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2015年6月18日 (木)

今年のさくらんぼ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先週の頭に、青果チーフが私に言った。

  「店長、今年のさくらんぼは早いらしいですよ。」

要は、出回りが例年より早く始まり、例年より早く終了するということ。
特に当社は「佐藤錦」を主にした販売をしており、終盤期に出回る紅秀峰はあまり手を出さないため、佐藤錦の量販期での販売を主に行ってきた。

  昨年は7月第1週目が最大ピークだった。

今年は、6月後半が最大のピークになるらしい。

  “これは大事だ!”

さくらんぼ。

特に佐藤錦さくらんぼは一年で3週間が最大ピークとなる。
いや、正確に言うと、2週間で量販するタイミングを失ってしまうほどの短いサイクルの果実である。

  痛みも早い。

その価格と打ち出すタイミングで大きなギャップが生まれる果実でもある。

  例年私は、7月の第2週目を最大ピークとして量販してきた。

その為に、7月の第1週目でどこよりもお買い得な価格で攻めてもきた。

  第1週目で圧倒的な価格を出し第2週目で余裕の販売。

特に旬が短く痛みの早い果実は、「このお店」という印象づけでそのシーズンの動向が決まってしまう。

  これこそ先手必勝の世界。

そのダイナミズムが果実の商売の醍醐味でもあり面白さでもある。

  まさに、ワクワクドキドキの世界。

その佐藤錦さくらんぼが、今年は昨年よりも更に1週早く出回り、1週早く終盤を迎えるという。

  “出遅れてなるものか!”

早速、チーフと打ち合わせをして、数量を決定し日曜日の売場を作った。
同時に、クィンシーメロンもチラシに入った為、ダブルで入り口はじめの売場を占領した(笑)。

  「今年は早期出回りの為、お早めのご購入を。」

そんな説明POPを付けての販売。

  “遅いと、食べ損ねてしまいますよ〜”

的な言い回しで、当店で美味しい佐藤錦さくらんぼを一年に一度の旬のものを購入してくださいね、という内容で販売。

  結果、ほぼ予定通りの販売数量。

そして、今週と来週が最大ピークと意識して販売していく。

  価格が安価になればなるほど、1K箱の需要も高まる。

さくらんぼに始まり桃の季節に繋がる「軟皮果実」と呼ばれ果実の時期。

  果実の販売においてはこの時期が一番楽しい時期である。

大手でもあまりやりたくない軟皮果実の単品量販の時期。
我々中小が、大手に負けずに単品量販を仕掛けられる時期でもある。

  先手必勝で地域一番を目指せる時期でもある。





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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
梅で占拠。
それも企業の考え方次第。
さくらんぼ以上に梅は量販機に手を出しにくい単品ですから、地域での差別化には最適だと思います。

投稿: てっちゃん | 2015年6月22日 (月) 06時32分

今週末の入り口付近の売り場は相変わらず梅が占拠。(笑)次週チャレンジです。

投稿: かわらい | 2015年6月21日 (日) 22時46分

ヒロミネさん、コメントありがとうございます。
衣料品の季節の流れと同じかもしれませんよ。
同じ考え方で、導入時期の販売、最盛期の販売、引き際の売り切り、ディスプレイ等を果実に引用すれば素晴らしい提案が出来そうな気がしますよ(笑)。

投稿: てっちゃん | 2015年6月18日 (木) 23時37分

52週のうちのたったの2週しか勝負できない難しさと醍醐味。大胆かつ繊細な判断など、臨場感のあるやり取りが大変参考になります。
早くそんな会話や売場づくりができるようになりたい!と思います。

投稿: ヒロミネ | 2015年6月18日 (木) 22時38分

りっちゃんさん、コメントありがとうございます。
ここぞの売場はやはり入り口正面でしょうか(笑)。
お客様に商品がしっかり伝われば、
食べたい=買いたい
に繋がりますからね。

投稿: てっちゃん | 2015年6月18日 (木) 21時23分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
そちらは果実の単品量販力はハンパなく強い企業ですからね(笑)。
しかし残念なのは、それだけの量販力が店舗内の果実に活かせないというジレンマでしょうか。
そこに本部と店舗の大きな壁が存在するのでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2015年6月18日 (木) 21時21分

コメントパクらせて頂きました(笑)
おかげさまで山形産佐藤錦好評ですねー
入口にどーんと積んでいます
九州では最近まであまり量販はしてなかったん
ですが(~_~;)

投稿: りっちやん | 2015年6月18日 (木) 21時15分

私の現役時代のサクランボ好きはご承知の通り(笑)。神出鬼没さんお得意の問屋とのコミュニケーションが威力を発揮しますね(笑)。旬の走りの単品訴求は商売人としての醍醐味ですね。旬も季節以外でも新商品、話題商品、担当者が惚れた商品など多くの切口があり、52週MDと絡めながらの売場提案は売上拡大、更には顧客拡大に結びついていくと思います。

投稿: dadama | 2015年6月18日 (木) 18時11分

神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
山形産をメインに販売する東北北関東ではこの時期はさくらんぼメインの売場が出現しますので、MD自体あまりズレないのですが、それでもボヤボヤしていると売り損じが発生してしまう。
先週の倍の売り上げを作る週が今週でしょうか。

投稿: てっちゃん | 2015年6月18日 (木) 07時52分

今週と来週を売り逃してしまうと、
サクランボの売上がサクランボでは
取り戻せない恐ろしい時期ですね。
MDに沿った売場を作ってしまうと
エラいことになります(笑)

青果、鮮魚は状況に応じた
フットワークが求められる
なとつくづく思います。

投稿: 神出鬼没 | 2015年6月18日 (木) 07時07分

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