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2015年9月

2015年9月30日 (水)

てっちゃん会第9幕のご案内

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしております「てっちゃん」です。


皆様、いよいよ9月も最終日。

  そして、てっちゃん会「第9幕」のご案内です。


    日付 〜 11月11日(水)
   
    時間 〜 午後5時から午後8時ぐらい。

    場所 〜 未定(東京駅周辺を予定)。


以上、決定している内容は上記の通りです。

参加申し込みは、このブログのコメント欄に記載をお願いいたします。
その場合に、メールアドレスを記載していただければ幸いです。
また、当方のメールに直接連絡頂いても結構です。
Facebookのてっちゃん会の仲間達やお友達の方は、Facebook上でもご案内いたしておりますので、そちらで申し込みをされた方がわかりやすいかと思います。

  てっちゃん会も第9幕。

年3回の開催だから、第1幕はかれこれ3年前。
それから、いつの間にか年3回の開催と次回幹事役がその場で決定されるという仕組みが出来上がり、否が応でも(笑)てっちゃん会が続いてくレールが敷かれてしまったのである。

そして、Facebook上では今回も初参加の方が数名早々と表明されており、今回もかなりの盛り上がりが期待出来る会となる予感である。

前回の「てっちゃん会」の顛末記でも記したと思うが、この会は他のどんな企業や団体とも深い関係は無い。

  個人の方がそれぞれに所属する企業や団体を離れた場。

だから、企業が持つDNAや思想、志向の異なる小売の方やメーカーの方、販促企業の方、システム関連の方々がこのブログの読者という関係からスタートし、いつの間にか、その方々のネットワークから巻き揉まれたメンバー達が少しずつ固定化されて現在に至っている。

  自分が持つ思想と異なる血との混じり合い。

この会は、志(こころざし)を持った方々が、違う血との交わりを通して自らの視界を広めたいとの思いで吸引されている会なのだろう。

  それは、私にもよくわからない(笑)。

誰かが一人、声をかけたということではない。
結成当初は、数人の方々で硬い塊からスタートはしたが、その後彼らの働きかけもありその輪が広まっていき、いつしかFacebookでのてっちゃん会なるグループが結成された段階から、急速にそのつながりが広がり結びつきも強まっていった。

  Facebookのてっちゃん会も、いまや96名を数えるに至る。

直接お会いした事の無い方も多い。
多いというより、過半数を超える(笑)。
そうした繋がりは、ネット環境が一般家庭に広まるまでは絶対に考えられなかった事である。

  そしてスマホの普及がそれを可能にしたとも言える。

そのスマホで日常の出来事等を簡単にネットに投稿して、それらを仲間達が閲覧する。

  その日々の繰り返しが会わずして親交を深める。

そんな関係の繋がりが「てっちゃん会」である。
だから、なにものにも属さない、それぞれの企業が持つDNAとパーソナリティーを有する個々の血が混じり合うこの会の純粋さは失いたくないと思っている。

  それがなにものからも独立したてっちゃん会の良さだと思うのだ。

そんな会の、いよいよ第9幕が11月に開催される。
今回は、てっちゃん会のご案内でした。






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2015年9月29日 (火)

菓子の特性

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


菓子部門。

  グロサリー部門の中の一カテゴリー。

企業によっては、グロサリーの一部門であり加工食品の中の一カテゴリーとなる企業もあるだろう。

  何れにしても生鮮部門では無い。

但し、商品の特性としては生鮮に近い消費傾向のある商品群である。

  なぜか?。

食べきりで無くなる商品特性であるからだ。

グロサリー部門に属するカテゴリーとしては、デイリー、パン、食品、米、菓子、酒、住居、衣料等が食品スーパーでの取り扱いカテゴリーとなる。

  そのなかで、食品と住居、衣料は使用頻度は下がる傾向にある。
  逆にデイリー、パン、菓子、酒等は使用頻度が高まる傾向となる。

そんな中で、菓子部門は名前の通りに、お菓子が中心の部門である。

  せんべい、チョコレート、キャンディー、ガム。
  珍味、ポテト、ビスケット、駄菓子、柿の種等。

いずれも、その瞬間に食べて無くなる商品特性がある。
酒の肴という側面もあるが、基本的にはそのまま食べて胃袋に収まって終わり。

  一度購入したら長期間使い続ける調味料とは全く別物。

だから、価格で購入される商品群ではなく、その美味しさを味わってみたいという願望や訴求された食感、味、甘み等を即、口に入れて味わってみたいという、「即消費」するという特性が高い。

  要は、訴求ガイのある商品群である。

ここに、菓子という商品群の可能性が秘められているのであろう。
だから、

  「今、人気沸騰中」
  「口当たりが良い」
  「大人の美味しさ」
  「ヨーロッパの味」
  「本場韓国風の味」

等々、いろいろな訴求効果で、簡単に「食べてみよう」と手に取って購入しやすい商品である。

  更に、単価もさして高いわけではない。

だから、このカテゴリーは取り組み方次第では、いろいろな手法で売上拡大しやすいカテゴリーだと言えるのだ。

  私も以前に、このカテゴリーで取り組んだ事がある。

それは、均一商材を集合展開した定番の棚での取り組みだった。
均一商品は量目が少ないから、商品的には寝やすい商品群。
それを、後ろにこの商品が入っていたダンボールの箱を枕にして、少ない在庫量でも商品が立ち、お客様からは顔の見えやすい陳列にて常にボリューム感を失わない陳列にて売場つくりをし始めた。

  それをスタートした段階からのデータで検証した事がある。

売上昨比二桁の伸びを示した。
たったそれだけで、二桁の伸びである。

そう考えると、とてつもないパフォーマンスを有した部門であることが見て取れます。

私も、dadamaさんを習い、菓子の仕掛けにこだわってみようかと思っています。








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2015年9月28日 (月)

接客コンテストから

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、自社の接客コンテストが行われた。

  年間で2回のコンテスト。

それぞれ店舗で選出されたメンバーが月一回の接客訓練(本部開催)を経て、いよいよ今まで磨いてきた接客の腕前を競うコンテスト。

  今回も16名のメンバーが競技に参加した。

競技者が売場で品出しをしている際に、お客様からの質問に対応するという応対事例が競技の内容。
それを、3人のお客様との対応事例を繰り返す。

  例えば、クレーム事例。
  例えば、商品注文事例。
  例えば、食べ方の事例。

自分が属する部門の商品を中心とした応対事例であるから、ある程度の商品知識も必要とする。

そこで評価される接客技術は、接客面での笑顔や言葉の使い方、お辞儀の仕方等の基本部分と臨機応援な答え方。
更に、部門での商品知識を基にしたお客様への商品説明や鮮度管理、そして何と言ってもメニューに合わせた商品推奨等が問われる。

  よって事前の練習は基本的な接客訓練が中心。
  後は日々の売場接客がそのまま訓練タイム。

要は、その場限りの練習のみに終始するのではなく、売場での接客を常に意識することを目的とするものだ。

  そして、コンテスト当日。

各部門からほぼ均等に出場者が分散されているが、意外に多いのがベーカリー担当者。

  ベーカリーのみ単独レジを有する。

よって、販売面だけでなくレジ対応としての接客面も普段から意識するしないに関わらずルーティン業務としてこなしている。

  普段から接客をこなしているという事実は強い。

販売部門の担当者は、自ずと自分が属する部門の商品についての応対事例は得意だ。

  お客様のどんな問いについても「なるほど」の応え。

流石にその道のプロの納得の応え方だ。

  しかし、接客面はどうか?。

表情が少ない。
笑顔が出ない。
声量が少ない。
動作が少ない。

  等々のぎこちなさが残る。

それに比べると、普段からレジ対応という接客面もこなしているベーカリー担当者は強い。

  自然な表情、自然な笑顔、自然な声量、自然な動作が際立つ。

やはり、普段からの取り組みをしている部門は強い。
ベーカリーは、その他にも、焼きたてを陳列するときは必ず店内放送でその旨を告げている。

  それはパートさんも同様。

自分で調理した商品、それも鮮度を有する商品の作りたてを店内のお客様に告知する。

  その意識が接客面でも生きてくるのだろう。

ということで、今回もベーカリー担当者が優勝をさらっていった(笑)。







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2015年9月27日 (日)

千曲川

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

先日、五木ひろしの特番を見ていたら、五木が一番初めにメジャーになる際に彼を見出してくれた、作詞家の山口洋子に関して語っていた。

  「山口先生は私の生涯の恩師」

そんな形容詞で山口洋子さんを評していた。
そして、山口洋子さんが五木ひろしに作った歌で一番好きな歌が「千曲川」。

  千曲川を題材にした旅情の歌である。

穏やかなリズムに、淡い恋が多少登場するだけの、長野の中流を流れる千曲川の風情が目に浮かぶ詞と流れ。

  なんとも旅情をくすぐるいい歌である。

山口洋子。

  女優であり、銀座のクラブのママであり、作詞家でもある。

まさに多重人格というべきか多能人格というべきか。
女優を目指して上京し、東映ニューフェースにも選ばれたが、その道から銀座のママとしてクラブ「姫」を開店させる。
そのクラブがまた一流企業のトップから芸能界のトップスターである三船敏郎、菅原文太、勝新太郎等まで、幅広い客層を顧客に持っていたという。

  なんという経営手腕であろうか。

そんな銀座のママが、作詞家として五木ひろしの作詞まで受け持ってしまう。

  そして、当時無名だった五木ひろしを一躍一流に育て上げた手腕。

なんという多能な方であろうか。

多能と言えば、コンサルの先生方も多能な方が多い。

一般理論から現場の細部にわたる売場つくり、そして接客技術や陳列技術に至るまで、経営者対象、中間管理職対象、現場の担当者対象といろいろな階層の人間たちに通ずる話を臨機応変に出来る。
この業界に属していると、その凄さがよく理解出来るのである。

そして、山口洋子。

  天は人に二物、いや三物まで与えてしまったと言えるほどの多芸ぶりである。

しかし思えば、歌というのは人生の縮図である。
そして、銀座のクラブという場所も夜の社交場とも言える場所出会ったのだろう。

  たくさんの一流の人間を見てきた眼。

その眼を通して描かれた情景には、いろいろな意味が込められているのだろう。
この千曲川という歌は、ただただ、川の流れと、そこに映る情景を通して描かれた人間の心の投影である。

