« 2015年6月 | トップページ | 2015年8月 »

2015年7月

2015年7月31日 (金)

夏の切身コーナー

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある競合店をMRした。

  そこで一番感動したこと。

鮮魚の切身コーナーに立ち寄った時。
そこで展開されている切身魚の商品化の違いに愕然とした。

通常の切身魚のコーナーであれば、今の季節だったら生銀鮭や天然ぶり、もうかざめがこの地域での品揃えアイテムである。
そして、2切れ、3切れがメインで、皮なしフライ用が生銀鮭に加わる程度であろう。

しかし、私はこの時期の切身の用途として、「フライ」や「ムニエル」用途が圧倒的に多くなることと、家庭の調理設備のオール電化から、商品化も変えていかなければなら無いと思っていた。
チーフともその辺の話をして、夏場は小切れのフライ用のアイテムをもっと増やしていこうと共通認識していたのである。

そんな矢先に、この企業や店舗では、切身魚の商品化を「フライ」「ムニエル」を中心に小切れで一口サイズの商品化に切り替えていた。

  それもほとんどを小切れでの商品化。

従来の2切れ、3切れ等の品揃えはほとんどない。
更に、一部ステーキ用としてのバーベキューを意識した商品化もあり、このような商品化を見ていると、

  “いつかはこんな生鮭のステーキを食べてみたい”

というワクワク感に包まれてしまう。
この感情が、いずれこのお店でアニバーサリーの買い物をしてみたいとう感情に移っていくのだろう。

この企業以外の他社では、切身コーナーは従来の商品化のみ。
だから、この時期は縮小均衡に陥り、商品もボリュームも無くなっていく。

  しかしこのお店の切身コーナーは逆にスペース拡大。

特に、ちょっと贅沢な魚種を使用してのステーキ用途での提案品もあった。

  ステーキ提案。

ステーキといえばお肉、牛肉であるが、お魚のステーキ提案もこの時期は面白い。
なぜなら、ステーキで提案するといことは、骨を除去して箸やナイフフォークで豪快に食べられるという提案につながるから、お客様にとっても食べやすいメニューでもある。

このような提案をしている鮮魚コーナーだから、お客様の支持も高いのだろう。
その他の商品群も商品を積み上げて売り込んでいたし、お客様の鮮魚コーナーに群がっていた。

この企業は全般的に、売場での食の提案を欠かさない売場作りをする企業である。
よって、買い物時間も通常よりも多少長めになってしまう。

  それは、買い物を楽しませるから。

一部、迷わせる部分もあるが、いろいろ選んでみたいという欲求を満足させてくれるお店である。

  そんな位置付けのお店のお魚コーナーの切身売場。

切身魚に強い鮮魚コーナーはこれからの必須項目であると思われる。











| | コメント (6) | トラックバック (0)

2015年7月30日 (木)

チーフの鑑

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


企業に就いて、キャリアアップしていく。

  徐々に職位が上がっていく。

担当から、チーフ、そして副店長、店長、そしてその上へ。

  その都度に自分の部下が増えていく。

店長になると、店舗全ての従業員が基本的には部下という位置付けになってくる。

  人数で50人から100人、それ以上の店舗もあるだろう。

それだけの人数が自分の部下となってくる。

  要は、それだけの人員が自分を見ているということだ。

しかし、当の本人は意外にそのことに気づいていない(笑)。

  その振る舞いも、担当者の頃と同じ。

それはそれで、本人も、何も偉ぶらない態度として変えていないのだろうが、担当者からチーフへと昇格した段階で、人の上に立つ者として自分のたたづまいを見直す必要はある。

  その段階から見られる存在になったとい意識を持つことだ。

特にこのような業界では、部下のパートさん達は人生経験豊富な方達が多い。

  人を観る能力にも長けている。

自分の上司の態度や姿、そして服装や靴。
全てにおいて、チェックされていると思わなければならない。

そして、チェックされた後には、

  身だしなみにだらしのない人。
  ワイシャツがいつも皺だらけの人。
  靴のつま先に汚れが残っている人。
  スラックスに折り目の無い人。

そのような烙印。
しかし、当の担当者はそのようなことよりも、目の前の仕事を優先する。
それは一番優先させるべき行為であるが、部門のリーダーとなった現在では、チームを率いる存在としての自分という立場に立ったことを自覚しなければならない。

それは、個人の売場維持能力だけではなく、むしろチームとして全員の能力を最大限に引き出す使命を負ったということである。

  そこには、部下の感情が必ず入り込んでくる。

その感情をどうコントロールしていくか。

  そこに自らの身だしなみも入るのである。

リーダーとして、いろいろな面で隙(スキ)を見せないということ。
自分自身では、そんなことは関係無いと思っていても、部下は見ているものだ。
それも、年上のパートさん達は見抜いている。

従来からの人生経験から、リーダーのあるべき姿を見抜いているものだ。
そして、それに照らし合わせて自分の上司を観る。

  同様に同僚チーフからも観られている。

特にベテランチーフへの、同僚の若手チーフからの目線。
若手チーフは自店では店長や他部門のチーフの姿を見て育つが、他店舗の同じ部門のチーフ同士のつながりから学ぶ部分も大きい。

そんな時に、ベテランチーフの一言一言や一挙手一投足をしっかり見ている。
後々、その一言が若手チーフへ重要な一球として投げられていたことに気づくものだ。

  だから、部門会ではチーフの鑑として存在しなければならない。

それは、後々の自分のためでもあり企業のためでもあるのだ。









| | コメント (6) | トラックバック (0)

2015年7月29日 (水)

キャリア志向

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


新入社員の退職が相次ぐ。

  それはこの業界に限ったことではないという。

先日、ラジオを聞いていたら(通勤途中の車内で)、最近はどの企業も新入社員の退職が目立つらしい。

その理由としての第一は、

  自分のキャリアの利益にならない仕事内容である。

というのが挙げられる。

自分の将来の夢があり、その途中途中でどんな仕事に就き、その為に何を学ぶか。
それを、未来から逆算して現実の今を生きる。

そんな自己啓発の本をそのまま歩もうとしているのだろう。
そのような本は、いろいろなところで目にする。
確かに、それが自分の夢やなりたい自分に到達するのに一番の近道なのかもしれない。

  しかし、私は敢えて言いたい。

継続することで見えてくる「夢」もある、と。
たまたま、今の職業を選択し、いろいろな不安や不満を抱えながら今の仕事を継続し続け、その都度にその仕事やその業界の全体像を知り、その中でその業界の中枢の仕事をする。

当初は、こんな仕事をするとは思ってもみなかった人たちが、継続することで蓄積された能力を遺憾なく発揮して、今現在を生きている人たちはたくさんいる。

  「夢」を追うことよりも、「今」を必死に生きてきた。

その結果が、今の蓄積であり個人の能力の蓄積である。
全ては、努力の蓄積の向こう側に、成功が待っているのではないだろうか。

とっかえひっかえ仕事を変えて、能力が蓄積されるのだろうか。

  いや、それでも蓄積できる人もいるだろう。

しかし、それはごく一部の、本当に有能なそして幸運な人だけだと思う。
そして、我々凡人は、コツコツ若いうちから努力を積み重ねて、いつしかようやく一人前の仕事が身につくのではないのだろうか。

  それとて真実ではないのかもしれない。

未来から逆算したほうが、皆の幸せが確実に待っているのかもしれない。
しかし、私は未だにそのような成功者に出会ったことがない。

  世間が狭いのかもしれない。

しかし、私の人生の中で、未来から逆算して今を生きてきた成功者に出会ったことはない。

  自己啓発の本にはよく出ている勉強法。

私も、そんな未来を描いて、逆算して今を生きたいと今は思っている。
それは、ある程度逆算できる自分の人生が見えているからだ。

  20代ではその人生すら見えないだろう。

そう考えると、見えない自分の人生の未来から逆算するということの不安感のほうが高いような気もするのだが。

今の職場にしがみつく、ということではなく、何も知らない仕事を始めたわけでからせめて3年は席を置いてその仕事を一通り体験することは大切なことではないか。

  石の上にも3年。

3年後には、ある程度の仕事の流れが見えてくる。
そうすると、見えた仕事の楽しさや楽しみ、そして仕事が出来ることによる優越感とか自信がついてくる。

  ようやく掴んだ生きる自信。

そんなものが、3年後にようやく見えてくる。

  継続することで見えてくる生き方。

そんな仕事観を掴まないで、転職していくということは、本当にその人にとって幸せなのだろうか。

  いつも思うことである。






| | コメント (6) | トラックバック (0)

2015年7月28日 (火)

丑の日動向2015

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


丑の日商戦、ご苦労様でした。

  特に店頭で焼かれた方々。

本当にお疲れさまでした。

  そして、今年の動向。

昨年は、7月29日(火)。
今年は、7月24日(金)。

  一見すると平日でなのも変わらない感じ。

しかし、火曜日と金曜日の曜日の違いは意外に大きかった。
そして、個店の開きも意外に大きかった。

  それだけ、金曜日という与件は大きいのだろうか。

方や昨年比120%のお店もあれば、70%台のお店もある。
それは、曜日のズレが個店に与える影響として大きいのかとも思われる。

  火曜日は平日ど真ん中。
  金曜日は週末前の平日。

特に、小中学校が夏休みに入った後の週末という与件は、24日の金曜日という与件はもはや平日という認識ではすまされない曜日になっているのだろう。

更に、今年は相場が多少下がり気味にはなっていた。

  主力品が昨年より200円程度の価格安。

主力品の相場安を価格に反映させた結果、単価ダウンを引き起こした。
相場安が点数アップにつながれば良いのだが、いかんせん単価が下がったからといって、昨年1枚購入の方が今年は2枚購入とはいかなかったのが現実なのだろう。

  昨年同様に同じサイズを主力にした店舗は単価ダウン。

その結果、売上が未達という店舗も多かっただろう。

土用の丑の日というイベント。
お客様の心理はどうなのだろうか。

  どうせだから一番美味しいうなぎを食べてみるか。

そんな意識になるのが、土用の丑の日の特徴。

  “このような機会には値段は関係ない”

多少はそのような価格感度になり、自分では認識できない味の差を、スーパーのおすすめ品で美味しさを味わってみよう。

そんな顧客心理が働き、店舗で販売している商品の中で、一番の美味しいうなぎ一番のおすすめ品を展開して、お客様に価格訴求という側面ではなく価値訴求という視点から売場作りと売り込みを図るべきなのであろう。

