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2015年6月 9日 (火)

コンパクトシティ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、カンブリア宮殿で「コンパクトシティ」を取り上げていた。

  夕張市の取り組み。

東京都の職員の方が、派遣された夕張市。
そこでの地域住民の方達とのふれあいがきっかけで、夕張市の市長となった若干30歳の市長を取り上げた番組だった。

  そこでの彼の取り組みがコンパクトシティ。

小さい町。

町や市のインフラは、かっての人口に比例した規模で建設された。
しかし、人口減少により、今ではその町や市にかっての人口は存在しない。
にもかかわらず、下水道施設等は同規模で稼働させなければならない。

  結果として莫大な維持費を捻出しなければならない。

同市長は、人口をある一定の地域に集中して集めようと図る。
そうすれば、ある地域は人口をゼロにして設備の維持を放棄することができ、ある地域には人口が増加して、かっての設備を有効に稼働することができる。

そのような取り組みを地域の住民の方とのやりとりを重ねながら現実のものとして成功させてきているという取り組み報道。

  人口減という大きな課題。

それは単に、消費低迷という表面上のストーリーだけでなく、町や市のインフラ事業への在り方をも根本的に見直さなければならない状況を迎えようとしているのだ。

それは、いずれ我々小売業にも及んで来るのだろう。
いや、及んでいる地域もすでにあるだろう。

  地域の過疎化に伴う弊害。

店舗が維持できない。
店舗を縮小しなければならない。

大型店舗が出店する大きな話題とは裏腹に、より多くの店舗は人口減へ向けてコンパクト化していかざるを得ない現実の問題。

  一つは、地域一番店として存在し続ける戦略。
  二つは、特定のお客様を対象としたニッチ戦略。
  三つは、減少した人口に対応したコンパクト戦略。
  四つは、現実を受け入れてこの際撤退する戦略。

どの戦略を採るのかの選択。

  夢と希望を失わずに一か二を選択する戦略が理想だろう。

それが企業を明日へと向かわせることができる。

  しかし現実に三か四の選択も存在してくるハズだ。

閉店を余儀なくされて、不幸にもその店舗で閉店処理をされた経験のある店長もいるだろう。

  そして現実として多いのは三のコンパクト戦略。

特段、コンパクト戦略と称して対応している場合は少ないが、コストをかけずに既存店を運営しようとする戦略店舗が既存店の大方を占めているのも事実である。

  いかにコンパクト化を図るかを見える化していく時代。

人員採用を抑えられ、ロス対策をメインに利益確保を使命され、店舗損益優先に数値予算を組まれているのが実態だろうが、明確にコンパクト化を見える化した戦略を採ることで現場の共有化と意識化が生まれ、より競争力のあるコンパクト化が図れるのである。

  ややもすると何もしてくれない本部という不満がたまる現場。

それを、コンパクト化という意識化に結びつけることによって、現場の人間たちが一致団結して部門意識を取り壊し、店舗としてのチームワーク作りに向かうにも、現場の共有化は絶対に必要であろう。





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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
昨日も、なかなかゆっくり語り合う時間がなかったですね。
その分、日中しっかり学ぶコトが出来ました。

投稿: てっちゃん | 2015年6月11日 (木) 08時51分

今宵、ライブで語りましょう・・・弟子が弟子なら師匠も師匠m(_ _)m。

投稿: dadama | 2015年6月10日 (水) 07時10分

かわらいさん、コメントありがとうございます。
一人何役もこなす今後の店舗運営。
より基本に戻り、より人材で変わる店舗運営。何役もこなせる教育が必須ですね。

投稿: てっちゃん | 2015年6月10日 (水) 06時39分

りっちゃんさん、コメントありがとうございます。
現場と本部の人材不足の認識のギャップは大きいと思います。
どうしても商品中心に考える本部スタッフと商売として人ありきから始まる人で結果が変わる現場の感覚の違い。
最終的には、店長の人材獲得手腕にかかるわけですが、根本的な人材不足の時代の労務管理全般の概念を見直す時代なのだと思います。

投稿: てっちゃん | 2015年6月10日 (水) 06時37分

2と3の戦略が当社の生き残りの道でしょうか。図らずも当社最新店舗はコンパクト店舗として活躍中です。コンパクトな店舗が1人二役が当たり前のチームワークを生み出しています。全くの偶然ですが、いいヒントを与えて貰いました。

投稿: かわらい | 2015年6月10日 (水) 00時14分

利益が出なければ最終的には店を閉めなければ
ならない、閉めればその地域のお客様に
少なからずご迷惑をかける事になります
最終営業日にお客様と涙のお別れも聞きます
本部も利益目標を少ない人員で達成させようと
するのであれば価値ある商品の開発など側面支援
ブレない方向性の開示など本気度を示すべきですね。

投稿: りっちやん | 2015年6月 9日 (火) 19時40分

神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
商品ひとつひとつにも訳がある。
売場ひとつひとつにも訳がある。
それらの訳をストーリーとして現場の責任者は語れる事が大切かと思います。
なぜ、今日、この商品をこの売場でお客様に提供するのか。そして、それを自分がその場にいない時でもお客様にどう伝えるのか。
その一連の流れが売場に反映されればお客様へしっかりつなげる役割を担っているのではないかと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2015年6月 9日 (火) 06時08分

与えられた状況の中で、現状を嘆くのではなく、
限られた制約の中で、どのように導いてゆくのか。
前向きな方向性を指し示すことが大切であると思います。

同じチェーンストアでも置かれている状況は地域によって
何一つ同じものなどないはず。そこをどれだけ本部が理解しているのか。報道を見る限り二極化になりそうだとは
思いますが、ヨソはヨソ、ウチはウチとの割り切りも必要なのかもしれません。

いずれにしても状況に応じて、ベストな判断が下せるよう
変化に応じた柔軟な行動ができるよう、引き出しを
増やすことが、今の私には必要なのだと思いました。

投稿: 神出鬼没 | 2015年6月 9日 (火) 05時43分

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