  そこに、猪俣公章のメロディーが重なる。

名曲とは、作詞、作曲、編曲、歌い手、等々がそれぞれの役割を持ちながら、最終的には歌い手が大衆の前に披露して生まれるもの。

  いくら、いい歌詞でも
  いくら、いい作曲でも
  いくら、いい歌い手でも

たくさんの要素が重なって初めて、名曲として後世に受け継がれていくもの。
そういう意味では、五木ひろしもその歌唱力がしっかりと受け止められる作詞家や作曲家に出会えたのだろう。

  それは、努力をし続けてきた結果とも言えるのかもしれない。

何度聞いても、お酒が進む歌である。

五木ひろしの「千曲川」
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0CCEQ3ywwAGoVChMIzYHz2_-RyAIVgbeUCh2XSwW8&url=http%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3DG5hO2Xntqws&usg=AFQjCNHV3izuF1OgD2eG7FVH4li2nQ9lTQ&sig2=grsSXi4WeUW1ZzmZSCPthg



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2015年9月26日 (土)

生鮮作業場にて

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


各部門の作業場の状況。

  知っているようでわからない。

特に、オープンになっていない各生鮮と惣菜、寿司、ベーカリーのバックヤードは狭い部屋の中での作業となる。

  店長として足を踏み入れない限りは状況が見えてこない。

自分の出身部門である部署には容易に足を踏み込めるが、それ以外はどうしても足が遠のいてしまう。

  ただ行くだけでは申し訳ないから、品出しの一つでも。

そんな安易な発想から足を踏み入れるのも一つの手であろう。

  来られた部門は、案外嬉しい物だ。

緊張もするだろう。
恐怖を覚えることもあるだろう。
しかし、店長が直接足を踏み入れるという事実は、認められるという行為につながっていく。

  “店長は私たちをどう認めてくれているのか?”

仕事が早いと思われているのか、遅いと思われているのか。
接客面で努力していると思われているのか、努力していないと思われているのか。
部門としてチームワークが良いと思われているのか、悪いと思われているのか。

  等々、店長という上司の顔色は最大の関心事。

二言三言でもいい、じっくり商品に対しての会話でもいい。
話された方は、いつにない充実感を得るのではないか。

  そしてそれをひとつのきっかけにして、作業を見る。

一人一人の作業をじっくり見ていく。
そうすると、いろいろな事が見えて来る。

  “何度も冷蔵庫に商品を取りに行っているなぁ〜”
  “商品のトレイを探しに時間がかかっているなぁ〜”
  “10段カートに空きが多いなぁ〜”
  “この通路を商品が邪魔をしているなぁ〜”

等々。いろいろな事が見えて来る。

  作業に関しては定位置作業が一番効率が良い。

商品製造者は、極力自分の立ち位置から動かない。
特に生食を担当する方は、その手でいろいろな部分に触れてしまうと衛生上問題が多いから定位置作業を原則とする。

そんな原則を守って作業を進めると、驚くほどの作業効率がもたらされる。
その原則をしっかり遂行しているかどうかのチェックも兼ねて、生鮮や惣菜のバックヤードに足を踏み入れる。

店長としては需要なことであるが、企業としてその部分の作業マニュアルが整っていないと指摘出来ない。

  そこまで店長が入り込む部分ではないだろう。

それは、部門やチーフの領域として存在しているものだ。

しかし、作業面のマニュアルができている企業であれば、このような細部にわたる決め事が共有されているため、店長と本部バイヤー、店舗チーフが同じ視点で作業を見る事が出来る。

そこに、作業やオペレーションという領域での共通認識が存在してくるわけだ。
逆に言うと、部門経験の無い店長も同様の認識を持つ事により、その思想を一貫させようとする意図もあるのだ。

  作業の効率化。

基本的な売場作りの為の、開店時品揃えの効率的な商品製造。
日々、定量を製造するルーティンワークに対しての、上記のような作業マニュアルは開店時品揃えを、効率良く行うノウハウと言える。

そこから先、日々の企画コーナーや単品量販においては、日々の製造商品が異なってくる為、上記マニュアルに縛られすぎると自由な発想での売場作りに支障をきたしてくるから強要はできないが(笑)。

日々のルーティンワークを効率良く。
その前提の上のダイナミックな企画力。

  どちらも大切な商売の要諦である。




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2015年9月25日 (金)

取引先の現状

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


人材不足は何も我々小売業ばかりではない。

  我々の取引先様も大いに人材不足に悩んでおられる。

メーカー、問屋、市場、そして物流。
どこもかしこも人材不足に陥っている。

  人材不足ならまだいいのかもしれない。

人材不足に加えて、人材の入れ替わりも進んでいるから、一人一人のその仕事での経験値が少なくなっているのも事実。

  業務判断力が落ちてきている。

従来であれば、「あ・うん」の呼吸で当社と取引していた企業が、担当者の入れ替わりにより、「あ・うん」の呼吸が崩れ、当社が期待する取引が出来ない。

その根底には、例えば市場の流通量の減少による商品入荷量の減少。
その入荷量の減少が、人材の取り扱い量の減少を招く。
取り扱い量が減少すると、必然的に商品知識が衰えていく。

  教育とは場数をこなすという原理原則が崩れるから

そして、取引先との場数が「あ・うん」の信頼関係を生む。
従来であれば、安定した商品の品質を誇っていた取引先が、担当者の入れ替え時点から、急に不安定になった。

  いままで当社との取引を重ねならがら培ってきた商品の安定供給。

その関係が崩れていく。
特に生鮮物は、一品一品の目利きを要する。
その目利きと取引先相手との信頼関係。
それが崩れると、当事者のバイヤーは苦労する。

  だから、取引量は絶対に落としてはいけないのだ。

自分が取り扱った数、販売した数、取り組んだ数、出会った数、失敗した数、それぞれに数をこなすことで、仕事人はそこで磨かれていく。

それは、どこの業界でも同じことが言えるのだろう。

  スーパー、生産者、メーカー、問屋、市場。

場数が人を育てていく。

  従来は、偶然にも場数を踏まされていた。

それが結果的に成功へと結びついていた。
しかし、今後は黙っていては場数は減っていく。

  自分を磨くための場数を自ら求めていく時代。

そんな時代なのだろう。
だから、人から言われてとか仕事だから仕方なくという従来の発想での取り組み方から、自ら求めていく姿勢がある人間が伸びていく時代。

  仕事をしっかりこなしていても場数は踏めない。

他者よりも自分を磨くためには、自ら求めて場数を踏める環境に自分を投入できるか。

  従来は仕事で自然に磨かれた能力がこれからは見込めない。

だから、自ら求めていくしか手は無い。
従来よりも自分の可能性を信じて、行動した人間ほど差別化されていく。

  知識ではない。

場数という知恵を得る経験を積むかである。









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2015年9月24日 (木)

作業効率化

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


基本的に私は、コスト軽減の方向への努力よりも

  販売面の努力からの利益拡大策のほうが効率的だと思っている。

しかし、売上拡大利益拡大という構図はお客様の安定拡大という世の中の前提がある。
しかし、昨今は人口減少の時代に突入していく。

  更に高齢化。

働く仲間達も減少していくという前提で、これからの店舗運営を語らねばならない。

そして昨日は、ハード面に対する店舗での取り組みを記した。

  本日は作業に対する取り組み。

作業の仕方に対する効率的な作業法に関しては、各企業がそれぞれに少ない時数でより効率的な作業であり売場作りでありの手法を持っている。

  しかしその「人」が少なくなっていく。

より効率的な人材活用を模索するのは当然としても、少なくなる人時数で如何に店舗運営するかという目的の為に、什器の効率的な使用法を完全に見直していくことも幹部社員の重要な改善項目になっていくだろう。

  作業什器、陳列什器。

より少ない人員で店舗運営していくノウハウ。
人時数をかけなくても、商品が売場に陳列され、前出しされ、乱れずに売場維持できる什器面の活用。

  “これ以上何を充実させるというのか?”

こんな罵声も飛んできそうな状況ではある。
しかし、売上面では絶対に後ろ向きな売場にしてはいけない。

  それは売場の勢いを失う結果になるから。

コスト軽減やロス軽減を売場に全面的に押し出すと、お客様は絶対に離れていく。

  売場の勢いを失わずにコスト軽減していく手法。

これが、販売に強いスーパーが目指す攻めのコスト軽減であると思う。

  売場の維持と在庫の軽減。

その両方を失わずに両立させようとするから、いろいろな知恵が生まれるのである。

  それは販売什器にも陳列什器にも作業什器にも言えること。

売場の充実度を失わずに、作業時数がラクになるノウハウ、売場在庫が軽減されるノウハウが重要だ。

  それがなかなか両立できないから什器も入れ替わっていく。

そして、それはその小売企業が開発していくものなのではないか。
その裏側には、売場のあるべき姿を明確に透かして見れているという前提が必要でもある。

  企業としてどんな売場の状態を目指すのか。

その売場作りに、今後の人材不足をどう重ね合わせて、什器備品を導入するのか。

  それを現場が理解して、その什器備品を使いこなす。

使いこなすというところまで到達して、ようやくその什器備品はその能力を発揮したということだろう。
その根底には、やはり現場の従業員の販売力という技術が絶対に必須である。
現場の販売力という根底が存在するから、そのあるべき姿への短い到達点を模索して、自らの知恵から生まれた什器備品へ行き着くのだろうと思う。







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2015年9月23日 (水)

電話一回で七万円

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


我々が、何気なく依頼しているハード面等の修理。

  一回の電話で約7万円の費用。

これは、先日の店長会で総務の担当者が算出した金額。

  総務担当者が受けた依頼の総数。
  その総数で総修理費用を割った金額。

要は、一回の修理要請の電話に対しての、平均修理費用額。
中には一回で数千円程度の軽微な修理もあるだろう。
中には一回で数百万の大規模な修繕もあるだろう。
それらの平均が一回につき7万。

そして、それらの中身を分析してみると、経年劣化でランニングコストに取り入れるべき費用もある。

  逆に、店舗側の落ち度で発生した修繕費用もある。

特に大きな過失で損失した費用は明確に「誰」の過失かということはわかるが、意外に普段からの不注意が大きな修理の要因になるような場合もある。

  例えば、冷蔵ケースのドレンを定期的に清掃しなかった。

ドレンとは冷蔵ケース内の一番したのケースの底の、排水溝のこと。
ここの排水溝にゴミが溜まると、水が流れず溢れ出して、最悪冷蔵ケースのモーターを痛めたり漏電の原因となる。

