自分の世界に引きずり込む
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
自分の強みを発揮する。
よく言われるビジネスの用語。
自分の強み。
得意分野や得意な業務で仕事をする。
逆に言うと、強みの逆の弱みもあるということだ。
人にも企業にも言えることであるが、「強み」と同時に「弱み」も抱えている。
強い分野と相矛盾する分野で弱みとなることが多い。
強ければ、その分その裏側は弱みとなっている。
それが、強みと弱みの関係であろう。
だから強みを発揮できる環境作りが必要。
自分が強みを発揮できる環境。
強みを発揮するということは、その強みを活かせる仕事環境や職場環境、もっと広げれば商売の環境や顧客の環境を整えるということでもあろう。
要は競争の世界を自分のペースに引きずり込むことである。
もっと具体的に言うと、自社の強みをお客様が認知できるレベルで表現し、その強みを自社の評判にまで高め、その業界の環境をその企業の世界観までに押し上げられるかということだ。
お客様の意識を変えさせる。
そのことによって、食品スーパーに対するお客様の認識を変え、その中心に存在している企業として認知していただけるまでにその強みを広めていくこと。
そこまで自社の強みを押し上げられたら、業界自体をその企業の強みの世界観に引きずり込むことができる。
業界のスタンダードとなれるかどうか。
自社の強み、自分の強みを発揮するということは、強みを発揮できる環境を整えて安定した強みをお客様が評価してくれて、その強みで安定した集客力を発揮し、その集客力によって安定した商品政策や販売管理が出来る環境になっていく。
ここまで自分の世界に引きずり込む。
自社の強みや自分の強みがここまで業界のスタンダードとして確立できたら、その後の世界は自分達中心に回っていくことが出来る。
そう考えると、強みを未来へ向けなければならない。
業界の未来に強みが一致しているのか。
その未来に自社や自分の強みが発揮できる領域が無いのであれば、その強みを駆使して強みを発揮できる環境を作ることはできない。
そう考えると、業界に未来や世の中の未来という方向をしっかり認識する必要があるのではないか。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
まずは、企業として強み、弱みを知ることでしょうか。
他社との比較で意外に強みになっている部分をどう強調できるか、強みとして将来的にも環境に即した強みを有効に発揮できるのであれば、着実に育てていくことだと思います。
投稿: てっちゃん | 2015年7月14日 (火) 08時47分
平均点では生きられない。これからはもっとその傾向が強くなっていくのでしょうね。あらゆる分野で平均以下かと思われる今の当社、弱みの裏側に強みがあると信じお客様を引き込んでいきたいと思います。(笑)
投稿: かわらい | 2015年7月13日 (月) 21時13分
神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
地域やお客様に合わせていくという行為とお客様が小売の売場に合わされていくという行為。
こちらから合わせるだけでなく、お客様がこちらに近づいてくる対策も必要ではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2015年7月12日 (日) 22時03分
地域によって異なるお客様のニーズ。
そのニーズをどれだけ的確にスピード感を持って
売場に反映できるのかが売場責任者の仕事だと思います。
世間のトレンドや流れと言った先を見据えつつ、
地域で今、どういった売場が求められるのか。
常に意識し続け、行動して試してみることも大切であるように思います。
投稿: 神出鬼没 | 2015年7月12日 (日) 13時04分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
ワンストップショッピングで伸びてきた大型店舗ですが、そのコンセプト自体が世の中の方向とすこしづつズレ始めているのかもしれませんね。
食品スーパーとしてはどうしても生鮮の強みを保持しなければならないとは思います。そのためには、生鮮の変化に対応できるだけの人材を如何に育てていけるかだと思います。
投稿: てっちゃん | 2015年7月11日 (土) 22時09分
食に関せば、価格・グルメ・健康・簡便時短あたりがトレンドになるのでしょうか。総合スーパーが苦戦している理由は平均点は取れても突出した強みがないのが主因である気がします。お客様は使い分けをしている。使い分けされる中で何を売り=強みにしていくのか?更には個店毎に異なる競合度合・・・尤も競合度合に左右される事自体強みがない証でもあるのですが(笑)。何を強みにして圧倒的支持を得ていけるのか・・・先を見る目を含めて大切な時期に来ていると感じます。
投稿: dadama | 2015年7月11日 (土) 21時35分