お盆のトップ平台
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
この時期、青果の売上が大いに拡大する。
生花、果実ギフト、お供えセット等々。
お墓回り仏壇回りの商材が青果に集中するため。
そして、セット物やギフト物だけではなく、果実の単品も大いに購買される時期でもある。
桃、梨、ぶどう、ハウスみかん、グレープフルーツ等々。
面白いのは、企業毎に、果実トップ平台に陳列される果実が違うことである。
あるエリアスーパーは「桃」。
同じくエリアスーパーは「梨」。
あるリージョナルスーパーは「ぶどう」。
それもエリアが変われば「梨」。
同じ企業でも、別エリアでは「ぶどう」と「梨」との分かれるのである。
この視点の違いは何か?。
この時期の果実の購入目的とは?。
まずは、食するという目的。
次に、仏壇に供えるという目的。
普段の食材から、お供えという目的もプラスされるのがこの時期の果実である。
供えるという目的に照らし合わせると、
食べて美味しく日持ちのする果実。
よって、桃よりも梨の確立が高くなる。
よって、梨を平台トップに据えるという企業が多いのではないか。
当社もその意図をもって、梨を前面に据えた。
食べて美味しく産地に近い。
そんな地域は、当然に桃なのだろう。
そして、ぶどうを平台に据える企業の意図とは?。
売上を第一優先するからだろう。
この時期は、桃単品よりも、梨単品よりも「ぶどう計」の売上が勝る時期でもある。
美味しい物を供える。
その目的にも合っているが、なにより食べて美味しい果実である。
特に、糖度という視点で見れば、年間でもナンバーワンに位置する商材である。
供えてから食べる。
そして、桃や梨よりも、一房単位では高額となる。
仕掛け次第では大きな売上を取れるカテゴリー。
しかし、いいことばかりではない。
軟皮果実でもあり鮮度落ちも早い。
だから、一般的には、やりたがらない。
このような思惑の違いから、それぞれの企業毎の特色が出るのだろう。
まして、この時期は、この3大果実がそれぞれに旬なのである。
桃は終盤期。
梨ははしり。
ぶどうは出始め。
お盆後半には桃は最終出荷が近づく。
梨は、幸水から豊水に切り替わっていく。
ぶどうは、アイテムが豊富になり安価になっていく。
そして、梨、ぶどうにより秋が到来するのである。
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コメント
神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
お客様の以外な嗜好に驚く事も多々ありますよね。
「ピオーネ&シャインマスカット」のヒット。
私はこの夏、高額の藤稔のヒットに驚いています。昨年のお盆過ぎに一度ダイナミックに仕掛けた効果がこの場面で現れたということでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2015年8月15日 (土) 21時38分
梨、桃、ミカンにアールスメロン…
産地に囲まれた自店はどこをメインにするかは
担当者の好み(笑)
みかんvs梨
でギフトをやってみたのですが、遊びで
作ったピオーネ&シャインマスカットの
セットが梨に迫る金額になったのには驚きでした。
投稿: 神出鬼没 | 2015年8月15日 (土) 06時49分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
当地も、梨だけでなく、「ハウスみかん」や「デラウェア」さらに「巨峰」や「ピオーネ」といった大粒ぶどうも人気でした。
今年の特徴は、シャレと取った「藤稔ぶどう」が瞬殺で売れてしまったことです。今後のチャレンジ商品かと期待しています(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年8月15日 (土) 06時10分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
「梨を制するものはお盆を制する」。
初耳の格言ですが、これも地域性でしょうか。
そちらの地域は「メロンを制するものは」だと思っておりました(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年8月15日 (土) 06時06分
当社では地域柄、梨を制する者がお盆を制すと言っても過言ではありません。箱売り中心の展開に毎年ハラハラの果物商戦です。
投稿: かわらい | 2015年8月14日 (金) 16時02分
当店もトップは梨と桃。大玉のお供え需要は高いですね。ぶどうは仏壇の常温には避けるのではないかと思います。手土産需要には人気です。こちらは温室みかんの人気が高いですよ。
投稿: dadama | 2015年8月13日 (木) 21時42分