井上陽水の世界
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
最近良く見る歌謡番組として、フジの「水曜歌謡祭」がある。
毎週、歌手やテーマを決めてコラボ等が行われる。
二週間ほど前に、この水曜歌謡祭で「井上陽水」をテーマに取り上げられていた。
井上陽水。
1970年代に吉田拓郎と双璧をなしてフォーク界、ニューミュージック界での活躍はご存知の通り。
そして「氷の世界」をリリース。
私が一番初めに「氷の世界」を聞いた時のインパクトは相当なものだった。
“こんな激しい歌は聴いた事がない”
それほどのインパクトを持って我々10代の世代に強烈なインパクトを持って発売された曲である。
若者の心の叫び。
そんな想いで、若者達は一気に共感したものだ。
“我々の叫びを代弁してくれた”
私もそう思った。
多感な時代だった。
このどこからともなく湧き上がる不満を、なんとか表現したい。
その欲求を見事に満たしてくれた一曲である。
ここまで我々の体内から沸き起こる心境を表現してくれた曲は無い。
そこまで思えるほどの強烈なインパクトを与えてくれた一曲である。
その後、井上陽水のファンになった私は、彼の発表した曲をいろいろ聴き始めた。
氷の世界。
断絶。
人生が二度あれば。
愛は君。
傘がない。
東へ西へ。
夏祭り。
どれも、我々10代中盤から後半にかけて、多感な時代を過ごし大人になりきれ無い世代の心の葛藤を見事に表現してくれる曲であった。
しかし、それ以上にこれらの詩がヒットした理由があった。
彼のアクの強い歌声が最大の理由だ。
井上陽水の独特の世界観。
それは、その強烈な若者を代弁した率直な詩と同時に、彼の強烈な個性の塊の歌唱力抜群の歌声である。
井上陽水の世界は彼以外には表現出来ない。
先日の水曜歌謡祭で、井上陽水のカバーをする現代の歌手達の歌声を聴いていてそう思った。
この曲は、井上陽水でしか表現できない世界だな。
やっぱり、そう思ってしまう。
井上陽水。
山口百恵。
美空ひばり。
等々の歌手が歌った曲をいろいろな歌手がカバーしているようだ。
しかし、これらの歌手の曲はやっぱり彼らの為の曲なのである。
日本有数の歌手達のカバー曲。
カバーできる曲や歌手と出来ない曲、歌手がある。
上記3人の曲は、どうしても彼らに歌ってもらわなければ感じない何かがある。
その何かとはなんだろう。
その存在感が、その歌手達を偉大な存在として未だに代替の利かない存在として特別視されている所以なのではないか。
代替の利かない歌手が活躍した時代。
自分の心の中に誰もが持っているのではないだろうか?。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
真空管ラジオですか?。
私は、ソニーのトランジスタラジオで早朝に桜田淳子を聞いていた記憶が懐かしいです(笑)。
当時の我々にとってラジオはトレンドのシンボル。チューニング時の「ジー」という音が懐かしいですね。
ある時、そこから流れてきた「氷の世界」に衝撃を受けた記憶が蘇ります。
投稿: てっちゃん | 2015年6月15日 (月) 06時50分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
合わせていただいてありがとうございます(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年6月15日 (月) 06時45分
中学生の私には雲の上の存在でしたね。激しい故に親からは厳しい検閲が(笑)。親が寝静まってからこっそり深夜放送で聞いた時代が懐かしい・・・まだ真空管ラジオでイヤホンもなく親が起きぬようボリウムを絞って聞き耳立ててました。真空管の発熱でエアコンも無い夏の夜は熱中症寸前で聞いていたのが懐かしいですね(笑)。
投稿: dadama | 2015年6月14日 (日) 23時31分
今が青春時代の私はやっぱりAKBですね!(笑)
投稿: かわらい | 2015年6月14日 (日) 23時06分
kazuさん、コメントありがとうございます。
青春時代の御三家。
人それぞれに違うものですねぇ〜。
そして、その時の曲が流れると全てが思い出される。
カバーも大切に歌ってほしいものです。
投稿: てっちゃん | 2015年6月14日 (日) 22時41分
kazuです。
井上陽水さんも個性的なミュージシャンですよね。以前は日産のCMにも出演されていて「おげんきですか~」が陽水さんのものまねの定番でした。
我々の青春時代には歌のランキング番組が全盛期で陽水さんの曲もこの様な番組で聴いた覚えがあります。
私も神出鬼没さんと同意見です。最近のカバーも上手だし聞きやすいしいいなーとも思いますがオリジナルの歌の方が私も好きです。上手では無くてもオリジナルはすんなり入って来ます。しかしオリジナルでも気に入った曲をCDでずっと聴いていてライブに行ってあまりにも崩して歌われるのもあんまり好きではないですね。
ちなみに私の青春時代の御三家は
レベッカ、ブラックキャッツ、尾崎豊かな
投稿: kazu | 2015年6月14日 (日) 21時03分
神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
その年代ごとの思い出の歌手と歌。
特に我々世代は歌謡曲全盛ニューミュージック全盛の時代。
いろいろな場面で思い出の歌と歌手が蘇ってきます(笑)。
特に10代の頃の衝撃的な歌は多感な時代に強烈なインパクトを与えてくれました。特に、井上陽水、柳ジョージ、矢沢永吉の3人の男性は印象深いですね。
投稿: てっちゃん | 2015年6月14日 (日) 20時31分
どの年代の方でも、10代の頃に感じた
インパクトを与えてくれた曲は、それを歌った
歌い手さんでなければならないと私も思います。
T-BOLAN、徳永英明、ZARDが私にとっては御三家(笑)
いまの10代の方にはAKBや乃木坂46は入ってくるのでしょうか(笑)
投稿: 神出鬼没 | 2015年6月14日 (日) 19時27分