  “一年で一番美味しいうなぎを食べる日”

土用丑の日とは、もはやそんな顧客心理に働くイベントなのである。
だから、昨年同様のサイズで単価ダウンされた商品を訴求しても、点数拡大にはなかなか働かない現象が起こる。

  「このお店は地域で一番高いわね。」

そう思われても、そのお店で一番美味しいうなぎを一番のメインストリートで堂々と販売するほうが、結果として単価ダウンを防ぎ、売上拡大へ向かう一歩であると思われる。

  曜日の違いでの店舗格差。
  主力の違いでの店舗格差。

いろいろな要因が重なって、売上に格差の出た丑の日の結果であった。






| | コメント (6) | トラックバック (0)

2015年7月27日 (月)

心に残るお客様

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


店舗で販売をしていると、心に残る場面がある。

  お客様から褒められる場面。
  お客様との会話で頷く場面。
  お客様の行動に感動する場面。

お客様の買い物態度や我々との会話を通して、「あ、こんなお客様の態度は良いなぁ〜」と感動する場面がある。

  お客様的には意識した行動では無いのかもしれない。

しかし、いろいろなお客様を目にしている我々からすると、ちょっとしたお客様の感じの良い買い物態度に触れると、妙に感動したりする。

  お互いに人間同士のふれあいである。

その中でも、買い物態度に感動するお客様は我々の心に残るものである。

  そんなお客様は一発で顔を覚える。

逆もあるが(笑)。

  いつも挨拶してくれるお客様。
  いつも笑顔で接してくれるお客様。

存在自体が周囲に元気を与えてくれるお客様。

  クレームの時にこちらの労をねぎらうお客様。
  率直なご意見を単刀直入に言ってこられるお客様。

いろいろと学ばされることが多いお客様もいる。

  “こんなお客様に自分もなりたいなぁ〜”

そう思う時も多々ある。
そんな時は、積極的に他店で買い物をした時に、以前に感動したような態度をお客様の立場で実践しようと心がける。

  例えば商品購入時。

どれが一番美味しいのかを従業員を信じて購入する。

  「ねぇ、プロの目から見てどれが一番美味しいの?。」

また、自分ではどれが最新版で使い勝手が良いのかを率直に聞いて見る。

  「あなただったら、どれを購入しますか?。」

自分が実際に使う立場だったら、どれを購入するか?。

そん問いかけをすると、大抵の従業員の方は、業務を忘れて自分の好みや嗜好を述べてくれる。

  その本音が聞きたいのである。

そこにいろいろな情報が詰まっている。
そして、その本音を聞いた後に、その意見を参考にしてそれを購入する。
後日、その従業員に率直に食後の感想や使用後の感想を言ってやる。

  「あれ、美味しかったよ(笑)。」

彼は、満面の笑みで応えてくれる。

  忘れられない存在。

まずは、そんなお客様に自らがなってみて、磨いていきたいものだ。








  

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2015年7月26日 (日)

北原里英という生き方

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日。

先日、「AKB裏ストーリー 北原里英24歳 アイドルの生き方」が放映されていたので、当然録画。

  北原里英。

私が一番初めに、AKBの中で彼女の存在を知ったのは、AKBグループの中でも更に小さなユニットが存在していた時代(3年ほど前か)に、Not yet(ノットイェット)というユニットで、大島優子、指原莉乃、横山由依と北原の4人のメンバーで活動していた時である。

  ダンスの出来る軽快な4人グループ。

そんな存在感のあるユニットのメンバーの一人であるという認識だった。
更に、フジテレビで始まった「テラスハウス」に出演したことで、北原の存在感は大いに増した。

そんな北原里英を特集した番組だった。

  北原里英をAKBメンバーはどう見ているのだろうか。

そのほとんどの声から聞こえてくるのは

  「良い子」。

自分から出しゃばるタイプではなく、影でメンバーを支えるタイプ。

  要は、芸能界で自分だけ生き残ろうとする人間では無いタイプ。

アイドルメンバーの集合体であるAKB48ブループであるから、そのほとんどは自らアイドルを目指す貪欲で積極的なメンバーがほとんどなのであろうが、その中でも特異な存在であるという。

番組内でも、自分のことよりも他のメンバーを思いやる姿が積極的に放映されていた。

先日も、情熱大陸で渡辺麻友がAKBについて語っていた。

  「AKBというグループは真面目な子が損をする世界」

そんな世界だから、AKBグループにあっての北原里英という存在はかなり特異な存在なのであろう。

そんな彼女が、今年の3月にNGT48(新潟)の発足へ向けてのキャプテンとしてに異動の発表があった。

  アイドルからプロデューサーへ。

そんな位置付けになるのだろうか。
今までの、AKBが出演するいろいろなバラエティー番組を見ていても、北原里英という存在は「頭の回転の早いメンバー」という印象が強かった。

ただし、特別にアイドルとして存在感が際立っているわけでは無い。

  魅られる存在。

そんな存在ではないが、皆んながみんなそんなアイドルの王道を歩む存在であっても面白みもない。

北原里英がインタビューで答えていた言葉。

  「自分が必要とされていることが嬉しい」

アイドルとして必要とされなくなってきたという現実は、徐々に受け入れざるを得ない状況になってきたが、北原はそのことには危機感を抱いていない。

  他人に必要とされる存在。

そこに北原里英は、生き方の価値を見出し始めた。

  そこに、NGT48のキャプテンという役割。

いよいよ、7月からはその採用活動が始まった。

  「新潟の女になります。」

北原里英が言い放った、過去最高の11位になった今年の選抜総選挙でのインタビュー。

是非とも、プロデューサーとしての腕を磨いてほしいものだ。



| | コメント (8) | トラックバック (0)

2015年7月25日 (土)

地域懇親会

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


たまには、地域の同業他社との懇親会もいいものだ。

  先日、暑気払いも兼ねての懇親会。

ただし、そのような地域の店長同士のつながりを持っているかどうかが大きな鍵となるが、そのネットワークを確立すると、意外に同業他社の店長や従業員との懇親会は定期的に継続していけるものだ。

  ただし、言い出しっぺが必要になるが(笑)。

我々のような流通業、特にチェーンストアの従業員同士は、同じ業務内容でもあるため話はよく会う。

  特に現場同士の会話は尽きない。

現場の問題、現場と本部の関係、上司と部下との関係等、いろいろな課題や悩みそして喜び等のほとんどが共通項となって話題となる。

今回も、新たな企業の方が1名参加し、新たな視点や話題で花開いた。

  そしていつも思うのは、企業毎のDNAの違い。

同じスーパーという店舗で同じような売場や品揃えをし、同様の営業時間や組織を持ちながら、内部の考え方や仕事観は大きく違う。

  方や結果や売場の状態を優先する企業。
  方や結果ではなくプロセス重視の企業。
  方や情報の本部からの一方通行の企業。

三社あつまれば、三様の仕事観に分かれる。
その違いを聞いているだけでも面白い。
そこに、創業者や経営者の想いが凝縮しているのだろう。
その結果、全従業員にまでその想いが伝わっているのは間違いない。

  それは良い悪いではなく伝統として末端にまで及ぶのである。

それが、結果として日々の我々の考え方と行動に直結しているのだ。

  このDNAは、そう簡単には変わらない。

そして、それが強みともなり弱みともなる。
要は、そのDNAを強みに変えるか弱みになっていくか。
企業内では強みと思っているDNAが、末端では弱みとなっていたり、自分たちでは知らない強みが他社からすれば明確に強みとして周知されていたり。

  これは同業他社との懇親会から伝わる真実であろう。

しかし、何社かの方とネットワークを構築していくと、ネットワークに入りずらい企業体質、入りやすい企業体質も存在する。

  「あの企業はこのような仲間に入ってこない」
  「あの企業は地域の中でもまとまりが強い」

そんな企業体質も見えて来る。
それは、企業の強さとも裏腹の関係でもあるようだ。

  他社と積極的に交わる企業体質。

こんな体質を有する企業は、競争力も高いように思える。
積極的に違う血を取り込もうとする企業のDNAなのかもしれない。

  そのDNAが結果として向上心を生むのだろう。

それが、同じ「土用丑の日」を捉えても、その取り組み方は大きく違う。

  土用丑の日を一大イベントとして取り組む企業。
  土用丑の日に堂々と、店長が休日を取れる企業。

丑の日を鮮魚のイベントだと切り捨てれば、特に店長がいてもいなくても何の問題もないのだが、それをそのまま額面通りの受け取る企業体質か否かということだろう。

  それは企業のトップの考え方次第でもある。

そのようなイベント時に企業トップや創業者がどのように考えているのかで、各店舗の具体的な勤務スケジュールも決定するのだろう。

同業他社の方と話をすると、そのような詳細な具体的な事例がいくつも共有されるから面白い。








| | コメント (8) | トラックバック (0)

2015年7月24日 (金)

在庫マネジメント

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


在庫マネジメントというと、生鮮の鮮度落ちしやすい商品群が見えが行きがちだ。

  「グロサリーは腐らないからあまり気にしない」

そんな意識を持つ店長は意外に多い。
特に、生鮮出身の店長はそんな錯覚を描きがち。

  腐らないから無関心になる。

雑貨などは更に賞味期限も無い。
だから、つい放っておいてしまう。

  気がつくと至るところに在庫の山。

適正な在庫を維持することの最大のメリットは何か?。

  それは作業効率。

商品整理が効率的。
次回発注が効率的。
欠品対策が効率的。

  要は少ない人員で効率的な仕事ができること。

そして、在庫管理から早く人員を抜いて、今の売場に全力投球できるから、売れ筋のチャンスロスが減少し、売場の手直しによる買いやすさの向上も図れ、定番売場の回転が良くなる。

グロサリーという部門の特性は、定番の強み。
エンドや特設の売場もあるが、その売り上げの最大の出処、利益の出処は定番売場である。

  在庫マネジメントの向上は定番売場のメンテナンスに結びつく。

私は、グロサリー部門の業績改善の最大のポイントは定番管理であると考える。
そして、その為には、在庫マネジメントの向上により定番メンテナンスの改善へ結びつくと考える。

