五分で伝わる内容
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、私の仲間である某店長が、自店での取り組みを5分で報告しなければならないとボヤいていた。
5分で伝えられる内容。
これは、相当絞り込まないとその真意を伝えることは出来ないのではないだろうか。
そして、それを自分自身に置き換えた時には、現状の報告のみの発表しか出来ないだろう。
いや、それでも5分は足りないと思えてしまう。
それだけ、5分で伝えられる内容には限度があるということだ。
現状の取り組みの羅列。
Plan Do Check Actionでのストーリーとして捉えれば、Doの部分だけの報告をしっかりと伝えて、今後においてその行動や取り組みに関しての評価や検証を行い、そこから全社に広めていける成功事例を構築していく流れになろうか。
その取り組みがどのよなストーリーの一環なのかでも大きく違ってくるだろう。
全社の方向性を受けての店舗での取り組みなのか。
自店で考え自店で取り組んだ独自取り組みなのか。
独自の取り組みであれば、その起承転結まで含めての報告となるため、5分という時間は絶対的に不足するだろう。
人に伝えるということは、やった事実だけを伝えれば良いというものではない。
本人や店舗で世の中の流れや企業の方針をどのように受け止めて解釈し、それを店長が自店に置き換えた時にどんな取り組みが効果を発揮するかを考慮して、店舗組織に如何に楔を打ってそれを実行したか。
そこには部下や従業員の働きがいへの問いかけも必要となろう。
それを真剣に取り組んでいる店長であればあるほど、その想いと流れをしっかりと伝えたいと思っているものだ。
そこに一番のポイントが隠されているから。
そして、そこをしっかり伝えなければ、企業として他店舗での展開は難しい。
単なる商品を横に拡大して品揃えするのとは訳が違う。
ルーティン業務以外の店舗主導の成功事例を拡大すること。
この事には、そこで取り組む従業員の取り組む意義が内包されていなければ、絶対に店舗で理解されその成功事例を引き継ぐことはできない。
これが1店舗の成功事例を他店へ拡大出来ない要因である。
成功事例に隠された考え方のポイント。
そこに受けてが共感して初めて、良さの事例や成功事例の拡大が潜んでいる。
その報告に必要な時間をしっかり取って報告させる。
成功した部分を今後どうまとめて自店で定着させていくか。
さらに、失敗事例も数多くあるだろう。
でも、その失敗事例があるからその店舗は強くなれるのでもある。
それは、成功も失敗も自店で考え自店でやりがいを見出して行動した結果であるから。
その失敗事例が、成功事例を後押しして自店のチームワークを大いに強化して行ったのも事実であろう。
失敗事例から学んだ学習も大切な成功要因であると言える。
5分間の事例報告に想う組織強化策である。
| 固定リンク
コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
第八幕で120分の時間をご用意できました(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年5月13日 (水) 08時37分
5分間の発表の中身是非お聞きしたい!(笑)それを聞いていたお偉いさんや店長の反応も是非見てみたい!
投稿: かわらい | 2015年5月12日 (火) 20時47分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
なるほど、実際に来てもらって見てもらうための導入に5分という時間を費やす。
いかに、聞き手の心を動かすか。そこからなのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2015年5月10日 (日) 05時57分
5分の時間ではごく一部の情報しか伝えられないですが相手も真っ白な状態で聞くので切り口だけ話して興味を持ったら直接お店に来てもらって体感するのが良いのかも知れませんね・・・2月の実体験からでした(笑)。
投稿: dadama | 2015年5月 9日 (土) 19時21分