菓子の特性
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
菓子部門。
グロサリー部門の中の一カテゴリー。
企業によっては、グロサリーの一部門であり加工食品の中の一カテゴリーとなる企業もあるだろう。
何れにしても生鮮部門では無い。
但し、商品の特性としては生鮮に近い消費傾向のある商品群である。
なぜか?。
食べきりで無くなる商品特性であるからだ。
グロサリー部門に属するカテゴリーとしては、デイリー、パン、食品、米、菓子、酒、住居、衣料等が食品スーパーでの取り扱いカテゴリーとなる。
そのなかで、食品と住居、衣料は使用頻度は下がる傾向にある。
逆にデイリー、パン、菓子、酒等は使用頻度が高まる傾向となる。
そんな中で、菓子部門は名前の通りに、お菓子が中心の部門である。
せんべい、チョコレート、キャンディー、ガム。
珍味、ポテト、ビスケット、駄菓子、柿の種等。
いずれも、その瞬間に食べて無くなる商品特性がある。
酒の肴という側面もあるが、基本的にはそのまま食べて胃袋に収まって終わり。
一度購入したら長期間使い続ける調味料とは全く別物。
だから、価格で購入される商品群ではなく、その美味しさを味わってみたいという願望や訴求された食感、味、甘み等を即、口に入れて味わってみたいという、「即消費」するという特性が高い。
要は、訴求ガイのある商品群である。
ここに、菓子という商品群の可能性が秘められているのであろう。
だから、
「今、人気沸騰中」
「口当たりが良い」
「大人の美味しさ」
「ヨーロッパの味」
「本場韓国風の味」
等々、いろいろな訴求効果で、簡単に「食べてみよう」と手に取って購入しやすい商品である。
更に、単価もさして高いわけではない。
だから、このカテゴリーは取り組み方次第では、いろいろな手法で売上拡大しやすいカテゴリーだと言えるのだ。
私も以前に、このカテゴリーで取り組んだ事がある。
それは、均一商材を集合展開した定番の棚での取り組みだった。
均一商品は量目が少ないから、商品的には寝やすい商品群。
それを、後ろにこの商品が入っていたダンボールの箱を枕にして、少ない在庫量でも商品が立ち、お客様からは顔の見えやすい陳列にて常にボリューム感を失わない陳列にて売場つくりをし始めた。
それをスタートした段階からのデータで検証した事がある。
売上昨比二桁の伸びを示した。
たったそれだけで、二桁の伸びである。
そう考えると、とてつもないパフォーマンスを有した部門であることが見て取れます。
私も、dadamaさんを習い、菓子の仕掛けにこだわってみようかと思っています。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
dadamaさん曰く、「菓子とクラフトビール」は衝動買いの商品故に、仕掛け甲斐があるとのことです。ぜひトライしてみては(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年10月 1日 (木) 00時17分
お菓子部門、その構成比の低さからどうしても後回しにしてしまいがちです。私もdadamaさんを見習いたいと思います。
投稿: かわらい | 2015年9月30日 (水) 20時13分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
的を得た解説だったかどうかは疑問です(笑)。
菓子は目的買いよりも衝動買い。
確かにその通りですね。
いかに、そのタイミングで訴求することにより、瞬間的な購買動機に直結することは間違いないですね。
そして「クラフトビール」。
このコメントを読んだ読者の方で、早速取り組まれる方も多いでしょう(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年9月29日 (火) 08時36分
的を得た菓子解説ありがとうございます(笑)。菓子は目的買いより衝動買い動機が高く季節性もあるのでてっちゃんの好きな果実に近い動きをしますから面白いですよ。出来れば競合に扱いがない地元等非NBのお菓子は利益も入り差別化になりやすいですね。菓子のついでにクラフトビールも同じ動きをしますよ・・・ビール類での構成比が10%を超えて来た様でトレンドになると思います。
投稿: dadama | 2015年9月29日 (火) 07時21分