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2015年6月 6日 (土)

後輩への挑発

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


我々は、日々の中で売場を作り営業している。

  日々同じ売場は二度と作れない。

部門毎に見れば、今日と同じ売場を明日も作れることはあるだろう。
特に、グロサリーは発注すれば同じ商品が入荷するから、同じ陳列をすることにより昨日と同じ売場を作ることは可能である。

  しかし店舗全体でみるとそれは不可能なことだ。

特に、青果鮮魚に関してはほとんど無理だろう。

  相場により売り込む商品が異なるから。

更に、平日と週末での売場作りは大きく変化する。
そして、日々季節は変化し旬も異なっていく。

  日々変化していく中で同じ売場を作ることの難しさ。

だから、今日の売場は今日の中で勝負して明日を迎える。

  その繰り返しがスーパーマーケットの売場である。

だから私は、日々の売場で「これぞ」という売場は積極的に写真を撮って残すことにしている。

  二度と同じ売場を見ることは無いから。

二度と見ることが出来ない売場であるならば、それは記録としてしっかり残してやるべきであろう。

  それが店舗を預かる店長の責務であるとも思っている。

そして、売場を写真として残す理由。

  後輩への挑発である。

我々は、遅かれ早かれ、いずれこの現場から引退していく。
しかし、同じ店舗の同じ売場は世代を超えて脈々と受け継がれていく。

  この売場を受け継ぐ後輩への挑戦状。

それが、今日のこの売場である。
それを記録に残して、後輩への挑戦状として送りつける。

  “後輩よ、この売場を超えてみよ”

その繰り返しが、企業のレベルを年々引き上げ、後を引き継ぐ後輩達の売場作りの意識を高めていくのである。

売場の担当者は、店長のそんな意図を汲み取ってくれるものだ。

  我々の売場を最高のものとして記録に残したい。

そんな信頼関係が出来てくると、写真を撮って記録に残そうとする店長と、最高の売場で記憶に残そうとする担当者の競争関係が出来上がり、黙っていてもいい売場が出来上がっていくものだ。

  そんな相乗効果も大いに期待できるようになる。

後輩への挑戦状。

  その為に現場がひとつになれる。

それは、競合店という敵と戦う以上に、高いプライドを有し、今このチームで最高のものを作り上げようとするチームワークを生むことになる。

  そんな意欲を持って日々の仕事をしていきたいものである。







  

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心のあるべき姿」カテゴリの記事

コメント

川原井さん、コメントありがとうございます。
いよいよスタートしましたか。
企業としてのレベルが格段に上がると思います。ぜひ、その効果を聞かせてください。

投稿: てっちゃん | 2015年6月 8日 (月) 21時38分

最高の売り場を作り記録に残す。やっと当社でも取り組みを始めました。まだまだ後輩に残すなどかっこいいものではないですが。(笑)

投稿: かわらい | 2015年6月 8日 (月) 21時26分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
相変わらず熱いビジネスをしておりますね(笑)。
標準化はどんなに進化した組織でも常に進めていくべき仕組み化だとは思います。
ただ、標準化=それ以上を殺す法律ではないことを前提に組み立てないとメリットを殺しあう結果となってしまう。そして、そこからはみ出して好結果を残す手法が存在するのであれば、それを如何にマニュアル化していけるかを真剣に考える必要はあると思います。

投稿: てっちゃん | 2015年6月 7日 (日) 00時37分

りっちゃんさん、コメントありがとうございます。
「見て覚えろ、背中で教えろ」の時代(笑)。みんなそれぞれそんな環境で育ってきた我々です。そのおかげで、人への観察力も身につき教えていただくという先輩後輩の人間関係でのかわいがられるという心理も身につきました。
そん延長線上に「挑戦状」というある意味突き放した提案をしているのです。

投稿: てっちゃん | 2015年6月 7日 (日) 00時30分

今日のブログを拝読して標準化の限界を感じています。標準化のメリット・デメリットを整理して個の力に対する評価を再認識する時期が来ているのでしょうか。標準化による個の差のリスク回避より個の差を無くすリスクの方が高い気がしてなりません。前任者の業績をクリアしようとするプライド=人間力の和が企業力・・・社長とは激論となりましたが(笑)。

投稿: dadama | 2015年6月 6日 (土) 21時45分

目からウロコのお考えです
私が入社した頃は仕事は見て覚えろ、盗め
の時代でしたから(笑)
これからは古い水夫は新しい水夫の
良き水先案内人でありたいものです。

投稿: りっちやん | 2015年6月 6日 (土) 19時20分

神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
後輩達は、先輩達が残した軌跡を踏み台にして組織力や販売力を高めていく。
その最先端の人間達によって、より高いマニュアルが出来上がりそれが標準化されて組織はどんどん進化していく。
その踏み台として存在する先輩社員達の軌跡。
だから一層、後輩達への挑発として末長く越えられないレベルの仕事を残そうとする先輩社員の姿勢が、さらなる組織強化を誘発していくのではないでしょうか。
それを組織的に引き起こせる企業は本当にこれから強みを発揮していけるのだろうと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2015年6月 6日 (土) 06時21分

当たり前のように感じてしまっている
時の流れの中で、昨日と今日は違うのだと
意識させられる青果担当者です(^^;;

相場、天気、温度、地域イベント…

あらゆる状況の変化にどれだけ対応ができるか
生鮮担当者の醍醐味です。
昨日の自分よりちょっとでも成長できている
自分でありたいものです。後輩に負けないためにも。

投稿: 神出鬼没 | 2015年6月 6日 (土) 06時00分

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