  在庫マネジメント。

一言で、そういうと、発注精度であると考えがちだが、発注ほど難しいものは無い。
精度を上げようといろいろな施策を施すが、なかなか上手くいか無い。

  在庫の山の状態で発注精度の向上を施策しても効果は無い。

在庫の山を如何に売場に出しきるか。
この優先順位を誤ってはいけない。

  入荷した商品はその日のうちに売場に出しきる。

“生鮮と同じではないか”

そう思われる方も多いだろう。
その通りである。

商売の原理原則は同じ。

  入荷した商品を売場に出しきる。

売場以外は利益を生まないからだ。
バックヤードに下げた瞬間から売り上げには結びつかない。
だから、グロサリーチーフは数人のバイヤーからの情報を一手に一元化し、バイヤー送り込みの日程をチェックし、その日に入荷した送り込みやイベント品を、入荷した当日に所定の場所に所定の商品を品出しするという単純なこと。

  しかし、これがなかなか出来ない。

その一つに、バイヤーからの情報量の多さがあるだろう。

  チーフ1人にバイヤー5人。

この関係が、情報の一元化を阻み、情報を見落としていつまでも売場に出ないという現象を生み出す。

多くの企業や現場では、この構図を変えられないで在庫過剰な現象を止められない実態を抱えている。

  バイヤーが一生懸命に仕事をすればするほど在庫過剰になる(笑)。

本部と店舗が一丸となって、この問題を解決していかない限り、在庫マネジメントの向上からの業績改善へは向けられないのではないか。

さてこれからお盆商戦を迎える。

  ますます在庫マネジメントが需要となる時期。

出しきるサイクルを如何に定着させていくかが最大のポイントなろう。







| | コメント (8) | トラックバック (0)

2015年7月23日 (木)

ビジョナリー・プロフェッショナル

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


本を読む。

  目的があるから、本を読む

知識を得たい、仕事に役立てたい、将来へ備えたい、考えを整理したい等々。

  直接的に自分の未来に役立てたいから本を読む。

先日、フェイスブック仲間の方から紹介された本を読んだ。

  山本真司著 「実力派たちの成長戦略」
  
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569824331/tetu0358-22

その方の紹介でも、

  「本書は、評論家が示す仕事論ではない。
   著者の実体験が為す、先にあげた読者層への応援歌である。」

とあった。
なにやら、難しそうな本かなぁ〜と思ったが、アマゾンで購入した。
翌日に送付されたので、早速読み始めた。

  “結構、話題が飛ぶかなぁ〜”

読み始め、そんな感想だった。
がしかし、読み込んでいくと、徐々にある気持ちの変化に気がついた。

  “はやく、アウトプットしたい”

要は、この本に買いてある内容の中の、「アウトプット志向」の考え方。
本を読む目的は、最終的には、インプットした内容を自分で噛み砕き、自分の体内で消化し、最終的には有効に行動して結果を導き出すことである。

  アウトプット志向。

このことを強く勧める本であることだ。

  「ミドル世代よ、行動しなければ始まりませんよ。」

そんなメッセージが強烈にインプットされた本である。

  “じゃぁ〜、何をアウトプッとするのか?”

それが、ビジョンである。
自分の企業や店舗が目指す「あるべき姿」。

  ミドルエイジに必要なのはビジョン創造力。

ビジョンを創造し、それに向かって自ら主体的に行動し、あるべき姿(ビジョン)に到達する。

  それがビジョナリー・リーダー。

我々ミドルがいつまでも中間管理職ではなく、ビジョナリー・リーダーとして企業や店舗のビジョンを創造し、自店のメンバーを巻き込んで目指す頂(いただき)に到達する姿勢。

  更に、自分の人生にもビジョンを持つことのススメ。

企業も店舗も個人も同様に、未来がある。

  自分の人生のビジョン。

それを 「まだ人気のないもの」×「好きなこと・やりたいこと」のキーワードで方向性を導く。

この方向に自分を導くことによって、明るい未来が開けてくる。

  自分の未来。
  人気のないもの。
  好きなこと・やりたいこと。

このような言葉を聞いていると、なんだかワクワクしてくるものだ。

  “自分の人生のビジョンを描いてみるか”

今回は、この本によって、自分の未来のビジョンを描いてみようと思うのであった。
このブログの「おすすめ」にも加わりましたのでご案内いたします。









| | コメント (8) | トラックバック (0)

2015年7月22日 (水)

トラブル歓迎

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


従業員同士のトラブル。

  かっては社員同士の喧嘩が主だった。

例えば、鮮魚チーフと青果チーフが取っ組み合いの喧嘩をする。
原因は、商品入荷時のトラックの出入りに関しての優先順位とか、入荷商品の在庫管理スペースの譲り合いとか、そんな業務上のトラブルが頻発していた時代もあった。(超懐かしいと思う方も多いのでは)。

  しかし最近では、パートさん同士のトラブルが後を絶たない。

これは、普段の態度や個人対個人間での感情が相当入り込む場合が多いので、やっかいではある。

  それが高じて、どちらかが退職してしまう。

ただでさえ人材難な時代に、このような人間関係からくるトラブルでの退職は残念であり、避けなければならない状況であろう。

  まさに、そんなことで有能な人材を失ってはいけない。

それを阻止するのも、店長の大切な仕事であると言える。

先日も、自店でパートさん同士のトラブルから、一方のパートさんから退職の意向を告げられた。

  「パート同士のトラブルで辞めたいのですが。」

パート同士のトラブルに限らず、人間同士のトラブルの一番の原因は、お互いに膝交えて直接話さないことが発端であることが多い。

  つまりは、人の噂に振り回されるのである。

あの人が言ってたよ、みんな言ってたよ。
その言葉に、それを聞いた本人は心動かされる。

  「あの人は私のことをそう思っていたんだ!」

しかし、直接本人から聞いた人は居ない。
いずれも、人の想像や噂話しが発端である。

  その噂が一人歩きをして伝わっていく。

その伝わり方も事実がどんどん捻じ曲げられて伝わるから、最後はほとんど凶悪な状況となっている場合が多い。

その噂を聞いた同士のお互いの感情は、話す前からかなりヒートアップしていることは想像に難くない。

  その段階でちょっとしたトラブルから大爆発してしまう。

その事後に大抵は店長のところに話しがやってくる。

  「あの人とあの人が大げんかをしていました。」

時すでに遅し、ではない。
しっかり、両方の話しを聞くことから始める。
そして、どんな噂話しも絶対に信じない。

  お互いの話しだけを耳に入れる。

その話しも、直接相手とのやりとりだけを聞く。
人から聞いた相手の噂話しは絶対に聞かない。
それは、話しをする相手へもキツく要求する。

  絶対に人から聞いた噂話しは持ち込むな。

そうして、尾ひれ派ひれを取り除いていくと、お互いの本心が見えて来る。
そんな話しを一通り聞いたら、その後は、現在の心境を聞く。

  「後悔していないか?。」

大抵は、その後の懺悔を望んでいるのである。
しかし、なかなか切り出せないのが人間の性。
特に女性は、一度絡まった糸は、なかなか自分たちではほぐせない。

  そんな時の、店長の存在は重要だろう。

「素直に、明日謝罪したら。」

  「はい、謝ります。」

翌日から、何事もなく笑顔で仕事をする姿があった。





| | コメント (8) | トラックバック (0)

2015年7月21日 (火)

卒業証書Ⅳ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前からのこのブログでも取り上げている「卒業証書」。

  人事異動者に対して送る寄せ書きの事。

人事異動をこのお店からの卒業と見なして、異動者に卒業証書を送る事にした。
そして、どうせならその卒業証書にこのお店のメンバーからの寄せ書きも書き込んで卒業証書を送ろうということになり、それがまた記念になるとウケるようになっていった。

  中には、私からの卒業証書が3回目という猛者もいたりする。

それは、私とどこかで同じ店舗となりながらも、いち早く私よりも先に人事異動の辞令を受けて、私から卒業証書を受け取った回数が計3回ということ。

  3回の異動時の店長が私だったという偶然。

そんな担当者もいる。

  特に、女性の卒業者への卒業証書は華やかだ。

同性が可愛らしく飾り立てて卒業証書を作成するから。
そこに、色とりどりの色合いを付け加えて、本当に華やかな卒業証書が出来上がる。

  今回はレジの担当者が異動対象。

レジ部門は人員も多く女性がほとんであるから、このような卒業証書作成にかける意識も高い。

私が用意した白紙の卒業証書に、早速色鉛筆で飾りつけを始めた。

  流石のノリである(笑)。

そして、その飾りつけの輪の中に、各人のコメントや寄せ書きを書く仕組みになっていた。
数日の中で、その輪の中の寄せ書きが埋め尽くされた。

  “さて、いつ卒業式をやるか?”

急遽の人事異動だったため、人事異動者の子がこの店舗で最終日となる日は、私の休日でもあった。

  「もちろん店長が出社して卒業式をするんですよね」

  “やっぱり私が休日に出社しなければダメか”

休日に出社することで腹を括った(笑)。

  そして卒業証書。

ここまで綺麗に仕上げた卒業証書であったから、もっと綺麗に豪華に完成させられないかと思った。

  “いままで撮り貯めた本人の写真を編集して貼り付けよう”

いろいろな場面で撮ってきた写真。
本人が写っている部分を編集して一枚にまとめて、卒業証書と同じB4版に拡大して完成させた。

  “これを裏側に貼り付けてパウチすれば完成だ”

しかし、お店にパウチの装置は無い。

  “本部で作ってもらうか”

そして完成した卒業証書。
パウチされて完成した卒業証書は、今までにない出来栄えとなっていた。

  ここまで綺麗に仕上がった卒業証書はいままで無かった。

一人一人が作成に関わった卒業証書。
その一言一言が、キラキラと輝く表現力を持って完成された。

  更に、本人が写った写真。

卒業証書の裏側を見ると、このお店での思い出も蘇るだろう。
いい出来栄えである。

この卒業証書を見るたびに、このお店の事を思い起こし、このお店で働いた事を思い出してくれたら幸いである。





| | コメント (6) | トラックバック (0)

2015年7月20日 (月)

梅雨明け

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


いよいよ梅雨明けである。

  今年の梅雨の特徴。

今年は、5月中から最高気温が関東では30度を超える陽気が続き、6月の8日から梅雨入りとなり、本当に雨が降り出したのは6月後半からで、7月の台風が襲来する最近まで地域的には九州や四国を中心に大雨をもたらす梅雨となった。

