい年が続いていたから。
お盆過ぎから、これほどの気温低下が進み、早々に秋の気配を感じる年は最近では珍しいのではないか。
かってはこんな9月が当たり前だった。
しかし、商売的には秋を感じさせる商材の高値が続いている。
秋刀魚の高値。
ぶどうの高値。
白菜の高値。
等々である。
天候はそんな感じで朝晩の涼しさは増しており、食欲の秋を感じさせる環境は整ってきている。
しかし、食材の高値が続く。
逆に言うと、点数の伸びに反して単価がアップしているから売り上げもそれなりには乗っかってきている。
しかし、何かひとつ盛り上がらない感じではある。
“こんな単価では量販出来ないのでは?”
そんな不安がよぎる。
しかし、それも従来を考えると、そんな単価にまで下がってきたからであり、そもそもは今年の相場が本来の価格であったのかもしれない。
秋刀魚を除いては。
それほど今年の秋刀魚は異常な高値である。
だから、秋らしい気候になっているが、どうも各企業とも(自社も含めて)秋の気配の深まる中、秋の食材のダイナミックな展開が弱いような気がする。
高値の不安なのだろうか。
99円という値段でなければ売り込めない、という暗示にでもかかっているのかもしれない。
秋刀魚、白菜1/4等、未だに200円を割らない。
しかし、鍋スープ等の動きを見ると、早々に動きが活発でもある。
相場高での旬商材を如何に売り込むか。
それが、9月後半からの食品スーパーの課題になるのではないか。
天候という条件は全て揃っている。
あとは、我々が本気になって、高値商材を如何に購買動機を高めて食卓に載せられるかが鍵だ。
それが、今年の販売力という事なのだろう。
そういう意味では、久しぶりに好条件の整った秋である。
そして、食品スーパーの販売力が競われる秋でもある。
今年の秋は長いだろう。
そんな長丁場の秋を如何に稼ぎどきと変えられるか。
今年ほど、秋の販売力を磨かれる時は無いのではないか。
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コメント
神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
気候的な条件は揃ってきていますから、後は販売する我々が大胆に行動するかどうかだと思います。但し、どんな付加価値をつけて売り込むか。そこにいろいろな現場の知恵が生まれていくのでしょう。
投稿: てっちゃん | 2015年9月24日 (木) 06時34分
相場高の時ほど担当者の腕の見せ所ですね。
この値段でないと売れないハズという
販売者自身が持っている固定観念からの
脱却を測る良いチャンス。
こういう時ほど、チャレンジが大切ですね。
投稿: 神出鬼没 | 2015年9月24日 (木) 01時20分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
大雨の影響が出ているのでしょうか。
こちらも雨の影響で被害のあった地域は逆に売り上げが良いようです。
投稿: | 2015年9月23日 (水) 20時40分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
菓子が秋に面白い。
初めてのMDですね。
入り込んで見ようと思います。
投稿: | 2015年9月23日 (水) 20時36分
本来、こんな気温の9月は売り易いはず。しかし、上旬の雨ですっかり水をさされて伸び悩んでいます。食欲はあるはずなのでなんとか工夫しなければなりませんね。
投稿: かわらい | 2015年9月22日 (火) 22時43分
当店もグロッサリーはホットメニューが前面に出てきましたね。昼間は残暑でも日の入の早さ、湿度の低さも影響し体感温度も低く感じますね。中華まんの動きも良いです。相場高の時はレトルトのおでんが伸びるかも知れませんね。相場高の野菜・卵も入ってますし・・・冷凍食品も含めレトルト品の訴求は有なのかなと感じています。更には菓子関連・・・秋は生鮮食品に近いとても面白い動きをするので入り込んでみては如何でしょう(笑)。
投稿: dadama | 2015年9月22日 (火) 21時39分