  店舗でのメンテナンスミスが重大な修繕費用を生む。

そこまでの重大な故障には至らずとも、業者を呼ぶごとに数千円から数万円の固定費用+修繕費用が発生する。

  これが、全社計でゼロになったら、大きな利益を生むだろう。

そう考えると、販売に特化して攻撃的に売りを強化していくという、対お客様対策としての販売力を磨いていくことは商品部中心に店舗担当者としての最大の営業活動であるが、その裏側での現場のスタッフたちは、上記のようなコスト低減の為のルーティン業務を定期的に必ず行っているのである。

  店舗が有するハードを正しく使用する。

そして、定期的に磨き、定期的にメンテナンスし、定期的に修繕しながら使用していく。
それによって、そのハードや什器があるべき期間、あるべき性能を発揮する為に必要な行為であるし、それによって我々もその什器や機械の正しい運用の仕方を学んでいくのである。

そして、店舗を預かる店長に対する、それらのウェイトが如何に高いか。
だから、それらを定期的に運営していくには、仕組み化がしていくしかない。

  思いついたら実行する。

店内の汚れなど、即対応しなければならないところはあるが、上記のようにドレン清掃などは定期的な清掃計画と実行チェックが必要となってくる。

冷蔵ケースを稼働させているのは電気。
その電気により、冷気が商品を冷やす。
そして、その冷気は設定された温度に達しなければ、動力を高めて強い冷気で冷やそうとする。

  その途中の吸排溝が詰まっていたら。

ますます動力を強めて強い冷気を送り込もうとする。

  電気代の高騰だ。

それらに対しての、定期的なハニカム清掃。
ハニカムとは、冷気を出す溝に備え付けられた網状の防具。
ここの目詰まりが、電気代を押し上げる。

  商売とは程遠いルーティン業務。

中小の企業であれば、これらのメンテナンスも店長を中心とした店舗スタッフの仕事。

  大企業になればこれらも外部委託になっていく。

だから、店長の中にはこのようなハード面に強い店長が存在する。

  店長職。

いろいろな強みが発揮される職位ではある(笑)。






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2015年9月22日 (火)

残暑の無い9月

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


9月も下旬。

  今年の9月は早々に秋の気配。

通常であれば、9月半ばまで残暑の厳しい年が続いていたから。
お盆過ぎから、これほどの気温低下が進み、早々に秋の気配を感じる年は最近では珍しいのではないか。

  かってはこんな9月が当たり前だった。

しかし、商売的には秋を感じさせる商材の高値が続いている。

  秋刀魚の高値。
  ぶどうの高値。
  白菜の高値。

等々である。
天候はそんな感じで朝晩の涼しさは増しており、食欲の秋を感じさせる環境は整ってきている。

  しかし、食材の高値が続く。

逆に言うと、点数の伸びに反して単価がアップしているから売り上げもそれなりには乗っかってきている。

しかし、何かひとつ盛り上がらない感じではある。

  “こんな単価では量販出来ないのでは?”

そんな不安がよぎる。
しかし、それも従来を考えると、そんな単価にまで下がってきたからであり、そもそもは今年の相場が本来の価格であったのかもしれない。

  秋刀魚を除いては。

それほど今年の秋刀魚は異常な高値である。
だから、秋らしい気候になっているが、どうも各企業とも(自社も含めて)秋の気配の深まる中、秋の食材のダイナミックな展開が弱いような気がする。

  高値の不安なのだろうか。

99円という値段でなければ売り込めない、という暗示にでもかかっているのかもしれない。

  秋刀魚、白菜1/4等、未だに200円を割らない。

しかし、鍋スープ等の動きを見ると、早々に動きが活発でもある。

  相場高での旬商材を如何に売り込むか。

それが、9月後半からの食品スーパーの課題になるのではないか。
天候という条件は全て揃っている。
あとは、我々が本気になって、高値商材を如何に購買動機を高めて食卓に載せられるかが鍵だ。

  それが、今年の販売力という事なのだろう。

そういう意味では、久しぶりに好条件の整った秋である。
そして、食品スーパーの販売力が競われる秋でもある。

  今年の秋は長いだろう。

そんな長丁場の秋を如何に稼ぎどきと変えられるか。
今年ほど、秋の販売力を磨かれる時は無いのではないか。







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2015年9月21日 (月)

ジャンケン大会

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


本日月曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

本来日曜日が芸能ネタの日でしたが、昨日は「ネタ切れ」を理由に別ネタで記載しましたが、新ネタが現れましたので本日記載いたします。

AKBグループのジャンケン大会。

  9月16日に開催。

実は、私も見逃していた。
そして、テレビ放映は深夜放送だったらしい。

  9月16日の深夜。

その日は、親友と8時間にわたる飲酒を終えて帰宅した時間帯である(笑)。
到底、そこからジャンケン大会を見ようとも思わなかっただろう。
しかし、事前に知っていれば録画でもしていたのだが、事前の告知も無かったから対応の仕方も無かったのだ。

  AKBのジャンケン大会。

実は「八百長疑惑」が絶えなかった。
それは、以前の記事にも記したことがあった。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-6b54.html

第一回大会の優勝者の内田眞由美の時が、一番売れなかったらしい。
しかし、歌的には、一番いい歌をプレゼントされたと思われる。

  その後は選抜メンバーが目白押し。

じゃけん大会だから、確率は全員に平等に与えられている。
しかし、第二回目以降は選抜メンバーが常に優勝するという事態。

  そして、有力メンバーが歌う曲が今ひとつの内容。

いや、ミリオンセラーを続けているのだからいい曲なのだろうが、私的にはどれも今ひとつの内容である。

  内田眞由美の「チャンスの順番」が一番心を打つ。

有力メンバーがセンターであれば、どんな曲でもそれなりにヒットする確率が高まる。

  そして、事実優勝するメンバーは選抜組。

チャンスの順番はそれほどのヒットはしなかったらしいが、その後からのジャンケン大会優勝者が歌う曲は全てヒットを連発してきた。

  そして今年の優勝者は「藤田奈那」。

私も知らない。

  しかし、ここからがAKBグループの真骨頂。

誰も知らないメンバーだから、総力を挙げてヒットを仕掛けてくるだろう。

  曲も、人の心を打つ曲が与えられるであろう。

ヒットを人に頼るのではなく、曲自体の良さで勝負しようとする戦略に切り替えていかざるを得ない。

  後がない状態に自分を追い込む事が重要なのだろう。

さて、このセンターと選抜メンバー達で歌う新曲。
無名のメンバーかららこそ、面白みも出てくるのであろう。









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2015年9月20日 (日)

年代の入れ替え

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


本日は日曜日。芸能ネタの日。

  しかし、最近ネタ切れが多いようです。

よって、先日、ある方からの電話からの話題。

先日、以前所属していた企業の同僚店長から電話があった。

  「お久しぶりです。◯◯です。」

以前、同じエリアで店長仲間として付き合いのある後輩だった。

  「今度、△△店に異動になったので、ご挨拶に(笑)。」

嬉しいことである。
それにしても、△△のお店の店長と言えば、私の元上司が店長を務めている店舗である。

  「あれ、△△店の店長は確か××さんだったよな?。」

    「××さんは定年で異動されました。」

そういう年代である。
かっては、私の上司として若手バリバリのチーフとして活躍していた頃に出会ってからの付き合いである××さんも、もはや定年となる。

思えば、そうやって私がこの業界に入社した時に先輩社員として私を指導してくれた方々が次々と定年で退社し、この業界から姿を消している。

そして気がつけば、私の知る先輩社員の数よりも、後輩社員の数の方が圧倒的に多くなってしまったという現実。

  人材が大幅に入れ替わってしまった。

かっては、そんな先輩社員から、仕事もプレイベートも親密な付き合いをしながらいろいろな事を教わってきた。
そして、後輩が続々と入社してきて、共に学び共に遊び共に企業の現場の要として位置してきた。

  そして気がつけば、私もベテラン店長。

先日も、新任チーフを呼んで仕事の考え方を諭した(笑)。

「青果部門には、野菜と果実がある。オペレーション上はこの二つを分けて考えないと回しきれないぞ。」

「野菜は鮮度重視で如何に商品を売場で回転させるか。だから補充の回数をこなすためにどう作業を組み立てるか。だから、いつも新鮮な野菜を提供できるし差別化にもなる。」

「逆に果実は、売るために発注した商品を、如何に一度の陳列で出し切れるか。売場で在庫管理するという発想だ。果実はそうやって一度に出し切るから生産性も高まるのだ。」

「その事を念頭に置いて、自分の部下をどう活かして、作業割り当て表に配置させるかが、チーフという職位の最大のリーダーシップとなる。」

  そんな話を、赴任後2週間経ってからじっくりと話した。

新任で赴任したチーフが、赴任後にいろいろ言っても聞く耳を持てないのが現実だろう。
ようやく、落ち着いて周囲が見え始めた今の段階に、そんな話をしてみた。

  そうやって、私も育ってきたのである。

上司と部下。
お互いにリーティン業務を持つ中で、それでも休憩室やバックヤード内での世間話しやミーティングからのコミュニケーションが、頭から離れないものだ。

  今回退職される先輩からは「商品価値」を教わった。

商売として、非常に重要な概念である。
原価管理部門である生鮮の商品群。
売価管理部門と違って、原価管理の生鮮は自店で売価設定が出来る。
何を持って、売価を付けるか。

  商品価値である。

この商品は、いくらの価値があるか。
その視点で売価設定が出来る。

  そこに、粗利ミックスという販売技術が存在する。

この目利きがチーフの力量の一つと言える。
そして、この先輩の元で自分が作った580円の盛合せを、商品価値の元に398円で売られた苦い記憶も蘇る。

  この経験が私に商品価値を教えてくれた(笑)。

先が見える今だからこそ、急がねばと思うばかりである。


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2015年9月19日 (土)

退職理由

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


パートさんの採用が困窮している。

  更には一般社員の退職も止まらない。

当店でも、ある部門チーフが先日退職をした。
私に本人から連絡を受けた時には、既に次の就職先が決まっていた。

  “それじゃ、俺の出番は無いなぁ〜”