  台風11号の通過後に、梅雨明け宣言である。

今年も本格的な「夏」がやってきた。

  とは言っても、8月初旬まで。

その後は、朝晩は今までの寝苦しい気温から少し涼しい気温へ低下していく。

  本当に猛暑的な気温はわずか3週間程度。

とは言っても、その3週間の間は地獄である(笑)。
この3週間を如何に涼しく過ごすか、スタミナをつけて夏バテを予防するか。

  この点に食品スーパーの存在価値があるのだろう。

日中の最高気温は35度を超え、更に夜の寝苦しさといったらない。
この3週間のために、どの家庭でもエアコンを設置するのであろう。
そして、この3週間は個人ごとの体感温度によって、暮らしも大きく変化する。

  私と女房はこの時期別部屋で睡眠する。

私はエアコン無しの部屋。
女房はエアコン設置部屋。

  女房はとにかくあつがり。

この時期はとてもじゃないが、エアコンのない部屋では寝れない。
私は逆で、エアコンの冷風に体を冷やしてしまい、体調が崩れる。

冬は布団の数で体温を調節できるが、夏は裸からは脱ぎようが無い。
よって、寝る部屋を変えてでも寝やすい部屋で睡眠することになる。

  そして、明後日には「土用の丑の日」。

この絶好のタイミングは、日頃の行いの良さか(笑)。

  梅雨明け後の丑の日かそうでないか。

この差は売上に大きく影響を与える。

  かって梅雨明け前の丑の日は最悪であった。

特に、土砂降りの土用の丑の日は、予定の3分の2程度。
土用の丑の日の売上は、そのほとんどが丑の日当日に稼ぎ出す金額である。

  当日逃したら絶対に取り戻せない。

これが丑の日の怖さでもある。

  特に、平日の丑の日は、午後からの勝負である。

午後3時頃から午後8時ぐらいまでが最大のピークである。
特に、ロングタイムの働く主婦にとっての、うなぎ蒲焼は簡便性の非常に高いメニュー。

  よって、遅くなれば遅くなるほど集中するメニューとなる。

だから、絶対に夕方以降手を抜いてはならない。
更に、今年は翌日が土曜日であり、土日とうなぎの販売がある程度継続できるメリットも高い。

  金曜日は安心して十分な在庫を売場に展開できる環境である。

ブログの読者の方たちも、丑の日と週末は命がけでうなぎ焼きをする方も多いだろう(笑)。

  ぜひ、熱中症への備えも怠りなく迎えて欲しいものだ。

そんな人たちは、すでにうなぎ小屋での飲料等も事前準備は万全を期されていることであろうから、今更私がどうのこうのということでは無いのかもしれないが。

  そして、梅雨明け直後。

ガンガン、うなぎを売り込んで、丑の日へつなげたいものである。

  土用の丑の日は、7月の24日(金)。

鮮魚の一大イベントである。









続きを読む "梅雨明け"

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2015年7月19日 (日)

初森ベマーズ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日。

毎週土曜日の午前0時12分という中途半端な時間帯から始まった「初森ベマーズ」。

  乃木坂46メンバー総出演のドラマである。

初森公園がマンションになってしまうという事実に対して、その公園でいろいろな出会いや思い出のある高校生達(乃木坂46メンバー)がチームを結成して、工事会社社長娘が所属する高校(ここでも乃木坂46メンバーが所属)と対戦するというストーリーである。

  乃木坂46初のテレビドラマ。

いままで、「乃木どこ」(現在は乃木坂工事中へ変更)や「乃木ビンゴ」等で乃木坂46の紹介番組はいくつか放映されているが、テレビドラマは初となる。

  女子ソフトボールを扱ったドラマ。

乃木坂46で人気ナンバーワンの白石麻衣は、中学時代にソフトボール部に所属していたことは有名。

その白石は今回は建設会社社長の娘として、敵対する女子高のソフトボール部キャプテンとして、どちらかというと敵役(かたきやく)として出演しているのも面白い。

設定としては、白石演じる敵役の女子高は全国ナンバーワンの実力を備えているが、全面的な勝利主義であり、一見すると大リーグ養成ギプス(古い!)を着用してトレーニングに励んでいたり、高額のトレーニングルームで高額の機械を使用した練習にて、常に常勝チームを宿命付けられているという設定。

そんな白石率いる常勝チームが、全くの素人集団の乃木坂46チームの人間くさいチームと対戦しながら、徐々に人の機微に接して改心していくというようなストーリーではないかと思われる(まったく私の推論ですが笑)。

  そして、この夏の乃木坂46の新曲は「太陽ノック」。

初めてこの曲の曲名を聞いたときは、太陽にノックして目覚めさせようとする曲かと勘違いした。

  実はソフトボールの練習である守備ノックのこと。

太陽の下でソフトボールの守備練習であるノックを意味する言葉であった(笑)。

  だから、新曲とドラマは連動している。

そんな関連性の中で、今年の乃木坂46の夏のシーンは始まった。

  AKB48の人気が薄れていく中、乃木坂46が元気だ。

ある程度メンバー固定でゆっくりと人気が出てきた存在だから、急速にブレークしてきたわけではない。

  急速にブレークすると急速に弾けていく。

ゆっくりとゆっくりと人気が高まり、ゆっくりとゆっくりと安定した力をつけていく。

  乃木坂にはそんなコンセプトがあるのだろうか。

今回の「初森ベマーズ」。
ストーリーはあまりにも幼稚ではある。
 
  しかし、どこかで興味を引く展開へ回転するだろう。

楽しみではある。





| | コメント (10) | トラックバック (0)

2015年7月18日 (土)

メビウス農法2

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


以前にも記したメビウス農法。

  この農法で栽培された農産物が美味しい。

メビウス農法とは
http://www.waiwai-club.jp/。

基本的には、耕作地をメビウスエネルギーによって理想的な環境に改善した上で、有機肥料等によって土壌を改良し、化学肥料や農薬を使わないで農産物を栽培、育成、収穫するといった農法らしい。

そして、今は主に女房がこの農法で栽培された野菜類の美味しさにハマっている。
そこで、よく買いに行くのがこちらの「こがしファーム」。

  http://kogashifarm.blog55.fc2.com/

Img_4995
こがしファームの大貫さん。

  きゅうり、じゃがいも、ズッキーニ、かぼちゃ等。

どれも本来の野菜の美味しさが凝縮されている。

  いままで味わったことのない美味しさを味わっているのだ。

それが、メビウス農法で栽培された所以なのであろう。

実際に口にしてみて野菜の密度が濃く、その食感も有機的な味わいを感じるということは、この農法が寄与している部分は大きいのだろう。

  特に、じゃがいもはねっとりしていて甘かった。

Img_4993

また、ズッキーニ。
通常のズッキーニだと、スーパーで販売されているサイズはきゅうりよりも小さいサイズが主だろう。

  ここで販売されているズッキーニは、大根サイズ。

それが、これ
Img_4996_2

まさに、大根サイズである。
だから、輪切りにしても美味しい。
このズッキーニを使用して作ったのがこれ
Img_4607
ズッキーニとチーズのステーキ。
ナイフとフォークで丸かぶり。

  ズッキーニのジューシーさを初めて知った。

よく煮込んだ大根や冬瓜のような柔らかさに似た美味しさを感じた。

これからの季節はかぼちゃ、枝豆、いんげん等々。
Img_4994
昨日の「日本一の八百屋」を記した。
本日は、こだわりの農家。

健康志向が高まる昨今
野菜も使い分けの時代なのだろう。





| | コメント (8) | トラックバック (0)

2015年7月17日 (金)

日本一の八百屋

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今週のNHK「仕事の流儀」。

  青果商「杉本晃章」(すぎもとてるあき)。

以前に「ガイアの夜明け」でも取り上げられていた。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-3e9f.html

  サブタイトルが「度胸で仕入れ情熱で売る」。

以前のガイアの夜明けの時は、震災後の福島県産の野菜を自信を持って売り込む姿が放映された。

  頑固な青果商。

言い方を変えれば、信念を持って仕事をする商人。
当時は、福島県産をお客様に信念で提案する姿が清々しかった。

  今回は震災を置いといて商人としての在り方。

特に、息子という跡取りに対しての商売の伝承。
そこにも触れた今回の映像だった。

  見ていると、その買い方のスピーディーさが凄い。

これが、野菜や果実の目利きの神がかりなところ。
一目見ただけで、頭に入力された思考回路が巡り、この時期に一番美味しい産地と品種を見分け、市場に置いてある商品から最高のものを仕入れる。

  そのスピードが凄い。

そして、セリにも強い。

  いるものは絶対に買いそびれない。

「ハズレない、アタリのみ」。
お客様が買って、ハズレと思われる商品は絶対に置かない。

  それがお店の信用。

そのために、今まで仕込んだ商品知識を最大に活かして仕入れる。
そして、仕入れたら、徹底して売り込む。

  売れる喜び。

この喜びが彼を支えているのだ。

  その為の単品量販力。

一品を誰よりも多く売る技術。

  タイミング、品質、味、加工。

如何にこの時期にタイミングを逃さずにベストな品質を仕入れて、この時期の美味しさを提案するか。

  「攻めて、攻めて、攻めまくる」

彼の商売に対する信念。

  攻めるのは最大の防御。

この諺は、この世界の常識である。

  引いたら負けだ。

それは、お客様にも伝わるという。
あっという間に、信頼を失う結果となる。

  これも引いて失敗して初めてわかる原理原則。

そして、彼をただの八百屋で済ませない仕事技術がある。
それは、市場で流通しないような形や色のインゲンの販売。

  縞いんげん。

一般的ないんげんに比べて、格段に柔らかく風味お強い。
しかし、強烈なまだら模様の為、市場には出回らない。

  このような商品を敢えて仕入れて売りこむ。

ここに彼の真骨頂がある。

  「攻めて、攻めて、産地を守る」

これが、彼の仕事に対する心意気でもある。

  農家さんや産地を大切にする姿勢。

それは、川上である農家の苦労を知っているからられる技でもあろう。

  こんな担当者で構成されたら。

我々スーパーも大小を問わず強くなっていくのだろう。






| | コメント (6) | トラックバック (0)

2015年7月16日 (木)

墓参り2015

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


毎年恒例の墓参り。

  今年も東北〜北陸の行程で1日で強行(笑)。

それも毎年梅雨時の7月中旬から後半でのイベントである。
そして、今年も梅雨時とはいえ、東北北陸地方は梅雨時の晴れ間が広がる好天となった。

  それも暑すぎず雨もなく。

まさに墓掃除、墓参り日和であった。

  “守ってもらっているのだろうか”

