日別動向を知る
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
お盆商戦。
日々の動きが変化していく商戦。
これは年末でも言えることであるが、11日、12日、13日、14日と刻々とお客様の流れが変化して、お盆準備用品やご馳走商材が動き、爆発し、収束し、止まるという商品動向が付いて回る。
特に、際物やご馳走商材の高単価品の動きが変化していく。
年に何度もないイベントの動向。
その日別のタイミングを捉えて、的確に際物やご馳走商材を展開し、タイムリーに売場を変化させて来店するお客様に対して商品展開していくことは、簡単なようであり難しい。
それは、毎年の変化に由来する。
曜日と日付の関係。
そこに天候の関係。
そして連休の関係。
いろいろな要素が入り込んで毎年変化する。
だから、「仮説」が必要になってくる。
今年は、11日〜15日までのお客様の動向はどうなのか?
そこから、日別の商品動向はどうなのか?。
その仮説に従って、今年の日別計画を立てていく。
昨年同様の日付管理での数量計画では絶対にズレが生じてくる。
曜日サービスを導入している企業はそれも加味される。
だから、期間トータルでの考え方が必要にもなってくるし、そのトータルの数量を日別のどのように割り振るかという具体策も需要だ。
特に、生鮮部門は日別計画が必須となる。
なぜか?。
製造部門だから。
日々製造して販売する部門は、日別の商品動向を見据えての単品計画が必須。
ここを見誤ると、値下げロスとチャンスロスという痛い思いを味わう羽目になる。
特に、12日、13日、14日
この3日間の単品の動向は激しい。
12日の青果、13日の鮮魚、14日の惣菜。
上記部門はそれぞれが、その日の花道を飾る部門である。
そう単純な話ではないが、それでも年に何度も無い高単価品がピンポイントで動く日であるから、集中した思考が必要となってくる。
そして毎年反省の繰り返しとなる(笑)。
今年のお盆は、13日に集中した。
それは、連休の関係もあるのだろう。
13日に帰省した方が多かったからだろう。
そして、14日以降は鳴かず飛ばず。
13日にチャンスロスにて、14日の数量を増加した店舗や部門も多いだろう。
しかし、13日に逃した商品は取り戻せない。
それが、商売である。
逃げていく神様の後ろ髪は引けない。
そして、同じチャンスは二度と転がっていない。
それが、商売である。
しかし、来年は同じ条件は揃わない。
だから、来年はまた同じ悩みを持つことになる。
ここに商売感を養う素地があるのだろう。
そして、お盆商戦は13日を取り込んだか取り込めなかったかで左右されるのでは無いだろうか。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
地域によっても企業によってもお盆の最大ピークが微妙に異なるのですね。
会津地方は15日が最大ピークだったりします。自社や自店のピークでどれだけ支持を得られるかが心理的にも重要なのだと思います。
投稿: てっちゃん | 2015年8月18日 (火) 08時09分
当社は特徴かどうか分かりませんが毎年だいたい12日がピーク。準備セールで爆発し、ご馳走で売り負けるといったところです。(笑)部門ごとには皆様と変わらずでしょうか?梨が良かったですね!
投稿: かわらい | 2015年8月17日 (月) 19時49分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
果実、生花が絶好調。
刺身苦戦に牛肉好調、寿司デリカも好調。
全国的に同様のお盆商戦のようですね。
ただし大きく違うのは、当店は13日爆発で14日苦戦。おかげで13日は刺身がチャンスロスで14日に値下げロス拡大。地域性や企業の特性が日別の強弱を生むようですね。
投稿: てっちゃん | 2015年8月15日 (土) 23時14分
お盆は日回りの上に休日パターン・天候気温・社会環などが絡み予測が難しいですね。当店はてっちゃんの売筋パターンを基本としながらも14日にピークが来ました。と言うより前半は前年トントンで14日に爆発。本日は反動で苦戦気味ですがトータルでは前年をクリア出来そうです。フルーツが全般に好調。鮮魚は高温の影響か苦戦気味。精肉は相場高も後押しして良かったです。惣菜は寿司・揚物共に好調でした。明日から通常食への切り替えを如何に迅速に出来るかがポイントですね。計画が全てかと思います。
投稿: dadama | 2015年8月15日 (土) 22時36分