まだ、本人が退職を迷っていて私に相談であれば、いくらでも対応の仕方は残されている。

  しかし本人の次幕が既に用意されているのでは。

私がいくら説得しても、本人の意思を変えるのは非常に難しい。
そして、最近はこのような退職の仕方が増加している。

  次を決めてから退職の通告をする。

以前は、それなりに本人のニュアンスが伝わり、それに対して別室で膝を交えて、または酒を交えていろいろな相談を受け、最終的には9割は思い留まらせたのだが。

このように、次が決まった後での退職の報告では、話しの持ってきようが無い。
こんな時は、こちらも気持ちを切り替えて、気持ち良く送り出すしか手法は無いだろう。

更には、次の就業先で本人の評価が高められた状態で就業に付けられるように計らうのみだろう。

最後まで手を抜かずにこちらの仕事をこなして、しっかりと後始末をしてからの転職であることを明確に告げてから、じっくりと次への転職を図るという姿勢を相手先にも伝えることは大切だと思う。

  “後始末をしっかりやってから当社へ転職してくれた”

その評価は、自社に入社した後にも、同様にしっかり働いてくれるだろう、という期待感を持たれるものだ。

  そんな状況で転職させてやりたいと思った。

そして、転職の理由とは?。

  それは、なかなか本心は言わないだろう。

それでも、「ぶっちゃけ、話してみぃ〜(笑)。」との会話で多少なりの本人の口からの理由が告げられた。

  仕事に面白みを感じなくなってしまった。

これは、店舗の店長や商品部のバイヤーの影響が大きいだろう。
自分の将来を見据えた時に、どんな未来が広がっているのだろう。
そのステップアップに、今の仕事がどのように続いていくのだろうか。

  今の仕事に対する期待感。

それが持てないということは、自分のこの後のキャリアアップが見えてこない、ということ。

それはやはり、本人にとっては苦しいだろう。

  更に人事異動も無く、変化が欲しかった。

そんな事も言っていた。
新たな環境を用意される事によって、新たな挑戦であり環境対応でありが自分の身に迫り、転職どころではなくなった。

  これも一つの転職防止策かもしれない。

自分の立場に置き換えた時に、転勤により転職の気が紛れていったという思い出は多い。

それだけ、目先の環境に対応しようとする思考とその対応で日々が興味深いものになっていくという事実はある。







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2015年9月18日 (金)

上半期の反省

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今年もまた、上半期の反省の時を迎えた。

  3月〜8月の上期の反省。

毎年、2月に今年度の方針発表会がある。
そこで、個店の店長も個店ごとの店舗運営方針を発表する。

  具体化された具体策が半年間でどう実行されたか。

というより、何が具現化でき何が出来なかったか。
その振り返りをする時期が来た。
それが、次回の店長会でのテーマとなる。

今年は、具体的にテーマを決めた。

  52週MDの取り組み
  働きやすい環境作り

このようなテーマであった。
そして、52週MDの取り組みでは3項目、働きやすい環境作りでは2項目の具体策を更に詳細に実現していくという計画である。

ここに、自分が実際に取り組んだ反省と振り返りが明確に現れてくる。

  “得意分野は日々継続してやっているんだがなぁ〜(笑)”

不得意分野は、どうしても業務の後回しになってしまう。

  “時間が無いから、後にしよう”

そうやって、後回しのツケが今更になって反省として上がってくるのだ。
 
  私にとっての52週MDとは、業務の一環である。

だから、それにどれほどの肉ずけをしようとも、苦もなくやれるのである。
日々のルーティン業務を大きく変える必要が無いからだ。

しかし、それとはレールの違う業務と計画へは、なかなかレール変更が出来ないのが現実である。

  働きやすい環境作り。

店舗運営部として「コーチング」の本を店長全員で購入して、毎回の店長会でロールプレイング等にて実践体験等も実施したが、なかなか普段の業務に落とし込めない。

  コーチングの表面はこすった感じ。

それが、現状である。

  “それで人材不足を解消出来るのか!”

各方面から、そのような叱咤が容赦無く飛んできそうな気配ではあるが(笑)、なかなか本腰を入れてそこに踏み込もうとするところまでは行っていなかった。

しかし考えてみれば、コーチングの技法を取り入れて、部下のモチベーションを高め、結果として売場が充実して業績が向上していくというストーリーを描いていくには、店長やリーダーのコーチング技法が有効であることは周知の通りである。

  しかし、そこへの取り組みが甘くなってしまう。

要は、それを誰も店長に要求しないからだろう。
それ以前に、別の課題が容赦無く店長に課されるという現実もある。

  店長に求められる課題。

すなわち、業績である。
そのためには、なりふり構わず直進していく。
年度始めの店舗運営方針をさておいてでも。

  しかし、それは本当に近道なのだろうか。

そのような視点で自分の店長という業務を見直していかなければならないのだろう。
そうでなければ、店長が自ら掲げた店舗方針を自ら反省して次回へ繋げるということなど出来ないと思われる。






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2015年9月17日 (木)

高値の秋刀魚

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


秋刀魚が未だに高値で推移している。

  今回の大雨の影響ではない。

9月のこの時期だから、例年であれば、100円前後の価格に下がってくるタイミングである。

  そして、こぞって量販タイム。

それが今年は、そこまでの安値にならない。

  今週などは200円前後の高値である。

一説に言われているのは、中国、台湾の公海でのさんま漁。

秋刀魚は回遊魚である。
黒潮に乗って太平洋を北上し、北海道の北東、択捉島あたりから親潮に乗って南下して、北海道から東北、そして銚子沖まで回遊してくる魚である。

その流れの中で、黒潮から親潮へ切り替わる寸前のところの公海で、台湾船や中国船が日本近海を南下し丸々と脂が乗る以前に水揚げしてしまうらしい。

そこで、大量に漁獲されてしまうから、日本近海で操業する日本船は従来の3分の2程度の漁獲高であり、大型の秋刀魚が少ないらしい。

これはあくまでの推測であり、科学的に証明されれば、堂々と台湾、中国相手に外交ルートから交渉できるのだが、未だに証明されていないのが現状のようだ。

よって、公海でのこのような外国船による操業が続けば、この相場は大きく下がることは無いだろう。

これが、磐城沖や銚子沖に漁が降ってくればまた話は別なのかもしれないが、資源確保の為にも、早急に科学的証明を証してほしいものだ。

高値の秋刀魚が続けば、多少なりとも単価アップになり、鮮魚の売上にも貢献するのでろうが(逆の有り得るが)、丸々と太った秋刀魚が減少するのはイタダケない。

  脂が乗った秋刀魚は日本の秋の象徴である。

この、秋の味覚が減少していくのは、残念でならない。
これは、我々商売人達が季節感を失っていく象徴でもあろう。

  脂秋刀魚を売るという季節の行為。

この行為が徐々に減少していくという販売面での寂しさ。
これは何としても、阻止しなければならない。

  資源保護の観点からも操業の自粛が望まれる。

そして今年は、販売している秋刀魚のサイズも一回り小さい。

  例年であれば、4k25尾がスーパーでのサイズ。
  しかし今年は、4k27尾が標準サイズである。

小ぶりになっている。
30尾サイズを販売しているスーパーもあるという。
これを見ても、ワンサイズ下になっているのが現状だ。

  4kで25尾と27尾の差。

見た目には大きな差は感じられないが、開いたり半身にしたり、また口にいれば食べてみると、その脂身の腹回りの部分は大きな差を感じる。

  そんな贅沢が、少しずつ侵食されていくのが寂しい限りである。







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2015年9月16日 (水)

商品が育つ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ちょっと古い話になるが(笑)。

  今年のお盆商戦。

ある意外な事実に気がついた。

  お盆商戦で仕掛けた「ぶどう」。

デラや巨峰、そしてピオーネ等一般的な量販品は数量で点数拡大するが、1房1200円もする藤稔ぶどうの動きがすこぶる良かった。

  展開は10尺平台でたった1フェイスのみの展開。

目立ちもしなければ、売り込む価格でもない。

しかし、1日4〜5房づつ売れていく。

  なぜだろう?。

ちょっと考えてみたが、すぐ頭に浮かんだ。

  昨年の9月に入ってから、2回ほど藤稔を仕掛けた記憶がある。

その時は、終盤期でもあり藤稔も価格ダウンしてきて、1房680円ほどで販売した記憶がある。

  あの時のお客様の記憶だろう。

意外なものが売れる、という裏側には、必ず上記のようなリピート買いの事実が隠されているものだ。

今回も、昨年の美味しかったぶどうの展開と購入がお客様の記憶を蘇らせたのだろう。

  “あの時の藤稔ならお盆のご馳走に買って帰ろう”

そんな味の記憶とお客様やご先祖様へのおもてなしの発想。
そんな思惑に、ぶどう売場の藤稔がハマったということだろう。

  思い切り意図を持って、育成する商品もあろう。

しかし、それだけではない。

  偶然にも仕掛けた商品が年々受け継がれることもある。

なぜなら、来店されるお客様は毎年大きな変化がないから。

  結局は2キロ周辺のお客様である。

その方達が大きなイベント時には同じお店で買い回りをする。

  意図を持って仕掛けた商品は繰り返される。

私が従来在籍したお店では、同じような商品が育っていく。
私がそのお店を離れても、お客様からの問い合わせがくる。

  だから歴代の店長は品揃えせざるを得ない。

この歴史が、そのお店の強み弱みを構築し、売れ筋を変化させる。
だから、個店個店で売れ筋が微妙に変化するのである。
しかし、逆に恐ろしさも感じてしまう。

  今の商売は未来への布石。

良くも悪くも、今の商売がそのお店の未来を創っていくのである。
この事実を、この店舗でこのお盆に知ったのである。

  昨年のお盆商戦は、散々な目にあった。

お盆の無いお店。
私の脳裏にはっきりと刻まれたこのような先入観。
今年とて、大きな変化は無かったかもしれない。

  しかし、上記の通りに確実に変化していることを知った。

何事も、諦めちゃいかん!。

  そんな意識を持った、今回のお盆商戦からである。




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2015年9月15日 (火)

光回線

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今回、iPhone6を購入(iPhone6sではありません)、した際に、月々の支払い金額を低減させる目的もあって、ソフトバンク光を導入する事にした。

  従来はADSLで済ませていた。

光回線。

  そのスピードには定評がある。

しかし、ソフトバンク光の評価をネットで調べてみると、悪評ばかり(笑)。

  とにかく、サービスセンターの対応が悪い。
  工事日に、すっぽかされた。
  光なのに、回線速度が落ちた。

等々、悪評ばかりが目立つ。

  “本当に大丈夫なのか?”