毎年思うことである。
本当にご先祖様に感謝である。

女房も前日から「生花」を買い込み、お供え物や着替え等を準備して、当日は午前5時発。

途中朝食をサービスエリアで摂って、一路東北へ。

  吾妻小富士がくっきりと見える快晴の福島。

私は小さい頃からこの山を見て育った。
特に冬の吾妻小富士は、圧倒的な雪の壁を我々に見せてくれる。

  自然の偉大さと怖さ。

この山は私に、そんな自然の偉大さを教えてくれた。
その山に見守られて、私の祖先の墓がある。

  “ここで約1時間か”

毎年、そんな時間の経過を経て新潟へ向かうのだが、今年はたっぷり1時間半はかかった。

  草がいつになく多かったからだ。

女房と二人で掃除しても、これだけの時間を要した。
長く伸びた草に加えて、小さく根が張った草も多く、今年は手こずってしまった。

  “新潟には30分の遅れか”

通常よりも30分ほど早めに出発したが、結局は通常通りの時間での新潟行き。
磐越道は、途中途中で追い抜き車線はあるが、基本的には片側1車線通行であり、前に遅い車があると、次の追い抜き車線が現れるまで追い抜けない。

  ここが一番のネックである。

だから、ゆっくりと無理をせずに景色を楽しむスタンスで運転する。

  ここの景色の変化は楽しい。

中山峠を越えると、猪苗代湖と磐梯山が見えて来る。
更に、会津盆地を見下ろす峠からの眺めと観音様の存在。
そして、西会津の山並み。
県境のトンネルと抜けると、阿賀野川沿いに下る景色。
そして、新潟平野の眺め。

  いつ通っても飽きのこない景色が眼前に広がる。

そして、浜のお墓
砂地のお墓は草むしりはが楽。
だから、ここは手際よく草むしりをしてお墓詣り。

  そして昼食はいつもの激辛カレー。

私たちが存在できるのも、祖先があってのこと。
何はなくても、ご先祖様への感謝を忘れずに、その気持ちを伝える儀式がお墓詣りだと思っている。

更に、この行程を経て、一年の巡りを感じるのである。



| | コメント (8) | トラックバック (0)

2015年7月15日 (水)

個店ごとの時代の流れ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


我々は、店舗という現場で働いている。

  個店ごとに顧客が存在する。

その顧客は、その個店周辺に居住するお客様である。
よって、そのお客様は個店ごとに重なることはない。

  個店には個店特有のお客様が存在する。

そこにチェーンストアの難しさが存在するのだ。
同じ店舗規模、同じレイアウト、同じ品揃え、同じオペレーションでチェーン展開するスーパーマーケットとは言えども、お客様の違いによるマーチャンダイジングのズレは必ず発生する。

  それが如実に現れるのが「盆」「暮」。

お盆や年末となると、地域のお客様の暮らし方が真逆になる店舗が続出する。
しかし、その現実は、どのチェーンストアにも存在する。
その違いを店長はじめ、現場の担当者達が日々手探りで追求していくことが仕事でもある。

  そして、その個店も将来的に変化していく。

要は、個店のお客様も未来的に成長していくということ。
だから、同じ店舗でも10年後には、お客様も10歳成長するわけであるから、30歳代の若いお客様が多い店舗でも10年後には40歳代の顧客層に変化していく。

開店当初は地域のお客様が帰省する方多かったお盆商戦でも、10年後にはお盆の賑わう地域へ変化していくという事実。

しかしそれも、住宅地に存在する店舗と駅周辺に存在する店舗ではまた異なる。

  進化する住宅地と人が入れ替わる駅周辺。

そんな違いが日々、毎年少しずつ変化しながら5年、10年とお店の役割は変化していくものだ。

  自店の未来はどう変遷していくのか。

その仮説の上で、日々の商売や年々のお盆商戦を見ていきたいものだ。

  しかし世の中全体としてはどんどん高齢化に向かっている事実。

家庭の主婦を対象に、家庭内食の提供業としてワンストップショッピング性の高いお店のコンセプトでスタートしたスーパーマーケットであるが、その使命も高齢化の進化とともに変えていかなければお客様を失うことになっていくのだろう。

  家庭の主婦層の来店頻度。

この頻度が激減していく店舗も多いだろう。

  定年後のご夫婦の来店頻度。

この頻度が高まるお店が多くなるだろう。

  男性高齢者の来店頻度。

この頻度が大きく高まるお店もあるだろう。

いずれにしても、男性高齢者の来店頻度は従来よりも高まる可能性は高い。
夫婦で今日の献立を買い物に来る場面、特に定年後の旦那さんも一緒に買い物に来る頻度の高まり。

また、独身の方やお一人になった男性高齢者の方の買い物頻度も大いに高まるだろう。

自分の健康面を考えると、魚の需要が高まることを意識しなければならない。
ただし、従来の丸魚という販売シーンではなく、それを店内加工できるか。
それも、ますます調理しやすい状態に。

  専門店への志向が高くなるだろう。

従来は、奥様が一手に引き受けていた家庭内食。
それが、一日中家にいる旦那さんも一旦を担う役割へ。

  自分のつまみぐらい自分で作るか。

そんな志向へと進むのではないか。

  つまみ類の需要の高まり。

いろいろな想定が変化し、仮説を変えていかなければ対応できない時代へ向けて、考えていかなければならないのかもしれない。





| | コメント (8) | トラックバック (0)

2015年7月14日 (火)

今年のうなぎ2015

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


土用の丑の日。

  今年は7月24日(金)。

ここ最近では、うなぎは丑の日しか食べない食材になってしまった。
以前は、国産でも中国産でも安価で、1串298円等で日替わり販売されていたから、その機に昼食等でレンジでチンして食べていたのだが、最近はそのような日替わりも影を潜め、輸入物でさえも口に出来ない代物になってしまった。

  年に一度のご馳走。

この日ばかりは金に糸目をつけずに食べる食材。
糸目をつけずにとは言っても、1尾1500円前後の長焼きをメインに食するものであり、極端な高値ではないが、一家4人ともなれば合計6千円の金額は飛ぶことになる。

  とは言っても、土用の丑の日ぐらい。

日本人にとっての丑の日はそのような日であることは間違いない。

ここ数年、高値が続いている。

  それでも丑の日だけは国産のしっかりした鰻がメインとなる。

それも、店内で一番美味しい鰻が一番先に欠品となってしまう。
それが、ここ数年の流れである。

  一年に一度。
  一番美味しい。

わかっちゃいるけど、最後までこのキーワードは崩れない。
わずか数百円の違いなら、どうせ一年に一度の食べ物ならば、一番美味しい鰻を食べたい。

  やはり日本人はそこに行くのであろう。

当社で自信を持って打ち出している「新仔うなぎ」。
ただし、今年はなかなか揃わない。
価格も高騰しているようだ。

  それでも当日は一番の人気になるだろう。

ここ数年来の傾向から、間違いなくこの商品に集中する。
鮮魚チーフが私に言った。

  「店長、今年の送り込み数量です。」

    「昨年はいくつ売った?。」

送り込み数量はその数量を上回っていたが、それでも昨年の品切れ時間を考えると不足の数量である。

  今年は昨年の2倍近く売り込める筈だ。

そう睨んでいた。
よって、チーフの提示した送り込み資料に目を通して、即バイヤーにダイレクトに電話した。

  「新仔」の数量をもっと増やしたいんだが(笑)?。

直接話をする、ということは、一番確実な方法である。
人と人とのコミュニケーションとはそのようなものだ。

  ダイレクトに直接相手と話をすれば開けてくる。

なんとか満足いく今年の数値計画ができつつある。
後は、このうなぎをしっかりとお客様に伝えて売り込んでいくだけだ。







| | コメント (8) | トラックバック (0)

2015年7月13日 (月)

ワインブーム?

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ニフティニュースにこんな記事が載っていた。

  第7次ワインブームの到来。

“えっ、ワインブーム”

この業界では、常にワインブームであるかのごとくに、他社の新店の出店や改装によって、一番変化し進化している売場がワインを中心にした斬新なレイアウトへの移行や豊富なワインの品揃えの話題に尽き無いのである。

  “ここに来てワインブームと言われてもなぁ〜”

そんな印象ではある。

ネットで第7次ワインブームに至るまでの、過去のワインブームを調べてみると、

1972年頃第一次ブーム・・・外国産ワインの輸入自由化による、本格テーブルワインブーム。
1978年頃第二次ブーム・・・「サントリーレゼルブ」などの1,000円ワインブーム
1981年頃第三次ブーム・・・低価格一升瓶ワインなどの地ワインブーム
1987~90年頃第四次ブーム・・・バブル期のボジョレー・ヌーヴォー、高級ワインブーム
1994年頃第五次ブーム・・・「デリカ・メゾン」などの500円低価格ワインブーム
1997~98年頃第六次ブーム・・・ポリフェノール効果による赤ワインブーム

こうやって歴史を遡れば、懐かしい記憶が蘇る。
そして、従来からのワインブームは全て1972年から1998年のわずか26年の間に集中している。
更に1998年から17年の時を経て、ようやく第7次ワインブームの到来ということらしい。

  “えぇ〜っ、ここ10年はワインブームは来ていないのか”

我々の売場の変化はまさに逆である。

  ここ数年のワイン売場の変化はまさに激変。

しかし、ワイン界での変遷は上記の流れらしい。

  そしてようやくのワインブーム。

このワインブームを牽引しているのは何か?。

  一つはスパークリングワインの需要拡大。
  二つは家飲みワインの需要拡大。

上記二つの需要拡大により、大きな需要の拡大が起こっているらしい。
最近のワイン売場の変化をみると、昨年から今年にかけての品揃えの変化として、国産ワインや輸入ワインの価格帯として、従来は1000円前後がある程度の上限としていたものを、最近では2000円程度まで上限を引き上げて品揃えし始めたことである。

  これは嬉しい品揃えの増加であった。

“たまには美味しいワインで自分へのご褒美を”
そんな気持ちになった時に、どれがいいのか?。

  従来であればお酒専門店や百貨店でしか購入できなかった。

それを、3000円前後までの国産ワインの品揃えにより、自分がよく知るメーカー系列の高級ワインの品揃えにより、安心して高価な商品を購入できる環境が整ってきたことは嬉しい。

