競争社会とは
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
この世の中、自由主義の世の中である。
自由主義国家であるから、自然と競争が生まれていく。
そして、競争にもいろいろな形態が存在する。
一番分かりやすいのが、他店舗との競争。
近隣店舗同士が、自店の販売金額の拡大を図りお客様の争奪戦を繰り広げて、競争し合っていく。
その過程で、価格や品揃え、サービスの競争が発生する。
そうやって、凌ぎを削りながらの競争が、自店や自社のスーパーとしてのレベルを上げていく。
しかし一方、自社の目を向ければ、従業員同士の競争も存在する。
従業員同士が凌ぎを削り切磋琢磨していく。
それが、個人を強くし、企業を強くし、他企業との競争力を高めていく。
他企業と競争しながら個人としては自社の従業員を競争している。
それが、一般的な会社の現状であろう。
ただし、他企業との競争という構図は表面化しているが、自社内の従業員同士の競争はなかなか表面化してこない。
企業として仕組み化できない心理的構図だからだろう。
しかし、実態は自社内の従業員同士の競争原理でいろいろなポストが決定していく。
出世競争もその一つである。
企業は次のポストに対して、既存の従業員の中から一番最適な人物を選択してそのポストに赴任させる。
そこに従業員同士の競争原理が生まれる。
同じポストである同僚との間で競争が生まれ、その競争の末に勝ち抜いた者が次のポストが用意される。
そこでは何が選定要因となるのか。
仕事に対する姿勢である。
仕事にどれだけ打ち込んでいるかという姿勢。
以前であれば、従業員全員が同じ労働や労働時間を強いられていたから、個人的な差が生まれなかった。
個人個人の能力の差が生まれなかった。
しかし、現在では就業時間内で労働時間が終了してしまうため、個人の就業意欲の差が如実に個人の能力の差を生む。
これは誰も口に出して表明していないことではある。
しかし現実は、高い就業意欲を持って労働することにより、結果的に他者よりも長時間の労働の中で自らの仕事上の能力を高めた人材が評価され、早期に次のポストが用意されることになる。
これが従業員同士の競争の現実である。
以前は、高い就業意欲を持つ持たないに関わらず、上司からの就業指示で長時間労働を強いられ、その結果高い能力を知らず知らずに全員が有していった。
しかし今後は、その事実を自らの意思で獲得していかなければならない。
就業意欲の高さが競争の世界を制していく時代。
やるか、やらないか。
やった者は勝ち、やらなかった者は負けていく。
仕事上の能力は、入社5年目ぐらいまでは、労働時間にほぼ比例して高められていく。
我々凡人に大きな能力の差は無い。
だから、就業時間がイコール能力となっているのが現実である。
よって、個人が自らこの原理原則を踏襲して自らの意思で仕事に向かうことが要求されるのだ。
スーパーで働く全ての若手従業員に言いたいこと。
上記の構図でこれからの社内競争が繰り広げられていく。
高い競争意欲を持って、自らそこに飛び込んでいく人材だけが、どんどん自らの夢を獲得できる時代でもあるということを理解してほしいものだ。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
→競争原理が働かないくらいに社員が減っています。
この状況だから、ますます競争原理が働かない環境に陥っていくのでしょうね。
だからなんとかして、人材を確保することの大切さが増していくのだと思います。
価格競争をやっているどころではないのかもしれません。
価格競争を捨ててでも、人材獲得競争に勝つことを最優先の戦略として据えねば、企業に未来はないと思います。
投稿: てっちゃん | 2015年8月24日 (月) 22時00分
競争原理が働かないくらいに社員が減っています。かく言う私も同期入社15〜6人いましたが今では1人、自分しか残っていないから今の職位です。(笑)社内には程よい競争があった方がやはり健全ですね。若手の社員にはなんとかその環境を提供していきたいですね。
投稿: かわらい | 2015年8月24日 (月) 21時04分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
一昼夜の🍻の二日酔いがまだ抜け切れていなかったようですね(笑)。
やはり、店長が一番心しなければならない事は、部下との関係においては部下の人生を背負うという事実を認識しなければならないという事です。
よく、「店長で変わる」といわれる売場ですが、それはとりもなおさず従業員が変わるからその延長線で売場に行きつくのでしょう。
我々は、結局は人をどうより良い方向へ変えていけるか。ここに行きつくのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2015年8月22日 (土) 08時24分
野球の話題をここにコメントする失態・・・こんな店長が存在する会社は危ないかも(笑)。
当社の場合社員が減って同期との競争関係も希薄になっています。競争相手がいないのも悲しい現実なのかもしれません。店長の存在はそんな環境では更に部下にとってはその後の人生を決定する可能性がある事を肝に念じねばなりませんね。
投稿: dadama | 2015年8月21日 (金) 22時19分
100年の記念大会に白河の関を越えさせてあげたかっですね。同点で向かえた9回、投手の初球ホームラン。投手という事で初球を甘く攻めたのが災いしたのでしょうが、そこを見逃す事なくバックスクリーンまで持ち込んだ闘争心も素晴らしいと思います。やはり闘争心が一丸となったチーム力は凄いですね。素晴らしい試合を演じてくれた両チームに感謝。
投稿: dadama | 2015年8月21日 (金) 06時50分