かなり不安になってしまった。
しかし、この評価を調べる前に、ソフトバンク光に申し込んでしまったから後が無い。

  “とにかく運を天に任せるのみ”

そう腹を括った。
そして、工事日当日、9月10日。

  あの大雨災害の前日であった。

大雨の降る中、工事担当者が来た。

  今日、やるんですか?。

    もちろん、やりますよ。

聞けば、ここに来る前に、2軒ほど工事を済ませてきているという。
更に、私の家が終わってから、もう3軒残っているという。

  外は、雨が降ったり止んだり。

降る時は、土砂降りであった。
その中を、工事担当者は文句も言わずに、黙々と工事を進めた。

  「本当にご苦労様です(笑)。」

女房が思わず心配したほどだ。
外での、配線工事が長引き、家の中での工事がようやく切り替わった時には、約一時間ほど経過していた。

本当に、よくやっていただいた。

  “評判に反して、良い工事担当者じゃないか”

本来ならば、その後のソフトバンクのルーター等は本人が設置するらしいが、どうせならとその設置とつなぎもその工事担当者が設置してくれた。

そして、パソコンのWi-Fiを設置して光回線がつながった。

  “意外に、以前とかわりないなぁ〜(笑)”

ネットを開いて、いろいろアクセスしてみたが、意外に操作感は従来とあまり変わりはなかった。

  “多少、サクサク感があるかな”

すこし、使い込んでみると、微妙ではあるが画面の切替えが多少スピード感が出たかな、というレベルではある。

しかし驚いたのは、重いエクセルの写真等の入った資料をクリップしてメール送信した時の事。

従来であれば、送信完了するのに数分間を要したものが、ものの数十秒で送信できたことだ。

  送信に格段の違いがでる。

そんな記事を読んだ事があったが、まさにその通りである。
今後、いろいろなメリットが現れてくるのだろう。








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2015年9月14日 (月)

素直さ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、高校生のインターンシップを記した。

  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2015/08/post-3d19.html

今年も、しっかりした目つきの生徒4名が初日から姿を現した。

  “今年もガッツのある奴らばかりだな”

嬉しくなってきた。
中に一人女性もいる。

  3名がバスケ部、1人がテニス部。

体育会系の部活をしている生徒であった。
月曜日から金曜日の5日間。
インターンシップが始まった。

  初日にどうしても言っておきたいことがあった。

だから、各部へ配属する前に、約15分間の時間をもらって休憩室で立ちながらミーティングを行った。

「事前の打ち合わせでも話したが、今回のインターンシップで君らが学ぶ最大の項目は挨拶だ。そして、挨拶が全ての人間のコミュニケーションの始まりでもあり全てでもある。それをこの5日間の間にしっかりと体験して学ぶことだ。いいか、挨拶の大切さとその積み重ねが職場の中でどのように実施されているか、そしてそのことを体験することによって君らの人生を変えるような学びを得られたか、今日から毎日毎日心に刻んでいくんだ。わかったか。」

  そして、5日間のインターンシップが始まった。

途中、10日の大雨もあり、計4日間の研修となった。

  そして、最終日の最後にミーティングを持った。

まず、日々の研修日記を確認して、捺印した。
そして、反省会を始めた。

  「月曜日の初日に私が言ったことを覚えているか?」

この問いに、皆固まってしまった(笑)。

  「えっ、誰も覚えていないの?。」

質問を変えてみた(笑)。

  「挨拶を意識してどんなことが起こった。」

それでも、なかなか言葉が出てこない。
このような質問に慣れていないのだろう。

  “どこまで本当の事を言っていいのだろうか”

そんな不安もあるのだろう。
学校であれば、周囲の同級生への配慮もあって、どこまで自分の意見を言っていいのかという戸惑いもあるのかもしれない。

  「ここでは思った事をなんでもいっていいんだぞ(笑)。」

そして、ようやく私が指した生徒が口を開いた。

  「お客様に笑顔で挨拶したら、頑張れ、と言われました。」

その生徒は、初めの二日間ぐらいは表情も固まっていたというが、二日目後半ぐらいから、思い切ってお客様に笑顔で挨拶してみたという。

そうしたら、お客様もインターンシップの生徒だと気がついて、「頑張ってね」と声をかけてくれたという。

  「いいか、笑顔には皆んなが応えてくれるんだよ。」

こちらから笑顔で挨拶するということで、周囲の人が応援してくれる。

  その事を知ったという経験は大きいだろう。

また、ある生徒は、

  「お客様に笑顔で売場を案内したら、ありがとう、と言われました。」

これも同じように、挨拶によって、応援されるということを学んでいる。

  挨拶の大切さ。

いまどき、高校の教室の中でこのことが話題になったら、その子は孤立してしまうかもしれない。

  だからこのような道徳的な事柄は表面上言い出せないのかもしれない。

しかし、ここは社会である。

  社会には、良い悪いがはっきりしている。
  出来る、出来ないもはっきりしている。
  
社会に出た時に、この体験は間違いなく彼らを助けてくれるだろう。
そして、正しい挨拶は、他者を振り向かせ、他者をして自分の存在を認めてくれる道具であることを学んだのではないだろうか。

  今回も、成功のインターンシップであった。

帰り際、彼らは最高の笑顔で私の前を通り過ぎていった(笑)。





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2015年9月13日 (日)

50年に一度

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


50年に一度。

  “とは言ってもここは災害の少ない地域だから”

そう、タカをくくっていた。
しかし、気象庁が発表した「50年に一度」というフレーズは、日本列島に大きな被害をもたらした。

今回の大雨は、東海地方を北上した台風18号と太平洋から接近した台風17号の間に入った関東〜東北地方に発生した「線状降水帯」が、何時間も同じ地域に雨を降らせて、総降水量が300ミリ〜600ミリという月間降水量の2倍にも匹敵する猛烈な雨を集中して降らせたことによるものらしい。

確かに、この地域でも8日から降り始めた雨は、9日一日中強弱合わせた本降りの雨に見舞われ、その夜中に大雨特別警報が出された。

お陰で、iPhone6に新たに入れたヤフー防災速報が夜中に鳴り続けるほどの連続だった。

水害というのは、自分が暮らしている周辺の危険度からは見えない恐ろしさがある。

例えば、地震や火災であれば、自分の周囲の災害度や火の回りから警戒度が見えるが、水害や津波は自分の目の届く範囲以外のところから河川を通じて浸水してくるから、気がつけば取り返しのつかない状況に陥っているという恐ろしさがある。

今回の災害も、鬼怒川下流の茨城県常総地区を中心にした堤防決壊は、そのような上流からの水量の増加がもたらした災害である。

  危険が迫っている。

そんな危機感の無いままに水害に見舞われるという状況だったのだろう。
そして、そんな中で常総地区のアピタ石下店では、お客様や従業員約100人が取り残され、一晩を過ごした状況がテレビ画像に映し出されていた。

  周囲を水に囲まれ屋上に避難する方々。

この画像を見たときに、3年半前の東日本大震災を思い出した。
この時も、津波を避けて石巻地区のヨークベニマルやイオンの屋上で数日間を過ごしたという状況。

屋上で難を逃れたとは言っても、いつその高さに水が上がってくるかわからない状況である。
そこで救助を待つ人たちの心境を察すると、生きた心地はしなかったろう。
そんな状況の中で、救助を待つ人たちは、2階の100円ショップにある飲料や食料品で一晩凌いだという状況が放映されていた。

  普段は、何気ない食品売場やコンビニ店。

しかし、この時ばかりは生きるための食料品が蓄積されている大切な場として、ここに残った約100人の避難者の方々には心強く思えたに違いない。

  我々に仕事は、それだけ命に直結する商売なのである。

この画像を見ていて、改めて、その事の重要さを思い起こすのである。

  そして、今回の大雨による影響。

これから、農作物に大きな影響が出てくるだろう。

  茨城県は農作物の大産地である。

そのほかにも、この大雨は日本全国に大量の雨をもたらした。
これから収穫を迎える、ぶどう、梨、りんご等の果実や、農作物には多大な影響をすでに与えている。

  代替え商品への対応。

その他、如何に代替えとしての商品群に切り替えられるか。
それにも対応していかなければならない。

  大きな爪痕を残した50年に一度の大雨である。





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2015年9月12日 (土)

攻めに転じる?

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


お盆商戦も終わり、秋の味覚商戦真っ只中。

  そんな中でも年末商戦は始まっている。

お盆の比較的ロングランな商戦と違い、年末は短期決戦でありより集中した集客の中で際物がダイナミックに展開され、31日を境に年始を迎える。

  この年末商戦へ向けて、足腰を鍛えておく。

それはとりもなおさず、年末商戦を有利に戦う上での戦略となる。
それは、足腰を鍛えるという行為自体が各部の戦闘能力を高めるからである。

  特に製造部門。

鮮魚、惣菜、寿司、ベーカリーといった製造部門は、如何に集中して製造できるかが鍵。

  製造能力の向上は販売能力の向上に至る。

作ったら、売るしかないから。
そんなわけで、製造部門への人材の投入もなんとか形になりつつある。

  “このタイミングを待っていた”

そう、人材が集められなければ、攻めに転じることなど出来ない。
人材が集まってこその食品スーパーであり、製造部門である。

  そして、どのように攻めていくのか?。

主力単品の単品量販力と年末育成商品の販売力の養成。

  今年の年末は何が売れるのか?。

まだまだ、そんな意識は無いと思うが、そろそろバイヤーと連動したそのような意図を持った商品を今から育成していく時期に来ているのでは無いか。

  上半期やお盆商戦を振り返って、年末を見る。

そんな逆算の仕方から、今から仕掛けて年末に爆発させる商品を育成していくことは、年末商戦を有利に戦う上で大切なことことである。

  今回採用された人材を如何に年末に活かすか。

商品育成と同時に、人材の育成にもこのようなタガをかけて緊張感を持って育成していく必要がある。

そうでなければ、とりあえず入社して、出来るところまでやってもらって年末を迎えるという自然の流れに任せるしかない。

  そうではないと思う。

今から、年末にどんなシフトで現状の人材でどこまで売場を充実させていけるか、という見通しから、目の前の販売計画にどんどん新規人材を投入していかなければならない。

そうでなければ、流されて、アッという間に3ヶ月が経過してしまう。

  “えっ、もう年末!”