それは、ワインブームというよりは、ワインのある暮らしの定着としてスーパーの品揃えとしても当然の方向に向かっているだけのことではないかと思うのだ。

しかし、ワイン業界では十数年ぶりのワインブーム。
我々小売業の人間としては、このブームをどう捉えていけばいいのだろうか。

  ブームに乗ってガンガン仕掛けるべきか?。

しかし、急激な動きがあるわけでもない。
金賞受賞のワインと新設のスパークリングワインの縦割りコーナーには目を向けていきたいところである。






| | コメント (6) | トラックバック (0)

2015年7月12日 (日)

「ヨルタモリ」が面白い

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日。

毎週日曜日、夜11:15分から30分の放映時間の番組だ。

  主演はタモリ。
  そして、宮沢りえ。

番組は、宮沢りえがママとして営業するバーを囲んでのシチュエーション。
そこの常連の一人であるタモリが、数人の役割を演じながら毎週ここに来て他の常連のお客や、毎週出演するゲストとの楽しい会話をしていくという内容。

  この会話がめちゃくちゃ面白い。

そして、改めてタモリの博学ぶり、そして楽器の演奏を通しての多才ぶりが認識される。

更に、タモリという芸人の「笑い」を追求する視点の鋭さが伝わってくるのだ。

  先日のゲストは糸井重里。

彼とタモリの絡みは最高に面白かった。
お互いに人生を重ね、60歳後半になった今、それまでの人生経験からの男女の関係や自分の視点の変化などの話は聞いていてもいろいろな意味で面白い内容であった。

また、その途中途中でタモリが演じるテレビ番組が放映され、それをバーのお客が見ながらコメントする場面も設定されているが、このタモリの演技やナレーションもなんとも言え無い笑いの機微が盛り込まれている。

そして、ここで披露される料理の腕等もなかなか立派なものだ。

  “こんな特技があったんだ”

そう思わせるほどの、なかなかの腕をいろいろな場面で発揮するのである。

  それにも感心させられてしまう。

先日も、中華の鉄人になり「Mr.炒飯」と名乗って登場した。
そして、普通にスーパー等で販売されている「ハンバーグ弁当」や「幕内弁当」を全て強火の鉄板で炒め、炒飯(チャーハン)にしてしまう料理は、タモリの料理の腕と弁当の具材を全てチャーハンにしてしまい、それがまた美味しいという発想の転換が素晴らしい。

  それと、宮沢りえが絡むといい味が出るのである。

宮沢りえ。
私の記憶では、15〜6歳から芸能活動をしていて、美少女という初期のデビューから、相撲界の若花田との結婚騒動と別れ。

  そこで私の宮沢りえの記憶は途絶えていた。

そこに、ヨルタモリの出演。
そこで見せる宮沢りえの色気と、タモリやゲストとの会話からの知的な切り返しには驚かされる。

また、場が乗ってくると、即興で全員で演奏が始まってしまう等のハプニングもこのバーでの見どころであろう。

  タモリと宮沢りえとゲスト陣との楽しい会話。

ここにタモリの笑いの視点が加わり、知的な面白さが満載の番組となっている。

  ぜひご覧いただきたい番組です。






| | コメント (8) | トラックバック (0)

2015年7月11日 (土)

自分の世界に引きずり込む

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


自分の強みを発揮する。

  よく言われるビジネスの用語。

自分の強み。

  得意分野や得意な業務で仕事をする。

逆に言うと、強みの逆の弱みもあるということだ。
人にも企業にも言えることであるが、「強み」と同時に「弱み」も抱えている。

  強い分野と相矛盾する分野で弱みとなることが多い。

強ければ、その分その裏側は弱みとなっている。
それが、強みと弱みの関係であろう。

  だから強みを発揮できる環境作りが必要。

自分が強みを発揮できる環境。
強みを発揮するということは、その強みを活かせる仕事環境や職場環境、もっと広げれば商売の環境や顧客の環境を整えるということでもあろう。

  要は競争の世界を自分のペースに引きずり込むことである。

もっと具体的に言うと、自社の強みをお客様が認知できるレベルで表現し、その強みを自社の評判にまで高め、その業界の環境をその企業の世界観までに押し上げられるかということだ。

  お客様の意識を変えさせる。

そのことによって、食品スーパーに対するお客様の認識を変え、その中心に存在している企業として認知していただけるまでにその強みを広めていくこと。

そこまで自社の強みを押し上げられたら、業界自体をその企業の強みの世界観に引きずり込むことができる。

  業界のスタンダードとなれるかどうか。

自社の強み、自分の強みを発揮するということは、強みを発揮できる環境を整えて安定した強みをお客様が評価してくれて、その強みで安定した集客力を発揮し、その集客力によって安定した商品政策や販売管理が出来る環境になっていく。

  ここまで自分の世界に引きずり込む。

自社の強みや自分の強みがここまで業界のスタンダードとして確立できたら、その後の世界は自分達中心に回っていくことが出来る。

そう考えると、強みを未来へ向けなければならない。

  業界の未来に強みが一致しているのか。

その未来に自社や自分の強みが発揮できる領域が無いのであれば、その強みを駆使して強みを発揮できる環境を作ることはできない。

そう考えると、業界に未来や世の中の未来という方向をしっかり認識する必要があるのではないか。








| | コメント (6) | トラックバック (0)

2015年7月10日 (金)

きっかけを活かす

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


店長会。

  企業各社で実施される会議。

その内容は、企業毎にマチマチなのであろう。

  業績改善を重視する企業。
  店長育成を重視する企業。
  商品販売を重視する企業。

それぞれに、店長会のテーマは異なるのだと思われる。
当社はどちらかというと、商品企画の内容は薄く、店長としての育成や店舗運営力の強化を主眼に店長会を実施している。

  7月の店長会。

当店での店舗クリニックが予定されている。
それも、午後5時〜6時にかけての時間帯。

  要は夕方以降の売場の状態のチェック。

午後5時と言えば、生鮮担当者はこの時間を機に退社をする。

  正社員が退社した後の売場維持。

この時間帯からは、生鮮売場はピークを過ぎここから鮮度を主に販売強化していく一部商品と売り減らししていく商品群が同居した状態となる。

  この時間帯をクリニックかぁ〜。

店長としては、お昼頃の売場の状態や最大ピークの状態を見て欲しいのである。
ここが一番自分としては自慢できる状態であるから。

  しかし当社はそこでは無い(笑)。

いかに、ピーク時以降の売り減らしとピーク時以降の主力品の売り方を共有できるかというレアなテーマが設定された。

  ここで店舗運営の強化を図ろう。

普段なら、如何にこのリスクをうまく回避するかを考える。
しかし、このようなチャンスも滅多に無い。

  ピーク時以降の売場メンテナンス。

これを、当面の自店の店舗運営のテーマとしよう。

  午後5時以降を迎える売場を如何に日々の目標とするか。

チーフミーティンで言った。
「その時だけうまく売場作りできるなんてことは絶対に無い。問題は店長会までに5時以降の売場を今から考えて実行し、より良い売場になるようにデータ検証しながら進めていこう。」

店長での店舗クリニックだけを成功させるのではなく、それに至るまでに5時以降の売場を完成させておくことである。

そのためには、即今からその売場を自分で仮説を立てて実行し、結果としてどんな売場が一番効果が高いのかを検証し、その時までに自分たちの仮説検証を完成させ準備しておくこと。

  それが今回の私のテーマとなる。

店舗クリニックを担当する。
研修会の店舗を担当する。
店長会での報告を担当する。

  いろいろな業務担当を引き受ける場合。

それをマイナス要因として捉えるのではなく、プラス要因として前向きに受け止めていくこと。

  どうせ同じクリニックなのだから前向きにとらえていきたいものだ。








  

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2015年7月 9日 (木)

アルバイトの成長

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある人物が私を訪ねてきた。

  かってのお店のアルバイト。

アルバイトとは言え、しっかり勤務してくれて店長の私以下、社員ともコミュニケーションを取れる人材ではあった。

  てっきり当社の社員になってくれるのだと思っていた。

のだが、噂では当社ではなく別企業に就職したということであった。

そんなことで、すっかり彼のことを忘れていたのだが、先日当店に現れた。
休憩中に担当者から呼ばれて行ってみると、彼が笑顔で挨拶してきた。

  「おぉ〜っ、久しぶり。」

思わず大声を出してしまった。

  「ところで今日はどうした?。」

彼は、大学卒業後、地元の漬物屋に就職したらしい。
よくよく聞いてみると、その漬物屋は当然当社との付き合いもあり、今日はその挨拶に店舗の担当者に挨拶に来たらしい。

  相変わらずの爽やかな笑顔で応えていた。

彼に言わせれば、以前の店舗でのアルバイト経験が大いに役立っているという。
そこで知り合えた店舗の担当者との付き合いが、現在の仕事でも活かされているという。

  同じ店舗で働いた仲間。

そんな仲間意識が、現在はメーカーと店舗との関係になっても、当時の担当者とのふれあいで別の働きがいにつながっているとも言った。

  人生は積み重ねなんだと思う。

過去の経験から得た学びや友人、そして先輩とのつながり。
それらは、次に人生においても何かしらで関係してくる。

  だから、今を疎かにしてはいけない。

今の延長線上に自分の未来が走っているのだから。
全く別のレールに乗ったつもりでも、今のつながりを活用して次の人生を歩んだほうが絶対に成功する。

次にステージに全く新たな構築をしなければならないことほど、無駄なことは無い。
今の世界からまったく足を洗いたい、断ち切りたいという意図でなければ、今の経験や行動、そして一生懸命に生きることは、必ず次のステージに活かされる。

  彼と話をしていて、そんなことを想うのだった。

しかし、そうやって縁あって入社してきた若者達が、この業界から足を洗っていく姿も多い。

  就業上の条件も良いのかもしれない。

それは、日曜日に休日が取れたり年末年始に長期連休が取れたりできるというメリットもあろう。
工場であれば、定時出社し定時帰宅できるメリットもあろう。

  しかし、この業界の仕事のやりがい。

それは、自分で企画し自分で発注数量を決定し、自分で売場を作って販売できるという自己完結型の業務スタイルができるということだ。

  私は、この業務スタイルから離れたくはない。

そこに一番の達成感を感じている自分がいるからだ。
そして、そんな若者達を増やしていきたいと願うのである。








| | コメント (10) | トラックバック (0)

2015年7月 8日 (水)

アイスコーヒーの意外性

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


アイスコーヒー。

  これからの時期の主力品。

前回のブログでは、「コーヒーの効能」に関して記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-1a24.html

コーヒーや緑茶を毎日多く飲むと、心臓病や脳卒中などで死亡するリスクを低下させるとの調査結果を、東京大や国立がん研究センターなどの研究チームが発表して以来、当店のレギューラーコーヒーの売上が伸びているという記事。

  時期的にはホットからアイスへの需要が高まる時期。

そして、相変わらずレギューコーヒーの売上は伸び続けている。

  それも、高単価品の数値が好調だ。

しかし、アイスコーヒーは逆に伸びが無い。
コーヒーの効能を引き出す条件として、ホットで飲むというイメージが高いからだろうか。

  ホット提案用とは逆にアイス提案用は低下している。

しかし、アイス提案用のドリップコーヒーに関して、問屋さんからはある有効な情報を得た。

それは、従来から知っていた人は知っていたのだろうが、私にとっては初耳であり有効な情報であったのだ。

  それは。

アイスコーヒー用のコーヒー豆は、氷で溶けても美味しいように、コクと苦味が強く酸味が弱い部類の豆を使用しているということだ。

実際に購入したUCCのゴールドスペシャルのアイスコーヒーの風味の特徴を調べたら、

  苦味 〜 ★★★★☆
  酸味 〜 ★★☆☆☆
  コク 〜 ★★★★★

というものだった。

  “かなり苦味とコクが強いコーヒーなんだ!”

