今年の来店動向
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
昨年と今年の夏のお客様動向の違い。
日中から夕方以降の来店へ移行したこと。
これは、今年の猛暑という特性を反映しているのものと言える。
更に、昨年は4月からの消費増税にて、夜の来店が減少するという現象が見られたから、その反動が大きくのしかかってきている。
猛暑により、熱中症での連日の救急車での搬送が報じられている。
これだけ報道されると、黙っていても日中からの外出は控えるだろう。
午後遅くからの行動。
それは、スーパーへの買い物も同様である。
熱中症というリスクを避けて、夕方以降の買い物へと移行してきた。
その買い物行動の変化はいいのだが、・・・。
やはり、生鮮部門を中心とする食品スーパーの負担は大きい。
一番は、値下げのタイミング。
ワンデイ管理の刺身や丸魚類の値下げタイミング。
惣菜や寿司、ベーカリーの値下げ売り切りのタイミング。
このカテゴリーの値下げと売り切りのタイミングが非常に難しくなってきている。
更に、曜日によってのお客様の入り方にも変化が出てきている。
上記の夜への移行は木金土日により特化しているからだ。
ウィークデーの月火水では、夜への特化もゆるいものとなっている。
その変化からの曜日毎のパターンが読みきれない。
従来のタイミングで値下げを入れると、早々に売り切れてしまう。
しかし、曜日によっては、そっくり残ってしまうこともある。
新たな勝ちパターンを掴まなければならない。
今後は、猛暑という現象だけではなく、高齢化による熱中症対策による日中を避けた来店行動に大きく変化してくるだろう。
そのことを考えると、真夏の日中の中抜け現象は今後ますます大きな流れとなってこよう。
このパターンを如何に強みとできるか。
ますます即食商品の品揃えに力を入れざるを得ない。
更に、夜のマーケットを制するオペレーションの確立も必須である。
何をインストア化し、何をアウトソーシング化するか。
出来立てという概念をどこまで尊重しながら、上記の環境の変化に対応していくか。
人材はますます枯渇化していく。
貴重な人材にどんな役割を担ってもらうのか。
そんな人材で何をインストア化して利益を稼ぐか。
残りの分野では、アウトソーシングにて、どう夜のマーケットを勝ちパターンに引き寄せるのか。
勝ちパターンは販売面だけでなく人材活用面でも問われるのであろう。
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コメント
神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
変化に対応したり追随したりすることを厭わないのが生鮮担当者の特権かと思います。それもやめられない理由かと思います(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年8月16日 (日) 22時10分
変化するパターンにどれだけ
上手く順応するか。
ムズカシイことですが、
やりがいもあり、苦しいけれど
楽しいと思うこともあるから
この業界をやめられないのでしょうね(笑)
投稿: 神出鬼没 | 2015年8月16日 (日) 07時19分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
人材難は今後ますます厳しさを増すでしょうね。
価格競争や価値競争の前に、人材獲得競争を制しなければ、基本的な商売上の競争に参加できない時代が到来していると思います。
店休を設けてでも、店舗が一体となれるチームワーク創りの必要性を感じますね。
投稿: てっちゃん | 2015年8月15日 (土) 06時19分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
あまりの猛暑日は大幅な中抜けが発生しますが、夕方以降での取り戻しは厳しい日もありますね。
別途、日中から来店動機を刺激する販促も必要でしょうか。
投稿: てっちゃん | 2015年8月15日 (土) 06時16分
猛暑だと火を使いたくないので天ぷら・揚物惣菜の売れ行きは好調ですね。景気回復基調で節約志向から簡便志向へのシフトもあるのかも知れません。惣菜を制する企業は強いとは思いますが人材確保が課題ですね。とある企業では惣菜のパート従業員だけで40名必要なのだが集まらず目標の運営がままならないと聞きました。施策は正しくても実行出来る人材の確保・・・私達の予想以上に人材難の時代は訪れているような気がします。
投稿: dadama | 2015年8月14日 (金) 22時16分
今年のような異常な猛暑が続くようだと商品、営業時間、それに関わるシフトなど全てにおいて変更を迫られますね。本年度梅雨明けからの数値は、ほぼ毎日のように日中、それも5時くらいまではボロボロでその後、猛追するも追いつけないことが多いです。食欲そのものも減退してしまうのでしょうか?
投稿: かわらい | 2015年8月14日 (金) 16時36分