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2015年7月24日 (金)

在庫マネジメント

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


在庫マネジメントというと、生鮮の鮮度落ちしやすい商品群が見えが行きがちだ。

  「グロサリーは腐らないからあまり気にしない」

そんな意識を持つ店長は意外に多い。
特に、生鮮出身の店長はそんな錯覚を描きがち。

  腐らないから無関心になる。

雑貨などは更に賞味期限も無い。
だから、つい放っておいてしまう。

  気がつくと至るところに在庫の山。

適正な在庫を維持することの最大のメリットは何か?。

  それは作業効率。

商品整理が効率的。
次回発注が効率的。
欠品対策が効率的。

  要は少ない人員で効率的な仕事ができること。

そして、在庫管理から早く人員を抜いて、今の売場に全力投球できるから、売れ筋のチャンスロスが減少し、売場の手直しによる買いやすさの向上も図れ、定番売場の回転が良くなる。

グロサリーという部門の特性は、定番の強み。
エンドや特設の売場もあるが、その売り上げの最大の出処、利益の出処は定番売場である。

  在庫マネジメントの向上は定番売場のメンテナンスに結びつく。

私は、グロサリー部門の業績改善の最大のポイントは定番管理であると考える。
そして、その為には、在庫マネジメントの向上により定番メンテナンスの改善へ結びつくと考える。

  在庫マネジメント。

一言で、そういうと、発注精度であると考えがちだが、発注ほど難しいものは無い。
精度を上げようといろいろな施策を施すが、なかなか上手くいか無い。

  在庫の山の状態で発注精度の向上を施策しても効果は無い。

在庫の山を如何に売場に出しきるか。
この優先順位を誤ってはいけない。

  入荷した商品はその日のうちに売場に出しきる。

“生鮮と同じではないか”

そう思われる方も多いだろう。
その通りである。

商売の原理原則は同じ。

  入荷した商品を売場に出しきる。

売場以外は利益を生まないからだ。
バックヤードに下げた瞬間から売り上げには結びつかない。
だから、グロサリーチーフは数人のバイヤーからの情報を一手に一元化し、バイヤー送り込みの日程をチェックし、その日に入荷した送り込みやイベント品を、入荷した当日に所定の場所に所定の商品を品出しするという単純なこと。

  しかし、これがなかなか出来ない。

その一つに、バイヤーからの情報量の多さがあるだろう。

  チーフ1人にバイヤー5人。

この関係が、情報の一元化を阻み、情報を見落としていつまでも売場に出ないという現象を生み出す。

多くの企業や現場では、この構図を変えられないで在庫過剰な現象を止められない実態を抱えている。

  バイヤーが一生懸命に仕事をすればするほど在庫過剰になる(笑)。

本部と店舗が一丸となって、この問題を解決していかない限り、在庫マネジメントの向上からの業績改善へは向けられないのではないか。

さてこれからお盆商戦を迎える。

  ますます在庫マネジメントが需要となる時期。

出しきるサイクルを如何に定着させていくかが最大のポイントなろう。







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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
特売回数と在庫過剰の関連性。
在庫マネジメントとはこの相反する課題の克服が最大のポイントですからね。
チェーンストアのメリットとは、そこでの在庫調整でもあり、その仕組み化も必要かもしれませんね。

投稿: てっちゃん | 2015年7月27日 (月) 07時13分

溢れかえるバックヤード。耳の痛い話です。(笑)今のような特売チラシを続けていては増える一方のように感じます。根本的な改善策が必要なようです。

投稿: かわらい | 2015年7月26日 (日) 23時13分

神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
店舗という枠の中で、各部がそれぞれの商売をする。
それを仕切るのが店長であり、その仕切りの中で店長が考える部門の役割というものがあると思います。
一律に在庫マネジメントという表現で管理しようとしますが、その中でも部門毎に在庫マネジメントという内容はズレてくるとも思います。
青果の在庫マネジメント、グロサリーの在庫マネジメントのズレ。そこを把握しないと、グロサリーと同様に自分の部門を当てはめてしまうとおかしくなるかもしれません。私的には、青果は売れる分だけの仕入れと売場作りでは縮小均衡に陥るのが関の山。その為の在庫であり、それをコントロールできる力量が部門責任者の能力だと思っています。
だから、能力ある責任者は仕入れも大胆だし在庫も持つ。その回転力が販売力でありその個人の能力であろうかと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2015年7月25日 (土) 06時53分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
髪の毛まで焼きながらの鰻焼きご苦労様でした(笑)。
本部と店舗の「作」と「演」
「作」は「策」であり、
「演」は「縁」である。
本部も現場も「縁」あって「策」を施す。
そう考えていくしかないのでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2015年7月25日 (土) 06時46分

りっちゃんさん、コメントありがとうございます。
予定通り入荷したものと想定外の入荷。
いずれにしても、入荷した時点で自店の在庫と腹をくくるしかないのでしょう。
入荷段階で頭を切り替えて想定外の商品を店舗レイアウト上どのように調整して売場設置するか。これも経験を続けていくしかないのかもしれません。

投稿: てっちゃん | 2015年7月25日 (土) 06時42分

毎日売場が変わる神出鬼没です(^^;;
特売日や週末などは出来るだけ売上予算の
達成のため、構成比や場面取り等々、
アレコレと交渉も含め戦略的に考えるのですが、
問題はケの日ですね。

特売残やオトナの事情の商品の残。
如何に出し切るかを考えるため、
どれだけ発注を絞って冷蔵庫の在庫で
売場を作って売上を作るか。
家庭の冷蔵庫と同じで、あるもので
済ませてしまう野菜炒めな売場( ̄◇ ̄;)

在庫管理をスムーズにすると
今度は売上が行かないというジレンマ。

掟破りな通路販売をヤらないように
毎日脳みそ使ってワクの中に収める
工夫が大切ですね(笑)

投稿: 神出鬼没 | 2015年7月25日 (土) 06時20分

土用丑に重い課題ありがとうございます(笑)。本部はリベート主義、店舗は粗利益主義・・・リベートと粗利のどちらが会社利益に貢献するのか?本部の思いを現場にどれだけ落とし込み店舗がその気になって利益に変えていくのか。作と演の信頼関係がやはり大切ですね・・・頭が朦朧としていてまともなコメントが出来ず申し訳けありません・・・芸能ネタで慣れてるとは思いますが(笑)。

投稿: dadama | 2015年7月24日 (金) 22時25分

バックの在庫ゼロ、究極の目標ですが最大のネックは
特売残と送り込みでしようか(笑)
特売で欠品したくないので過去のデータと首ったけ
になっても売れ方はいっも違い残は無くならないですね
あとは自動発注システムの不備、入荷がカウントされず
入荷の連続😓上手く行かないものです。

投稿: りっちやん | 2015年7月24日 (金) 18時40分

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