私自身がどちらかといえば、コクや苦味が強めで酸味の無い味が好みであるから、これは自分の嗜好にぴったりであった。

  実際にドリップして飲んでみると、コクが強い。

アイスコーヒーとして販売されてはいるが、私は常にホットで飲んでいる。

また、保存法を見ると、開封後は冷蔵保存と記してあったので、会社の休憩室の冷蔵庫に保存して日々ドリップして飲んでいる。

  このコクが堪らない。

さらに、安価で美味しいコーヒーがアイスで提案されていとは。

もっと早く知っていれば、こればかり購入していたものを(笑)。

  でも、一度はアイスで飲んでみるか。

アイスで飲む場合には、グラスに氷を多めに入れておき、倍の濃さでドリップした直後にグラスに注ぐらしい。

  そうすることで、挽きたての美味しさが味わえるという。

猛暑になってきたら、一度試してみようと思う。









| | コメント (10) | トラックバック (0)

2015年7月 7日 (火)

牛タンでご馳走感

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近の食の番組でよく登場する食材。

  「牛タン」。

それも、厚切りの牛タンがよくテレビに登場する。

牛タンといえば、どちらかというと薄切りにしないと焼いても硬くて食べずらい焼肉商材であった。

  いまでもそうなのだろう。

ただし、舌の奥のほうは脂身が多く柔らかい部位。
だから、牛タンの厚切りを美味しく食べるには、奥の脂身の部分を厚切りにするのが一番親切な商品化。

  よって、高価な商品となるのである。

それでも、需要が高まっているということは、牛タンという食材、牛タンという焼肉材料への志向が大きく高まっているということだろう。

  そんな話を精肉チーフと話していた。

「それじゃ、やってみっか(笑)。」

ということで、牛タンをスペース拡大してご馳走感のある売場と商品化で展開してみた。

  従来から薄切りの商品化はそれなりには売れていた。

当店の牛タンは輸入品ではあるが、チルド流通している商品である。
だから、焼いても固くならずに味わいがある。

  食べて美味しい牛タン。

そんなイメージが付いているのだろう。
コンスタントに売上を作っている商品ではあった。
しかし、週末になると、どうしても和牛のステーキや焼き肉商材といった商品に目が行き、担当者もそちらの商品化に力が入る。

  牛タンに関しては一度商品化して終わり。

だから、意外に夕方に切れていたりする。
そこに目を向け、ご馳走感溢れる商品提案をしてきたい。
そんな思いもあった。

  そして、私の想いは「厚切り」。

当社のチルド流通を強みとしてご馳走感ある商品として提案するには、私的には厚切りは必須だった。

ということで、厚切り提案を週末に実施。

  結果は散々(笑)。

動きは無かった。

  なぜか?。

今まで力を入れて育成販売してこなかったということだろう。
まして、特売にも入っていない単品でもある。

  何かの機会に再度挑戦してみたいものだ。

父の日にダイナミックにトライしてみるべきであったが、父の日の事後に思いついた事例でもある(笑)。

しかし、これ以降はこのようなタイミングにアンテナを立てて挑戦してみたいと思っている。

  お盆でもう一度、やってみるか。

チーフとの打ち合わせであった。





| | コメント (8) | トラックバック (0)

2015年7月 6日 (月)

もっと簡単にデータ活用

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


スーパーや小売業ではもはや当たり前になってしまったPOSデータ。

  しかしどれほどの活用をしているのだろうか?。

ある程度の活用法がマニュアル化され、パートさん達から店長までそれぞれの活用法を職位別に提示している企業もあろう。

  しかしほとんどの企業は現場任せになっていないか。

「POSデータは用意した、後は自由に使ってくれ」

そんな感じで現場に放り投げている企業がほとんではなかろうか。
あまり使い方に関して縛り付けるのも如何なものかと思うが、現場に丸投げもどうかと思う。

  こんな使用法で効果が上がりますよ。

そんな提案も必要かと思うのだが。

  データに振り回される必要はない。

問題は、データから効果的な行動に移せるという流れである。
現場では、普段のルーティン業務という作業が常に発生している。
その合間を縫って、過去のデータを分析して明日への販売計画や数量計画を練り上げる。

  大きく分ければ、定番発注と企画発注があるだろう。

定番発注に関しては、過去のデータからある程度の引用はできよう。
そして、この分野に関しては、自動発注という仕組みも整えられつつある。

  問題は、データを企画発注という分野にどう切り込めるか。

それでも、過去にさかのぼるわけであるから、後ろ向きといえば後ろ向きではあるが、それでも52週という一年の循環の中で昨年の今週とのデータ比較は大いに役立つと思っている。

  そしてデータ活用の最大のポイントは単品対策の絞り込み。

昨年の今週のデータと今年の先週のデータを比較すると、一週のずれから、昨年の実績に対しての先週の商売とのズレがデータに現れる。

  このズレが今週の対策として浮き上がってくる。

先週と同じ商売をしていると、今週はこの単品が大いに昨年とのリスクとして表面化していきますよ、という警告がこの比較から見えてくる。

  要は、今週どの単品が課題となるか。

その単品を表面化させるための、データ検証。
その単品を、今週はどう販売してどんな売上が期待できるのか。

  その単品とその売り方を絞り込むためのデータ活用。

それが、一番簡単なデータ活用ではないかと思っている。

  昨年との変化の大きな単品。

それをデータから探り、表面化させ、手を打つ。
この比較は、同週に比較とは違うから、結果としての検証ではなくあくまでも今週のての打ち所を探るデータ比較である。

  手を打った検証としては同週比較で検証できる。

ただし、今週のての打ち所を探るという意味では、この比較法で一週のズレを発生させたほうが、間違いなくての打ち所として表面化してくるのだ。

  如何に簡単に今週の手の打ち所を露わにするか。

そんなデータ活用で毎週取り組むと、生鮮部門は比較的わかりやすくなっていくのではないだろうか。






| | コメント (8) | トラックバック (0)

2015年7月 5日 (日)

昭和の歌姫

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、「美空ひばり」の特番が多いなぁ〜と思っていた。

  分かったのは、27回忌だという。

そういえば、美空ひばりがこの世を去ったのは平成元年6月。
今年平成27年だから、27回忌となる。

日本の終戦後から活躍し、昭和を終えて平成元年に亡くなったわけだ。

  まさに昭和を代表する歌姫であったことは間違いない。

昭和から平成への時代の移り変わり。

  その頃の自分は?。

鮮魚チーフとして20代後半を迎え、怖いもの知らずであった(笑)。
会社やお店は自分が動かしていると思っていた。
自店の業績は自分一人で作っていると思い込んでいた。
そして、バブル時期でもありすこぶる業績も良かった時代。

  カニやエビが年末に飛ぶように売れた時代だった。

そんな時代に、美空ひばりは最後の花を咲かせて、昭和が終わると共に旅立った。

  もはや歌唱力に関しては誰も敵わない。

それは今でも彼女の歌唱力を超える歌手はいないであろう。

  それほど、彼女の歌声の音域は広く力強い。

そして、あのリズム感。
更に、コンサートで見せる演技力。

  どれをとっても一級品の存在であった。

しかし、私たち世代は新たなアイドル達に目がいっていた。
だから、美空ひばりという存在に対して、その存在感を強烈には抱いてはいなかった。

  今こうして再び映像を振り返って初めて知る存在感。

まさに、昭和を代表する歌姫であり、今後とも彼女以上の存在感を持った歌手や芸能人が出てくるのだろうかと思えるほどである。

そして、先日のNHK歌謡コンサートで美空ひばりをカバーして歌う番組があった。

  五木ひろしを筆頭にそうそうたるメンバーによるカバー。

今回は、いずれの歌手もそれ相応に美空ひばりを歌いこなしていた。

  流石である。

現在の日本の演歌界のトップスター達が歌えば、美空ひばりも彼女らの歌の世界で再び蘇るものだと感心した。

  特に、八代亜紀が歌った「悲しい酒」は圧巻だった。

見事に八代亜紀の世界観で「悲しい酒」を演じていた。
今回の出演者は、それぞれに高い歌唱力と自分の世界観を持ちながら、大先輩の美空ひばりを歌いこなしていたという意味においても、素晴らしい歌謡コンサートだったと思う。







| | コメント (10) | トラックバック (0)

2015年7月 4日 (土)

万引き対策

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


万引き対策。

  どの店舗で少なからず実施していると思われます。

当店も警備を入れて万引き対策をしている。
先日も、ある外国人の学生を警備員が外に出たところを捕まえた。

  万引き対策。

それは、万引き犯を捕まえることも最終的には重要であろうが、一番大切なのは「このお店では万引きはやれない」という認識を多くの人に持ってもらうことなのだろう。

  それは一般の買い物客の方も含めてである。

逆に言うと、一般のお客様に、「当店ではこのようにして万引きの犯罪を防止しようとしております。」といろいろな告知をしておくことが需要かと思っている。

  それは、いついつなんどきに警備員を入れてますよ。

というような告知ではなく(笑)、例えば、他店舗で万引きをした窃盗団の顔写真等を自店にもお酒やお米の売場近く、その他にも出入り口付近に掲示して、このような方を見かけたらおしらせください等の告知をしていくことである。