これが毎年の流れだろう(笑)。

今年は、その惰性の流れを食い止めていきたい。
特に、新たな人材を投入した部門には。

  そんなこんなで、年末を見据えた商売に頭を切り替えていきたいものだ。








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2015年9月11日 (金)

1%系アルコールのその後

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今年の初めに登場した「アルコール度数1%」商品。

  その後、どうなったのだろうか?。

このブログでも取り上げた記憶がある。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-1e91.html

私も一度はこの飲み物に挑戦し、二度と口にしなくなった。
売場にもケースカットされた商品が3アイテム各10ケースほど積まれたが、売れ行きは芳しくなかった。

そして、今でも売場の隅に、これらの売れ残りがわずかに残っている(当然値下げしてますが、酒税法により一概に安くできない辛さ)。

開発ストーリーは、ビール離れする若者の志向を取り入れ、低アルコール度数で新しいフレーバーで軽い酔い心地を追求した「心を酔わせる飲料」をテーマに市場投入した商品である。

  しかし、顧客の心を酔わせることは出来なかったようだ。

やはり、アルコール度数1%という設定が、逆に中途半端なのだろう。

  飲む人は、物足りない。
  飲まない人は1%が邪魔。

私も飲んで感じたのは、ほとんど酔いを感じないが、物理上、これを飲んだら運転出来ない。

  この中途半端さが敬遠されたのだろう。

飲めない人、飲まない人、飲んではいけない人は、1%でアルコールが入っていれば飲まない。
飲む人は、1%の飲み心地、酔い心地では満足出来ない中途半端さ。

  一度は飲んでみたものの、その後のリピートは無かった。

発売後の、これらの商品群の流れではないのだろうか。
そして、今年の夏は暑かったから、ビールの需要が盛り返してきた。
それも、1%の需要を払拭したのだろう。

  そう考えると、商品開発とは如何に難しいか。

いくら仮説が正しくても、その仮説通りに物事は進まない。

  既存の商品との関係で、お客様は選択される。

更に、メーカーの仮説から開発された商品が、個店でどう理解されてどう力を入れて販売されるか。

  顧客に売る前に小売に売らなければならない。

そして、メーカー、小売、顧客の3者が同じ感動を受けなければ、商品は最終的に顧客の胃袋には収まらない。

今回のアルコール度数1%商品の開発と販売の結果から、見える商品販売の難しさを知るのであった。






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2015年9月10日 (木)

物語を語る

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


物語。

  ストーリーともいう。

現代では、このストーリー性が重要になってきている。

  人間の人生自体がストーリーに満ちている。

そして、自分を取り巻く周囲にもストーリー性を持つことに憧れる。
それは、生きるという行為が、単なる呼吸をするという行為から、意義ある行為になることへの意味づけを表しているのだろう。

  よりよく人生を過ごしたい。

特に、年を経れば経るほど、人生を意味を考え、よりよく人生を意義あるものとして過ごしていきたい、と願うのであろう。

  それが、生きがいに繋がるのであろう。

そしてそれは、我々が販売する食品にも同様のことが言える。

  従来は、生きていくための食料品であった。

根本的に、その意義は変わらないが、更に「美味しく食べたい」とか「どんな食事シーンに合う」とか「どんな健康に役立つ」とか、自分の人生の生き方にどう貢献してくれるかという情報が、これから購入しようとする食材に情報が付加されるで、購入動機が大きく左右される時代でもある。

その購入動機を刺激して、購入誘導するのが「コトPOP」である。

  「どこよりも安い」

こんなコトPOPもあろう。
しかし、生鮮食材では、安かろう悪かろうはたくさん存在する。
そして、それらを熟知しているから、安さを購入動機に入れる方は生鮮品では減少傾向にある。

  「どこよりも美味しい」

そんなコトPOPもあろう。
しかし、あまりにも漠然として信用できない。
更に、美味しいという概念をもっと具体的に告知しなければ、美味しさが伝わらない。

  「糖度20度の極甘巨峰ぶどう」

ここまで数値と品種を告知すれば、美味しさが明確に伝わっては来る。
しかし、それまでの世界。
問題は、この甘い巨峰ぶどうを、どう自分の人生の生きがいに取り入れるか。

  それが、商品のストーリー性である。

そのストーリー性に購入動機を刺激されて、そんな生活のひと場面を送ってみたいと思えるかどうかであろう。

  「一粒一粒が自分へのご褒美」

そんな コトPOPもあろう。
価格や味というファクターから、自分の生活の一場面へ購入動機を振っている。
このぶどうの購入によって、そのような午後のひとときの自分のストーリーを思い描く。
そんな説明文となる。

  「果皮の濃さが味の濃さ」

こんなコトPOPになると、数ある商品から自分で美味しいぶどうを選ぶ楽しさが生まれてくるだろう。
そして、それを自宅で食べて、その真価を問うという検証する楽しみ。

  商品を購入した後に繋がるストーリー性。

そんなコトPOPが、購入者をより楽しませる購入動機へ導いていくのだろうと思う。






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2015年9月 9日 (水)

グレープフルーツの美味しい時期?

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いよいよグレープフルーツが美味しい季節を迎えた。

  “えっ、グレープフルーツは5月でしょ?”

このブログでも、4月〜5月でのアメリカフロリダ産のグレープフルーツに一番美味しい時期に関しては何度も記してきた。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-11dd.html

これは、フロリダ産のブレープフルーツの話である。

  今販売しているのは、南アフリカ産。

グレープフルーツは、

  11月 〜  6月がフロリダ産
   7月 〜 10月が南アフリカ産

この構図がメインとなる。
従来であれば、フロリダ産のグレープフルーツから7月の段階で南アフリカ産に切り替わると同時に、酸味が強く、甘みのほとんど感じられないグレープフルーツに変身してしまう。

  これにより、南アフリカ産 = 美味しくない

こんな構図が出来上がってしまっていた。
だから、気温が高まり、夏場のグレープフルーツは酸っぱくて食べれたものではない。

  しかし、この時期は南アフリカ産の旬の到来。

そろそろ酸味が抜けて美味しい時期を迎えた。

  特に、ホワイトが美味しい。

グレーウフルーツには、赤い「ルビー」と白い「ホワイト」の2種が概ねの小売店に並ぶ。

  人気は圧倒的に赤いルビー。

フロリダ産などは、やはりルビーに味の軍配が上がる。
しかし、この時期の南アフリカ産の場合は、圧倒的にホワイトが美味しい。

  むしろフロリダ産のホワイトよりも美味しいかも。

それほど、今の南アフリカ産のグレープフルーツは産が適度に抜けて、逆に甘みが増してきて一番美味しい季節を迎えている。

  9月いっぱいが安定した入荷と味が楽しめる時期か。

但し、今の国産果実は、秋の味覚が入れ替わり立ち替わり入荷してくる時期。

  “輸入モンなど売ってられるか!”

そんな果実バイヤーからの罵声が飛んできそうな勢いである(笑)。
確かに、これからの国産果実は妥協を許されない。

  梨、ぶどう、りんご、栗、柿等々。

それこそ、輸入柑橘が入り込む余地は無い。
しかし、グレープフルーツを定期的に属している方なら、必ず認識しているはずである。

  “グレープフルーツをバカにしないでほしい”

秋の味覚に忙しい果実部門であるが、年間売上と価格感度品として安定した売上を誇るグレープフルーツにも、少しは目を向けていきたいものだ。





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2015年9月 8日 (火)

U18野球から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の日曜日に決勝を迎えた「U18野球W杯」。

  残念ながらアメリカに敗れて準優勝。

それまでが圧倒的な強さを発揮してきただけに残念ではある。
しかし、その後に選出されたベストナインのメンバーを見ると、9人中5人がオールジャパンであり、特に守備面での評価も高かったことが伺える。

佐藤、堀内のバッテリー、平沢、篠原の三遊間、そして外野では勝俣の5人であり、優勝したアメリカの2人を大きく引き離してのベストナインの選出である。

  如何に選手一人一人の予選からの活躍が突出していたか。

残念ながら、話題のオコエや清宮の名前が挙がってこなかったが、彼らも場面場面でいい活躍を見せてはいた。

もっとも今回は日本での開催ということもあり、話題に上りやすい環境ではあった。

しかし、それ以上に夏の甲子園での決勝までの各校、各選手達の活躍とそれぞれの試合ぶりが良く、例年以上に話題になった大会の延長として位置付けられた「U18野球W杯」であった点と、その後の決勝進出までの圧倒的な試合運びがこの大会を大きな話題に仕立て上げた原動力であろう。

それにしても、今回の甲子園出場組に合わせて、全国から選りすぐりのメンバーを集めると、本当に豪華メンバーになるものである。
特に、今回甲子園に出場しなかったチームからも数名選出されている。
それだけ、メディアに露出していない選手だけに、そこから選出されるということは相当の期待度なのだろう。
そして、そんな選手も活躍を見せている。
日本の高校野球のレベルは、世界でも突出しているのではないか。

  そして、今回決勝を7回から見せていただいた。

実力的には、互角だろう。
アメリカも先発、救援投手ともに素晴らしいスピードを持ったピッチャーであった。

  日本とアメリカの野球ルールの違いも大きい。

特に、ピッチャーのボークのルール。
日本であれば、投げる直前に挙げた足が交差した後の牽制球はボークとなるが、今回はそのルールが適用されていない。

  そのルールの違いで何回か牽制球でアウトになっている。

逆に言えば、このルールを徹底して活用していたのがアメリカと言える。
今日の試合では、そんな細部の試合巧者ぶりが3連覇を目指す常勝軍団と日本との違いだったかもしれない。

