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2015年5月23日 (土)

ロールプレイング

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の店長会。

  コーチングの実践を試みた。

以前紹介した、コーチィングの本。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4785502266/tetu0358-22

この本を使用して、学んだ点、店舗で実践した点、効果が上がった点を表明しあった。

  そしてそれらを踏まえてのロールプレイング。

今回は「店長役」と「チーフ役」。

今まで学んできた本の内容を、店長役の店長は自分で習得した中身をチーフ役の店長との会話に引用して、問題を解決する方向に持っていくというロールプレイング。

  相手を認めて褒める。
  相手への質問ではなく問いかけ。
  相手の答えを引き出す。
  あなたから私たちへ。

このコーチングの本で学んだ手法を、如何に実践してきたかが問われる今回のロールプレイングである。

幸いにして、今回の私の役回りはチーフ役。
相手の店長との会話では、チーフ役として気軽に会話できる立場ではある。
店長役とチーフ役で約10組ほどが組んで、それぞれが皆の前で10分程度の会話をこなした。

事前に、3パターンの問題が与えられている。
例えば、前回に引き続き衛生検査で大腸菌が出てしまった事例や、売価違いがこのままでいくとワースト店舗になってしまう事例等を、店長役がチーフ役を呼んでこの問題に対処する形でロールプレイングが進められた。

  当初、店長役は緊張の為全員手が震えていたほどだ。

それだけ、面前での会話、特に自分がリードして会話する流れに対しての不慣れな部分が表面上も出てしまっていた。

  見ているこちらも気の毒なほどに(笑)。

また、事前に店長役の店長とチーフ役の店長がグループになって、どんなロールプレイングをするかの検討時間も設けられていた為、我々チーフ役組は、各人がどんなキャラでチーフ役をこなすかまでの余裕もあった。

  反発タイプ。
  すねタイプ。
  天然タイプ。
  泣きタイプ。

自店にもいそうなキャラを当てはめて、相手の店長役にいろいろと場面に応じた対処方を引き出そうとの魂胆だった。

しかし、このような場面でのやり取りの経験の少ない店長役は、とにかく舞い上がってしまった。私も同じ役だったらそうなっていただろう。

それほど、本の内容を引用して通常の会話に持ち込めむということは至難の技である。

  普段からそれを部下との会話で使い慣れている必要があろう。

要は、まだまだコーチングの本は購入したものの、それを自分が受け持つ現場で使いこなしていないという「オチ」で会議は終了したのであるが、そのような気恥ずかしい経験も、今後の店長業務に活かしていきたいものである。

今回の店長会では、事前に学んだ部分や店舗で実践している部分報告書として持参してくる宿題もあった。
そこで、私が一番印象に残った部分は、

  「あなた」から「私たち」への転換であった。

要は、会話の中での「あなた」という言い回しを避け、「私たち」という言い回しを多用して、共に問題を解決していこうとする姿勢を打ち出すことだ。
例えば、

  「あなたは今回の件でどんな行動をとりましたか?」

よりも、

  「私たちはこの問題にこのように対処していこう。」

こんなスタンスで部下と共に問題を解決していこうとする姿勢である。
それによって、部下からすれば「この店長はこちら側の人」という印象を持たせることができる。

  「向こう側の人、こちら側の人」

この認識は重要だ。

  店長と部下との距離感。

以外に店長以上に部下は店長との距離感を持っている。

  その距離感を一気に縮める会話。

その為のコーティング手法。
まだまだ、この本を活用した店長会でのメニューは続きそうである(笑)。





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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
部下の立場から見直せば、私たちと言ってくれる上司は本当に心強いと思います。そんな関係ではパワハラ等の問題は発生しないかと。
ただどうしても上司は結果を求めてしまう。そことの駆け引きに人間性が現れるのでしょうか。私も失敗の繰り返しですが(笑)。

投稿: てっちゃん | 2015年5月26日 (火) 09時25分

今日のポイントは『あなた』を『私たち』にですね!これだけでもコミュニケーション力アップですね!もっとも、技術よりも気持ちが大切だとは思いますが。

投稿: かわらい | 2015年5月25日 (月) 21時50分

確かに!テクニックでなく考え方だからこそ簡単には悟れない(笑)。やはりコミュニケーションをこちらから前向きに取る姿勢からでしょうか。

投稿: dadama | 2015年5月23日 (土) 23時37分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
こういうことは、テクニックでは無いということだと思います。
考え方として取り入れるべきかとおもいます。

投稿: てっちゃん | 2015年5月23日 (土) 22時26分

管理職のありかたも時代、世代と共に変化せねばならないのでしょうね。私達の若い頃は上司のパワハラは当たり前でありそれを乗り越えての成長だったのですが現代では懲戒処分物(笑)。トップダウンからチームワーク管理の資質を求められますね。暴走型にはなかなか高いハードルかも(笑)。

投稿: dadama | 2015年5月23日 (土) 20時23分

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