« 新たなバイブル | トップページ | 機関紙 »

2015年8月 7日 (金)

商品を知る

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


我々の商売は、食品を中心として商品の販売である。

  食品スーパー。

もっとも、このブログの読者の方には、食品を作るメーカーの方も多数いるだろうし、その商品を我々小売に販売している方もいるだろう。
また、食品よりも雑貨や衣料品をメインに扱う専門店の方もいるだろう。

  自分の販売する商品を知る。

基本的に、商品を知らなければ、売れない。
いや、売れないことはないが、買ってはもらえない。

  それが食べものかどうかはわかるだろう。
  それが、バナナの一種であることはわかるだろう。
  しかし、他のバナナとどう違うのか、がわからない。

そんな担当者が多い。
私だって、品揃えしている1万品目全てに精通しているかといえば、それはノーだ。

  しかし、自分が専門とした出身部門の商品ぐらいは精通したものだ。

特に、大切なのは、その味。

  美味しいのか美味しくないのか。

そう表現すると、個人差が発生するから、食感として味としてどう表現できるのか、という知識は得ておきたいものだ。

それを知らずして、お客様に売れないだろう。

  「ねぇ、ねぇ、これ美味しい?。」

お客様から、軽くそんな質問を受けた時に、即答できるかどうか。
自分なりに、そんな回答を持ち合わせていれば、とっさの時に即答できるもの。
そうやって、得意分野を広めていければいいのだろう。

  先日、嬉しいことがあった。

精肉売場で挽肉を品出し応援していた時のこと。

  「この挽肉はどうやって食べれば美味しいのですか?」

そんな質問。
見ると、輸入牛ではあるが、牛100%の挽肉だった。

  「これは牛100%ですから、私ならハンバーグでレアな焼き方で食べますよ」

そんな回答をした。
そのお客様が応えた。

  「先日はステーキの選び方を教えていただいたので(笑)。」

そんなお客様からの声が、この商売では何よりの力を与えてくれる源となる。
それとて、初めからそんな能力が備わっていたわけではない。

  どうやったら美味しい食べ方が出来るのか。

自分が美味しく食べたいから追求していっただけのことだ。
その積み重ね。

  男は誰もが料理には無縁である。

しかし、商売上、お客様に貢献できるのは、料理方やその美味しさの伝達。
それを信じて、お客様は来店されるし、その話から購入商品を決定する。

  如何に有益な情報を提供できるか。

それには、いろいろな手法がある。

  コトPOPもそうだろう。
  試食会もそうだろう。
  メニュー提案もそうだろう。

しかし、一番のポイントは、我々販売員の商品知識と味の把握であろう。

  特に、今日販売している旬の商品の味。

一番打ち出している商品の味である。

  桃の味はおおよそ見当がつく。

しかし、今日の桃はどうなのか。
それは、お客様も旬のその時その時で味が変化していくから、今日の桃の味を知りたいのである。

試食が出ていなくても、明確に答えてくれる担当者がいるお店には、自然に足が向いていくのが、この商売の特徴である。





|

« 新たなバイブル | トップページ | 機関紙 »

商売」カテゴリの記事

コメント

ksさん、コメントありがとうございます。
大人になるに従って、舌は肥てくるもの。そんな大人がますます増えて行く昨今。味の微妙な違いにうるさいお客様達が増加していく未来に向けて自らの舌を鍛えていきたいものですね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2015年8月13日 (木) 21時16分

商品の味なんて個人差があるから、ある程度のレベルさえあれば、大事なの価格だったり容量だったり、数字に出てくる違い・・・。

かつて私は心底それを信じていたのですが、転職して今勤めている食品メーカーのポリシーは何よりも美味しいものを作ること。
それにどれだけ意味があるのか、初めは疑問だったのですが、美味しさを重視してリニューアルし、更には値段も上げた商品が前年300%以上売れて、味の重要性を身をもって知りました。
最近まずいものなんてほとんどなくなってきてるので、味の優位性は低くなってきてると思ってたんですが、そんなことは無いみたいですね。

投稿: ks | 2015年8月12日 (水) 12時04分

神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
敵陣?。
いよいよ出陣ですか。
人生は一度きり、悔いのない人生を(笑)。

投稿: てっちゃん | 2015年8月11日 (火) 10時07分

「サツマイモ」で市場担当者とバトルした
神出鬼没です(笑)

味の違いが如実にでる野菜の販売には
こだわりがあるのですが、なかなか
上手く担当者を通じて農家さんには
思いは伝わりませんね。

市場担当者曰く、そこまでいうなら、
じゃあお前は腰の曲がったおじいちゃんに
お前のイモはまがいもんって言えるか!と…

もっとイイものを作っている人たちがいる以上
高く売る為の努力をもっとしてくださいと
誰かが言わなきゃいけないのではないかと思います。
返り血をあびることは間違いなさそうですが、
こんな若造が来月、敵陣?に乗り込むことに
なりそうです(笑)

投稿: 神出鬼没 | 2015年8月10日 (月) 06時52分

かわらいさん、コメントありがとうございます。
商売の基本。
そこにもっともっと突っ込んで現場力を追求してみると、従業員の意欲の本質が掘り起こされるように思うのです。

投稿: てっちゃん | 2015年8月 8日 (土) 23時47分

商売の基本だと思うのですが、なかなか出来ていないのが現実ですね。だからこそそのような従業員が増えればそれだけで差別化になりますね。

投稿: かわらい | 2015年8月 8日 (土) 20時22分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
自信を持って食を進められる。
そこには自分なりの食や食品に対しての認識がなければなりませんね。
そんな思い入れを、売場作りだけではなく強烈に持って欲しいと思います。そしてそれを自分なりに商品と売場を使って表現する。その表現力が販売力につながっていくのかと思います。

投稿: てっちゃん | 2015年8月 8日 (土) 06時31分

売手が自信を以てお客様に商品をおすすめ出来る・・当り前の事が当り前に出来なくなって来ているのも事実。本部主導は否定しませんがお客様との接点が持てるのは現場であり現場が売る気にならればどんなに良い商品でもお客様には伝わらない。商品に対して価格の訴求が出来ないのであれば商品を如何に丁寧大切にお客様にお届けするのか・・・作と演の信頼関係が益々重要になってくるのだと思います。更には仕事を通して自己の成長が出来る環境、モノを売らずにコトで売る過程が従業員の生活の質の向上にも繋り、しいては働きたいと思う職場環境に結び付くと最高ですね・・・まだ夢の世界ですが(笑)。

投稿: dadama | 2015年8月 7日 (金) 21時51分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/508103/62022080

この記事へのトラックバック一覧です: 商品を知る:

« 新たなバイブル | トップページ | 機関紙 »