千曲川
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今日は日曜日。
芸能ネタの日(笑)。
先日、五木ひろしの特番を見ていたら、五木が一番初めにメジャーになる際に彼を見出してくれた、作詞家の山口洋子に関して語っていた。
「山口先生は私の生涯の恩師」
そんな形容詞で山口洋子さんを評していた。
そして、山口洋子さんが五木ひろしに作った歌で一番好きな歌が「千曲川」。
千曲川を題材にした旅情の歌である。
穏やかなリズムに、淡い恋が多少登場するだけの、長野の中流を流れる千曲川の風情が目に浮かぶ詞と流れ。
なんとも旅情をくすぐるいい歌である。
山口洋子。
女優であり、銀座のクラブのママであり、作詞家でもある。
まさに多重人格というべきか多能人格というべきか。
女優を目指して上京し、東映ニューフェースにも選ばれたが、その道から銀座のママとしてクラブ「姫」を開店させる。
そのクラブがまた一流企業のトップから芸能界のトップスターである三船敏郎、菅原文太、勝新太郎等まで、幅広い客層を顧客に持っていたという。
なんという経営手腕であろうか。
そんな銀座のママが、作詞家として五木ひろしの作詞まで受け持ってしまう。
そして、当時無名だった五木ひろしを一躍一流に育て上げた手腕。
なんという多能な方であろうか。
多能と言えば、コンサルの先生方も多能な方が多い。
一般理論から現場の細部にわたる売場つくり、そして接客技術や陳列技術に至るまで、経営者対象、中間管理職対象、現場の担当者対象といろいろな階層の人間たちに通ずる話を臨機応変に出来る。
この業界に属していると、その凄さがよく理解出来るのである。
そして、山口洋子。
天は人に二物、いや三物まで与えてしまったと言えるほどの多芸ぶりである。
しかし思えば、歌というのは人生の縮図である。
そして、銀座のクラブという場所も夜の社交場とも言える場所出会ったのだろう。
たくさんの一流の人間を見てきた眼。
その眼を通して描かれた情景には、いろいろな意味が込められているのだろう。
この千曲川という歌は、ただただ、川の流れと、そこに映る情景を通して描かれた人間の心の投影である。
そこに、猪俣公章のメロディーが重なる。
名曲とは、作詞、作曲、編曲、歌い手、等々がそれぞれの役割を持ちながら、最終的には歌い手が大衆の前に披露して生まれるもの。
いくら、いい歌詞でも
いくら、いい作曲でも
いくら、いい歌い手でも
たくさんの要素が重なって初めて、名曲として後世に受け継がれていくもの。
そういう意味では、五木ひろしもその歌唱力がしっかりと受け止められる作詞家や作曲家に出会えたのだろう。
それは、努力をし続けてきた結果とも言えるのかもしれない。
何度聞いても、お酒が進む歌である。
五木ひろしの「千曲川」
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0CCEQ3ywwAGoVChMIzYHz2_-RyAIVgbeUCh2XSwW8&url=http%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3DG5hO2Xntqws&usg=AFQjCNHV3izuF1OgD2eG7FVH4li2nQ9lTQ&sig2=grsSXi4WeUW1ZzmZSCPthg
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
ヒントです。
来週のこの時間は、9月28日午後9時からの「デート」を取り上げます。
秋の特別版です。
ぜひ、ご視聴ください。そうすると、コメントも軽やかに原稿用紙一枚分程度、頂けるかと思います(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年9月27日 (日) 23時01分
dadamaさん、ようやく日曜日にキャッチボールの出来るコメントを頂きありがとうございます(笑)。
千曲川。ご当地ソングとも言える歌なのでしょうね。
五木ひろしは、千曲川、長良川艶歌と川の歌の名曲を持っていますが、そのご当地にとっては忘れることのできない故郷の歌なのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2015年9月27日 (日) 22時57分
kazuさん、忙しい身なのにコメントを頂きありがとうございます(笑)。
私は40台半ばにしてようやく「歌」の上手い下手が耳で聞き分けられるようになりました。
それ以前トレンド志向だったかと思います。
そして、今改めて五木ひろしを聞くと、艶歌(えんか)というカテゴリーを切り開いた第一人者という貫禄ですね。
投稿: てっちゃん | 2015年9月27日 (日) 22時54分
私の五木ひろしのイメージはコロッケのモノマネ。(笑)ついていけなくてすみません。
投稿: かわらい | 2015年9月27日 (日) 21時27分
私は長野生まれなので千曲川には愛着があります。千曲川と呼ぶのは長野県内で新潟県では信濃川。千曲川は長野県民のこだわり・・・この歌だけは歌えますよ。音調も千曲川以上にくねりますが(笑)。
投稿: dadama | 2015年9月27日 (日) 19時53分
kazuです。
流石てっちゃん。演歌はお詳しいですね。
私も五木ひろしさんはあまり詳しくない演歌界でも大好きな歌手です。千曲川ももちろん好きですが、追憶・契り・細雪などは中学生時代に良く聞いていました。当時は意味も分からず大人になった気分で聞いていたのでしょうね。当時はベストテン等にも若い方々と一緒にランクインするほどの人気もありました。スナックに行くと「歌本」を見ながら歌った記憶もあります。
投稿: kazu | 2015年9月27日 (日) 18時01分