さらには、「防犯カメラ作動中」とか「箱を開けたら万引きと同じです」等の告知をお菓子売場に設置して子供の犯罪を防止するとかの手立ては当然であろう。

また、自店では、軽微な犯罪(1000円以内の万引き)でも必ず警察に届けることにしている。

  説教して解放は絶対にやらない。

とにかく、このお店で犯罪を犯したら警察沙汰になるという前提を周知させていくことも大切なのだと思う。

先日の万引き犯は、外国人で周囲の大学に留学中だった。
いろいろ言い訳をしていたが、彼の前ではっきりと言った。

  「このお店では必ず警察に届けることにしているから」

“このお店でちょっとでも万引きをしたら必ず警察に届けられる”

  言い訳は通用しないお店。

そのような認識が口コミででも伝わってくれたら幸いだ。
だから、今回の万引き犯にも伝えた。

  「大学の他の学生にも伝えてくれ」と。

あのお店では万引きは絶対に許されない、というメッセージ。

  それが、一番の防犯対策ではなかろうか。








| | コメント (10) | トラックバック (0)

2015年7月 3日 (金)

ホットバナナ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


バナナを温めると健康の良いらしい。

  そんな記事がネットに載っていた。

https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=2&sqi=2&ved=0CCYQFjAB&url=http%3A%2F%2Famccrh.com%2F1696.html&ei=oO6MVf7BN8Ls8AXcoobICQ&usg=AFQjCNFAB-PKAVTk5baAMhOdRNLJrdWByw&sig2=HBp7-7xPRTO55yZGgaboSA&bvm=bv.96782255,d.dGc

  また、大学の研究成果でもバナナの効能が再度話題になっている。

http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/x/ar-AAbVuFz

バナナ。

  スーパーの果実のナンバーワン商品である。

買っては高級果実として食べれるだけ幸せな果実だったが、現在は本当にベーシックな商品である。

一時も、バナナの効能が叫ばれて、売場から消えかかった時もあったが、安定して入荷できる状況になっている。

そして、帝京大学の研究成果を取り上げた記事がMSNニュースでも取り上げられていた。

バナナは熟すほどに熟していく過程で抗酸化物質もどんどん増えていき、さらにはTNFと呼ばれる”腫瘍壊死因子”がつくられていくという。
これはがん細胞や異常な細胞を壊す物質で、つまりバナナは熟していくほど体にいい食べ物になっていくらしい。

  完熟バナナはがん細胞を壊し免疫も増強するということ。

そんな話を聞くと、売場でスィートスポットが入った状態が一番健康に良いのではないか、と嬉しくなってくる。

  これを武器にロスを改善できないか。

そんな思いがこみ上げてくる。

  思えば完熟果実はどれも美味しいものだ。

ただ、その裏側で腐敗との背中合わせになるから、売場ではどうしても早め早めの値下げで先行売り切りを図ろうとする。

  それはそれで安心してお客様にお買い物を提供する使命がある。

しかし、逆の立場で言えば、完熟した果実ほど味と効能も高まるという情報も提供する必要はあろう。

まして、これからの時代に食の健康面での効能は必須であり、食事で健康を図るこれからの食生活には欠かせない情報である。

  更に、バナナを温めると、更に効能が高まるという記事。

バナナを温めると便秘解消に更に効果があがるらしい。
冷えは便秘の原因になりますが温かくしたバナナを食べることにより、そのバナナの熱が体を温め、またフラクトオリゴ糖が急増することにより内蔵機能が整い便秘解消につながるという。

温め方は、電子レンジで加熱する場合は600Wで30秒から40秒程度。

オリーブオイルをかけると体内の保温力が高まったり、オリーブオイルの抗酸化作用により若返り効果が更に増すともいう。

  グレープフルーツを温めると甘みが増した。

同じ原理であろうか。
従来は、果実はそのまま、または冷やして食するという常識であった。
しかし、これからはその効能という部分において、果実を温めて食する時代が到来するかもしれない。






| | コメント (8) | トラックバック (0)

2015年7月 2日 (木)

ブログとFacebook

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


このブログを始めて約7年。

  記事数も約2700に迫ろうとしている。

そして、このブログを日々見てくださるかたも徐々に増えてきた。
以前にもこのブログに記したが、ブログのメリットはある程度のしっかりした内容をじっくり書くことができ、読者の方もじっくり一つのテーマやその日のテーマを読んで考えられるというところであろうか。

  それはグログが毎日更新される事でその効果が高まる。

1日というサイクルと毎日更新されるというサイクルが一致した時に、このブログが一人一人にルーティン的に日々閲覧されるという、読者の方とのサイクルが一致していくのだろうと思う。

そして、基本的にはブログは1日の間はそのブログのトップの記事として残り、入ってきた方も最初に目にする事が出来る。

  過去に遡っても、一週間程度は余裕で見る事が出来る。

ブログという特性は従来から変わり無いが、最近(といっても一年以上経過するが)始めたFacebookのタイムライン上に載ってくる友達のアップの入れ替わりの速さといったら凄まじいものだ。

  特に友達が多くなってくるとそのスピードも倍増する。

これが、友達数百人や数千人の方のタイムライン上はどのように推移していくのだろうか。

  数分後には見たい記事にたどり着かなくなっているのでは。

それほど、Facebookのアップは写真中心で短時間でアップ出来るメリットによって、友達がどんどんアップしてくる。

それはそれで楽しいのだが、常にFacebookを眺めていないと重要なアップを見逃してしまうこともある。
まだ、私は80名程度の友達数なので、ちょっと遡れば欲しいアップに辿り着くが、数千人の友達を有している方は、他人のアップを見るのはほんの一瞬の出来事となっているのだろうと思う。

そこで、ちょっとした問題提起を起こそうとしても、効果は低いのでは無いだろうか。

  そこで面白いのはグループである。

友達関係のある方の中で、特にグループを作ってそのグループ内だけで閲覧出来る機能がFacebookには付加されている。

そこで「てっちゃん会」なるグループを作り情報の共有化を図っているが、そこにアップされた記事はメール等でも告知されるため、高い確率で開封される仕組みとなる。

  とはいえブログとFacebookは全く別物だ。

ブログは単なる一方通行で、自分の記事を単に発するのみ。
現在では日々コメントを返してくれる方が存在するが、その方達の反応のみがブログ記事に対してのリアクションとなる。

Facebookは友達全ての方の、アップした行動がそのまま写真という一番わかりやすい手法で視界に飛び込んでくる。
しかし、その記事自体は次の新たなアップ者によって後方に追いやられてしまう運命となる(笑)。

目の前のアップ記事はほんの一瞬の瞬きの後に、他者のアップへ切り替わっていく。

  このスピード感が堪らないのかもしれない。

このスピード感といろいろな友達のそれぞれの行動。
そこに、他者とのふれあいを常に感じながら自分を確かめることが出来るのが大きな特徴なのだろう。

  それは、ブログには無い楽しさではある。

しかし、ブログを日々更新していると、そこには確実に自分の場所が存在する。

  落ち着いて自分を表現出来る場がある。

Facebookはあくまでも実名で登録しているから、実在の自分の表現であるが、ブログはあくまでも匿名。

実在の自分とは離れた人格をそこで育てていける楽しさが存在する。
それは、実在の店長としての自分でもなければ、てっちゃん会でお会いする実在の自分でもなく、家庭内の夫の顔でもなく親でもない、まさに「てっちゃん」で通せる自分である。

  この「てっちゃん」を通して他の人格との違いを明らかに出来る。

そんなブログとFacebookを上手く自分に取り入れていきたいものだ。







| | コメント (8) | トラックバック (0)

2015年7月 1日 (水)

7月という月

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


さて、今日から7月である。

  今年という年も既に折り返し。

今年は5月から最高気温が30度を越す日々があったので、暑さに対する抵抗感は全く無い。

しかし、梅雨という期間を経て、再度気温に対する敏感な感覚が戻ってきた様だ。
今月には、間違いなく梅雨は開ける。

  今年の夏はどれほど暑くなるのだろう。

5月に30度を何度も記録し、日本は真夏日に慣れてしまっている。
梅雨明けには、猛暑日に襲われるのではないかという恐怖感さえ生まれてくる。
今年の夏の天気予報をネットで調べてみても、関東から東海地方では例年より、「かなり暑い」という予報である(笑)。

  よって、暑さ対策が梅雨明け後の食のテーマになろう。

さらに、日中は外出を控えるだろうから、午後4時以降からの集客がメインになるだろう。

  どれだけロスとチャンスロスの接点を近づけられるか。

更に、熱中症への配慮が従来以上に深刻になってくるに違いない。
体を冷やす食材のトレンドはチェックしておきたい。

  また、この時期のスタミナといえば土用の丑の日。

土用丑の日前に梅雨明けしてほしいものだ。
うなぎやスタミナ料理の食材が大いに利用されるにちがいない。

  今年も大いに国産うなぎがメインとなろう。

そして、今年は7月24日の金曜日。当然、平日。

  金曜日という要素から夕方集中であろう。

更に、続く週末の土日もそれなりにうなぎの需要は従来ほど落ち無いのではないか。
金曜から日曜にかけて外出する方もいるだろうから、土曜日の需要や日曜日の需要も大いに考えられる。

  是非とも日曜までチャンスロスの無い売場をつくりたいものだ。

そして、7月の果実ではいよいよ日本の夏を代表する果実「桃」が登場してくる。

  7月中旬以降は桃が売場の全面に進出してくる時期。

鮮度落ちも早く、果実自体も傷みやすいため、その扱いにはひときわ気を使う。
だからこそ、大手と引けを取ら無い売場作りが可能な軟皮果実の醍醐味が味わえる。

冬のインフルエンザや風邪と同等の位置付けになってきた、夏の熱中症対策。
日本の気候が亜熱帯化してきた昨今では、冬の健康対策よりも夏の健康対策に力を注ぐ時代になっていくのであろう。

  この夏を如何に乗り切るか。

そのために、どう食材を提案していくか。
7月の中で大いに試されるのではないか。





| | コメント (8) | トラックバック (0)

« 2015年6月 | トップページ | 2015年8月 »