  そして、今回の敗戦。

これが最後の試合になるメンバーは多分いないだろう。
それだけ、日本の高校野球の逸材揃いである。

  これからも野球人生が続くはずである。

であれば、今回の敗戦はこれからの野球人生に必ず役立つだろう。
高校野球はまだまだ人生の過程である。

この悔しさを糧にして、更にここぞの精神力を高めていってほしい。
それだけ、今回の敗戦は彼らに大きな力をもたらしてくれるのではないか。




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2015年9月 7日 (月)

意思表示

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のブログでは、新任チーフの悩みを記した。

  http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-0c4b.html

チーフに昇格したが、部下のパートさん達へ、どのような接し方をしていいのか悩んでいるチーフ像。

  意外に多いのではないだろうか。

チーフとして、店長として、部下にどう接していっていいかわからない。

  店長はともかく、チーフは初めてのマネジメント。

その部門では自分が一番のリーダー役。
その他パートさん達は、チーフのマネジメント手法を見ている。

  見ているから当面は素直である。

しかし、ある程度のチーフの力量を、それに応じた対応をしていく。

  言われなければやっていく。
  言われればやめていく。

簡単に言うと、そういうことだろう。

しかし、部門運営を進めていくと、言った事をきちっとやってほしい部分と、言われなくてもやってほしい部分がある。

そして、チーフと部下の会話や行動が時間とともに蓄積していくと、上司であるチーフの言った言葉や行った行動から、その部門の価値基準が出来上がっていく。

  しかし、時間はそこまで待ってくれない。

特に、その事を知らない新任チーフから見れば、自分がチーフに昇格したものの、パートさん達は一向に自分の意図した行動をしてくれないと嘆く。

  しかし、すぐに理解できるわけがない。

それでも、自分の意図を早急に知ってもらいたければ、自分が思い描く部門運営を、コンセプトとして一言で言い表し、更に具体的に項目別に言い表して、目指す方向性と具体性を指し示す事が一番の早道である。

  もちろん表わしてはいけな事もある(笑)。

しかし、部門運営面に関しては、できるだけ自分が目指そうとする部門を少し具体的な事例も挙げながら示していく事が、一番の早道であろう。

  目指す方向性を示す。

これは店長としてもチーフとしても非常に大切な行為である。

  部下は上司の目指すものに興味を示す。

それが、評価の価値基準だからである。
そして、上司に評価されることで自分の企業内での評価が決定していく。
そんな構図が、ピラミット型組織を維持していく力学ともなっていく。

  だから、部下は上司の目指すものに敏感になれるのだ。

そんな部下の欲求に、上司は応えなければならない。

  あるべき姿を指し示す。

しかし、意外にこの行為をしていない上司が多い。

  “チーフは一体何を考えているのか?”

それは、不満となる。
部門が一丸になれないからだ。
部下のパートさん達は、上司の考え方や目指す方向へ自分達も向かいたいと思っているが、肝心のチーフやリーダーから一向にその方向が指し示されない。

  上司も自分の指し示した方向性に自信が無いのだろう。

だから、部下が失敗した時に自分の責任を回避したいという意図もあろう。
しかし、組織のリーダーは、自分が率いる組織を牽引する方向を指し示さなければ、リーダーの存在価値は無い。

  それが明らかになった時に始めて一丸となれるのである。





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2015年9月 6日 (日)

鳥人間コンテスト

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

今週は、先日行われた「鳥人間コンテスト」を取り上げたい。

  鳥人間コンテスト、何年ぶりに見たろう(笑)。

“えっ、まだやってたんだぁ〜”

そんな思いで見始めた。
それも、ちょっと前に「笑神様」でお笑い芸人も出場するという情報から、見てみようかと思ってはいた。

そして、たまたまその日が休日であり、久しぶりに見てみようかと思ったのである。

  まず驚いたのは、カテゴリー別に分かれていたこと。

プロペラ無しの部、プロペラ有りでタイムトライアルの部、そしてプロペラ有りで距離を競う部の3つに分かれていた。

私が知っているのは、すべてがごっちゃになって距離を競うのが鳥人間コンテストだと思っていたのである。

  次に驚いたのは、理工系大学の競技の場となっていたこと。

かっては、ハングライダーの延長戦場での戦いの様子だったが、いまや理工系大学の航空サークルの研究テーマの様相である。

だから、精密なグライダー製作によって、飛行距離も以前と比べると比較にならないほどの距離を飛んでいる。

  かっては、数百メートルが限度だったような。
  現在は40kに迫ろうかという距離である。

とんでもない距離である。
番組では時間を割愛して放映していたが、30k過ぎでの飛行時間は1時間30分。
その間、搭乗者はひたすらベダルを漕ぎ続けているのである。

飛行当初は体力もあり、精密なグライダーでもあるから、意外にスムーズに漕いでいけるが、どのドライバーも5kを通過した段階から、表情が強張ってくる。

  そして、折り返し。

その折り返しに到達するチームが意外に少ない。
それには、しっかりと計算されて設計された飛行機が必要である。
次に、その設計通りにしっかりとした強度を持って製造された飛行機が必要となる。

  最後は、強靭なドライバーだ。

正確な設計と強度を持って製造された飛行機には、強靭なエンジンが必要とされる。

  そのエンジンも同大学のメンバー。

共通しているかどうかは疑問であるが、これも「作」と「演」の関係ではあるまいか。

  本部で立案する「作」と店舗で具現化する「演」。

お互いに、設計と飛行時を信じて飛行するドライバー。
ドライバーを信じて設計製造するスタッフたち。

  優勝した東北大学にはこの信頼関係がしっかりしていた。

ドライバーも、いくら普段から鍛えているとはいえ、2時間近くのペダル漕ぎは地獄の世界だろう。

私も、漕艇(ボート)の経験があるが、遠漕と称しての1時間漕等の練習をやっていたが、ひとりで漕ぐという孤独感はハンパではない。

5人や8人のクルーと違って、シングルで漕ぐということは誰にも頼らず、誰の励ましももらわないでひとりで自分の力を信じて、妥協せずに漕ぐということだ。

これは一人の人間としての力量が問われるのである。
よほど、設計者やスタッフ達との信頼関係がなければ、自分一人でここまでの力漕はできないだろう。

  そいう意味でも、羨ましい学生達の活躍であった。







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2015年9月 5日 (土)

あきらめも肝心

皆さん、こんにちは。  
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ニフティニュースを見ていたら、面白い記事があった。
 
  「大事なのは、あきらめ」。

“なんのこっちゃ?”

  要は、人を変えようとしても無駄なことが判明したという。

我々人間は、身近な存在である、家族、恋人、部下、同僚その他周囲の人間達を、より良い方向へ変えようとしても、無駄だということだ。

研究をおこなったのは、ニュージーランド・オークランド大学のShreena Hira氏らで、160名の男女を対象に行ったという。

その研究でわかったのは、ネガティブな会話はふたりの関係を悪化させるということだ。

つまり、カレとの関係を、“よりよいものにしよう”という想いからであったとしても、相手の言動について改善を求めるような会話は、関係を悪くするだけということがわかったという。

我々はよく、自分の好みに合った恋人になってほしいとか、自分と価値観が合い、行動が合う夫婦になってほしいとか、部下の考え方から行動を変えて上司好みの部下になってもらいたいというふうに、相手を変えようと試みる。

しかし、その過程の中で、相手とのネガティブな会話が生まれ、そこから人間同士の溝が深まり、結局はより良い方向ではなく逆の方向へ向かって人間関係が進んでいった経験の方が多いということだ。

  では、お互いの関係をよくするためには、どうすべきなのか?。

まずは、相手を変えようとはしないこと。
相手に嫌なところがあっても、それをそのまま受け入れることが大事なのだという。

  極端にいえば、あきらめることが大事というわけだ。

また、ネガティブな会話をさけ、ポジティブな会話をすること。
つまりは、相手のいいところに注目してほめるような会話をするといいらしい。

  そのことが、学術的に立証されたという。

“なんだ、そんなことか” ?。

  しかし、いままで無駄な努力の繰り返しが多かった。

そのことによって、人間関係を悪化させた方は多いだろう。

それでは、どんな人間関係がお互いを結びつけるのか?。

  明るい未来に対してのポジティブな話。

それが、一人一人が積極的に相手に関わり合える会話の方向性である。
人間同士の関係とは、お互いの腹の奥まではどうしても探れない。
だから、表面上の姿形と具体的な会話で結ばれている。

  要は自らの錯覚の上に成り立っているとも言える。

そして、自らの錯覚が発覚した時に、夫婦は最初の危機を迎えるのだ。

  “この人とは性格上合わない”

そしてお互いに、相手を変えようと試みる。
しかし、一時は相手の行動や癖が直ったとしても、また元に戻っていく。

  精神の根底に潜む価値観は変えられない。

そして、その時に第二の危機を迎える。

  “再度トライするか諦めるか”

そして、早々にお互いの性格を諦めた夫婦はその後うまくやっていく。

  お互いの良い面を見続けるという考え方に変えたからだ。

夫婦であり、友人であり、職場の同僚であり、人間同士の関係はここに立脚しているのではないだろうか。

  ここでも、自分の考え方次第である。






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2015年9月 4日 (金)

危機感は死語?

