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2015年6月24日 (水)

父の日商戦

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の父の日。

  やっぱりここぞの買い物はしてくれるものだ。

そんな父の日の感想である。
普段は財布の紐が厳しい生活が続く中、母の日や父の日という家族のイベント的な日曜日のご馳走感のある商材の買いまわりは充実していた。

  “家族の絆的な団欒は充実しているなぁ〜”

今年は更にそのご馳走感のある商品への需要が顕著になってきたかなぁ〜という感想である。

  今年はあるテーマを持って父の日に臨んだ。

厚切という商品化と商品価値の訴求。

  昨年から厚切りステーキは売り込んできた。

そして、ある一定の評価を得つつ、お盆や年末他のイベント時にある程度の需要の高まりを実感してきた。

  “今年は、厚切の「ぶりの切身」を提案しみよう”

そんな計画がぼんやりと頭に浮かんできた。
そして、鮮魚チーフと打ち合わせ。

  「チャンスのある天然ぶりをご馳走で提案しよう」

具体的には、ぶりといえばカマ。
そのかまをご馳走で提案する。

  思いっきりの厚切りで。

更に、一度は食べてみたいという厚切りの切身の提案。
これは、それ以前に売り込んできた厚切りのステーキの影響がある。

  一度は食べてみたい極厚のステーキ。

見た目は大きくないが、強火で表面をしっかり焼きながら、中はレア。
そんなイメージで、厚切りの天然ぶりのカマや切身。

  食卓にこんな厚切りのぶりの煮付けが出てきたら。

それだけで、ご馳走とわかる一品。
それこそが、父の日の何よりの感謝のしるし。

  それを食品スーパーとして提案したい。

当然、もっと優先的に父の日のご馳走として打ち出す商品は山ほどある。

  本マグロ。
  ご馳走盛合せ。
  本マグロの握り。
  厚切りヒレステーキ。

等々。

  そこに、天然ぶりの大切りカマの展開。

そして、売場で品出ししているときだ。
ある男性のお客様が、大切りのぶりカマの商品を見て私に言った。

  「今日のカマは大きいですね(笑)。」

この質問に、ツボにはまった私は、応えた。

  「父の日ですから(笑)。」
  「是非、日頃頑張っているお父さんに食べて欲しいのです。」

お客様は、この回答に笑っていたが、こう答えた。

  「是非、食べてみたいですね(笑)。」

私は、失礼を顧みずにこう返した。

  「ここは奥様におねだりしてみてください(笑)。」

そして、その男性客は奥様を連れてきて、厚切りのぶりカマを2パック購入された。
お父さんが、本当に食べたいものを提供できたという満足感。

  なんとも嬉しい一時であった。





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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
未来に足跡を残せる布石を毎回のイベントで意識していきたいですね。
それがいずれ必ず独自性を生むことになっていくと思われます(笑)。

投稿: てっちゃん | 2015年6月26日 (金) 07時31分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
商売に対して考え抜く力。上司に指導(強制?)されてでも身につけておけば、後々為になったりしますからね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2015年6月26日 (金) 07時29分

神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
父の日は、私も自分自身で食べてみたい、をテーマに仕掛けています(笑)。
その自分の感覚とお客様の買い方の一致やギャップが面白いですね。

投稿: てっちゃん | 2015年6月26日 (金) 07時27分

通り一辺倒の父の日。それでも昨年比ではプラス。確かに需要は伸びているようです。お客様に置いていかれないように提案していかなければ。

投稿: かわらい | 2015年6月25日 (木) 23時03分

新任副店長で私と組まされているのでプレッシャーは相当な物かと(笑)。しかしながら育てる世代となった今、失敗は成功の素・・・彼に投資出来る立場を最大限に引き出す事も今しか出来ませんからね。

投稿: dadama | 2015年6月25日 (木) 17時28分

食品スーパーにおいて数少ない
男性がターゲットになるという機会。

これまで行って来ている提案をベースに
自分はこういった物が食べたい!
そんな思いでチャレンジしてみることも
良いのかもしれませんね。

投稿: 神出鬼没 | 2015年6月25日 (木) 07時42分

りっちゃんさん、コメントありがとうございます。
本部提案通りの売場作りは基本としても、邪道外道のお店独自の提案は店舗運営としては必須だと思います。
それをやったからといって、その損失がどれほどのものなのか。それを奨励しようとは思いませんが、メーカーとの違いは個店でそのようなチャレンジができるというスタイルが小売の優位性ではないでしょうか。それを失ったら小売で働く意義がなくなってしまう。この優位性を絶対に失わないことが現場の心意気ではないでしょうか(笑)。

投稿: てっちゃん | 2015年6月24日 (水) 19時24分

ハレの日の商品展開としては、いつもながらの
鉄板路線を走りましたが挑戦する姿勢からは
かけ離れた売場でしたね
邪道・外道の挑戦も大切だと思います。

投稿: りっちやん | 2015年6月24日 (水) 18時20分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
副店長の失敗。
副店長としては、自分が思考してトライした初めてのイベントではなかったかと思います。そう思うと一生記憶に残る経験だったのでしょう。
そう考えると、失敗とはなんぞや?、とも言えるのでないでしょうか。
いずれそれは、企業を変えていく力として蓄えられていくのだと思います。

投稿: てっちゃん | 2015年6月24日 (水) 16時23分

当店は副店長の思いで奇天烈な企画を試みましたが全部門での取り組みとしては邪道でしたね(笑)。来年は焼きの伝道師擬きに挑戦しようと反省した父の日でした(笑)。

投稿: dadama | 2015年6月24日 (水) 16時04分

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