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


一昔前までは、当たり前に使用されていた言葉。

  危機感。

最近、あまり聞かなくなった。

  危機感を持って仕事に取り組む。

聞いていると「カッコいい」言葉ではあるが、実際に危機感を持って全ての事象に向き合ったら、非常に殺伐とした職場環境に転じてしまうのではないだろうか。

  特に、内部の人間関係が間違いなく悪化していく。

危機感を持つということは、現状に満足せず、“現状維持は衰退へ向かう”という認識を持ち、常に向上心を持って仕事をする、というように理解して目の前の仕事に取り組めばいいのだが、一歩間違えると周囲の部下や同僚達を巻き込んでお互いに不備を指摘し合いけなし合う関係を奨励していく方向に進みがちだ。

これでは、挑戦するという気概が薄れ、事なかれ主義に陥りお互いに牽制し合う内部環境を作ってしまうのではないだろうか。

  まして若年層への危機感の奨励。

それもどうか。
それで刺激を受けて奮発する人間ばかりならいいが、この危機感を利用して組織の活性化を図ろうとすると失敗する確率の方が高いのではないだろうか?。

我々が現場の部門担当者として就業していた時代は右肩上がりの時代。

  何をやっても成功が約束されていた時代。

だから、なんでもありという組織風土を一度締めるために、危機感という言葉に頼って人の就業意識を見直そうとされていた部分もあろう。

  だから、ある程度の効果も見込まれた。

しかし、今は、何をやっても失敗の確率の高い時代である。
黙っていても、挑戦しない空気に包まれる中、如何にその空気を吹き飛ばして挑戦する組織風土を植え付けていくか。

  危機感とは逆の組織風土の構築が要されるのではないだろうか。

よって、入社3年目以前の社員達に「危機感」という言葉は死語ではないかと思う。

  成功体験が少ないのだから。

幼少の頃から母親の庇護の下に育ち、守られながら成長してきた人間は、自らの意思では成功も失敗も体験したことがない。

そんな若者達が、危機感の空気が充満した組織に配属されて、今更危機感と言われても、さらに萎縮していくだけだろう。

  これは、言い過ぎかもしれない。

しかし、そんな傾向が強まってきているのは事実である。

  いま、組織に必要なのは、危機感ではなく緊張感。

それも、萎縮した緊張感ではなく、自由に行動した結果にコミットする緊張感である。

  自分で決断して行動した結果に対して自分で責任を持つ。

だからやらずに周囲の様子を見るのではなく、行動した人材への評価と結果に対するさらなる評価。

  そんな人間達にはどんどん役職を与えていってほしい。

そうすることで、組織内での期待された役割に対して本人達も大いに自らの力を試せるのではないだろうか。

  そんな組織を自分たちで作り込んでいきたいものである。







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2015年9月 3日 (木)

現場の考える風土

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


考える組織。

  数年前に流行した言葉。

要は、トヨタ自動車のように、現場で「なぜ、なぜ、なぜ、」を5回繰り返してカイゼンしていくような、現場が課題に対してとことん突き詰めて目の前の壁を克服していくような組織をイメージして出来上がった言葉であり組織作りである。

  我々小売業に置き換えた時にどうか。

我々小売業だって、現場で発注という行為を行っている。

  発注 = 考える行為。

そう置き換えることもできる。
誰にも強要されないで、自分が受け持つカテゴリーをいろいろな情報を元に、自らの判断で決断して販売数量を決める。

  これこそ、考える行為である。

だから、発注を受け持つということは、我々小売業に携わる者としては、最大の最初の考える行為ではある。

特に、グロサリー部門のように取り扱いアイテムが多い部門ほど、発注を分担してパートさん一人一人に考える行為を分割している部門もある。

  発注のことを考えると、夜も眠れない。

以前、発注担当者のパートさんからこんなクレームをもらったことがある(笑)。
発注に携わって間もなくのことだった。
それでも、そのパートさんは楽しそうに発注と陳列、そして企画の平台の計画をこなしていた。

  要は、自ら発注することの楽しさを知ったのだろう。

もう少し、世界を広げてみよう。
中小のような小さな組織では、本部機能も仕入れ業務がメインであり、細部の販売情報までは発信出来ない現状がある。

  よって、販売面は個店で対応されることになる。

だから、個店の販売担当者が個店のお客様に応じて、更に天候やイベント志向や販売担当者の志向に応じて売場作りと販売数量を決定していくことの割合が高い。

  だから、現場で考えるという割合も高い。

これが、組織が大きくなるにしたがって本部機能も充実してくるから、本部提案の販売情報も密になってくる。

  現場が考えなくても売場が作れる仕組みが出来上がる。

仕入ればかりでなく、販売面でも本部統一の仕組みが出来上がり、チェーンストアとしての体制が出来上がっていく。

  チェーンストア化とは現場から考える風土を奪っていく。

その過程なのかもしれない。

  その流れから、どう両立は図るか。

それが、大手の課題でもあるのだ。
イトーヨーカ堂やイオンが取り組もうとしているのが、その一環の個店経営というトライ。

  個店強化として現場力を生かす経営戦略。

大手も、現場力を磨いて、個店同士の競争に勝てなければ業績は向上しないという原理を嫌という程思い知らされてきたのだろう。

競合店が乱立し、店舗の規模や企業の知名度という要因以上に、個店が地域のお客様に応じて、商売とい対応力のスピードと店舗としての横串の刺さった完成度と個人の接客対応力等で業績が変わっていくことが、時代の流れであると認識し始めてきたのだろうと思う。

  よって、充実した本部情報と個店対応の両立を如何に図るか。

この壁をどう両立していくか。
本部情報を一提案として参照しながらも、個店計画を優先させ、店舗一丸となって商売の楽しさを満喫していく店舗経営。

  店長の手腕が問われる時代。

これからは、個店経営を理解して行動できる店長とい存在が必要になっていく時代なのである。







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2015年9月 2日 (水)

新任チーフの悩み

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の店長会。

  夕方の店舗クリニック。

その時に、その店舗の部門チーフがある悩みを打ち明けた。

  「パートさんとの接し方に迷いがあります。」

このチーフは、新任で部門チーフとして赴任した。
赴任当初は、チーフとしての使命感に燃え、部下のパートさんにチーフとして売場や作業のあるべき姿をガンガン推し進めた。

  しかし、パートさん達からの反発を買う。

よって少し様子を見ようと、おとなしくしていた。

  すると、我流に戻っていく。

その繰り返しから、パートさん達への接し方に迷いが生じ、どうしていいかわからなくなってしまった、ということだ。

  よく陥る状態ではある。

部門チーフや店長といった組織のリーダーになった時に、必ず陥る問題でもある。
そして、このような問題を克服していって、一人前のリーダーとして成長していくのだろう。

  これは、知識と知恵の違いの体験なのだ。

大学やビジネススクールで学んだ経営の知識。
更に、企業の研修会等で学んだ部門運営の知識。
部下の時代は、それを自分一人の世界で自分の担当するカテゴリーだけで実践すればよかった。

しかし、部門チーフという位置付けから大きな違いが生じる。

  人のマネジメントである。

経営や部門運営のあるべき姿を頭で描くという知識は備わっている。
しかし、実際に組織を構成する部下としてのパートさん達は生身の人間である。

  自分が描く「あるべき姿」を部下を活かしながら実現する。

このことを理解しなければ、自分が思い描く姿は絵に描いた餅となってしまう。

  これが組織運営の原理である。

更に、人をマネジメントしようとすると、間違えてしまう。
人は、到底マネジメントなど出来ない生き物である。

  人を活かすという価値基準を持つこと。

従業員一人一人の意欲を引き出すことにより、大きな結果につながることを体験することである。

  この積み重ねがマネジメントの「知恵」を蓄積する。

その知恵を組み合わせて、知識として学んだ経営として営む事が、チーフ以上のマネジメント層には必要になっていく。

  そこで生まれるジレンマが、若いチーフを悩ます。

上司と部下の関係は、あくまでも信頼関係の上に成り立つ。

  それは、社員だろうがパートさんだろうが関係無い。

同じ従業員として、同じ人間としての信頼関係の上に、日々のやりとりがありマネジメントが存在する。

  そしてその根底には「愛」が無ければならない。

人間愛であり組織愛であり企業愛である。
その「愛」を根底に、信頼関係を築き、ようやくマネジメントというステージが生まれていくのだ。

  その原理を、如何に若年層の時代から学んでいくか。

これはもう、失敗や屈辱を経験しながら掴んでいくしか無い事なのである。






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2015年9月 1日 (火)

食欲の秋の始まり

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いよいよ、今日から9月。

  食欲の秋が到来した。

そして、一時の猛暑の8月前半から比べれば、ここ最近の朝晩の過ごしやすさは格別である。

  なによりご飯が美味しいと感じる。

以前であれば、とにもかくにも体に涼を与えてくれる食材しか食べたいとは思え無い気温帯であったが、お盆後からはご飯や炒め材が美味しく感じる気温帯になってきた。

  食欲が湧いてきたという実感。

そんな季節であり、9月という月はその食欲を更に満足させてくれる食材が旬として登場してくる季節である。

8月後半からでも、秋鮭や秋刀魚の入荷はあったが、本格的に入荷量が増加して価格的にも安価になって食卓に上りやすくなってくるのが9月からである。

果実も、スイカや桃といった夏型商材から、ぶどう、梨、柿へと変化していく。
そして野菜は、きのこ類の美味しい時期を迎え松茸の入荷も始まる。
このような食材に美味しさを感じる季節が秋であろう。

  それもこれも食欲を掻き立てる温度帯になった為だ。

今年は8月後半から9月へ向かう過程の中で、残暑を感じ無いのが特徴か。
いずれ、厳しい残暑があるのかもしれないが、今年はいたって過ごしやすい秋を感じ、食欲も旺盛に戻ってきたと感じるのは私だけであろうか。

  食欲に応じて消費支出も増加していく。

我々食品スーパーは、そんな特性を持つ。

  食欲の湧く温度帯と旬の台頭。

それらの条件が重なり、家庭内食でしっかりご飯とおかず、そしてデザート類を食する9月が定着すれば、スーパーへの来店動機も高まるというものだ。

  我々食品スーパーはあくまでも温度マーチャンダイジングが基本。

気温や気候、天候に消費が大きく左右される存在。
だから、出来るだけ天候面でも追い風が吹いていただき、来店動機を喚起してほしいものだ。

そして今年は、中旬以降にシルバーウィークとして5連休が存在する。

  これが吉と出るか凶と出るか。

大型店にとってはメリット大であろうし、小型店においては苦戦のきっかけとなろう。

  しかし、今年の春は短かった。

春の訪れも意外に遅かったが、春はいつの間にか過ぎ去り、気がつけば5月から真夏日が現れ長い夏が6月〜8月まで居座っていた。

  そしてこれから長い長い秋が訪れる。

そして、長い秋の時期時期に合わせて売り込まなければならない商品が入れ替わり立ち代り現れる。

  その都度都度販売計画が立案され実践される。

涼味一点張りの夏の商材から一転して、春同様の考える売場作りの季節でもある。

  特にこれからの季節はホットメニューが豊富に存在する。

打ち出し商材や打ち出しメニューがどんどん仕掛けられ、創意工夫の中から商品毎に販売の勝ちパターンを見出していく。

  この作業が店舗や部門の販売力を高めていくのだ。

そう考えると、この季節は、店舗や部門を強化していく時期でもある。
だから、この時期を如何にチャンスと捉えて果敢に攻めていけるかで、部門担当者が育つかどうかの瀬戸際となる。

  そんな季節が到来するのである。









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