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2015年5月29日 (金)

人としての希少価値

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


最近、よく想うことは。

  個人の専門性と総合性。

チェーンストア自体が、より専門性を追求して、より狭い範囲の仕事の習得で店舗全体や組織全体の和の力によって運営できる組織力を追求してきた経緯がある。

  創業当時は何でも屋だった人材。

しかし、チェーン化が進むにつれて、部門という出身地に分かれ、その中でも丸の頭付きのまぐろを捌いた時代から四つ割のまぐろやサク取りされたまぐろしか扱えない時代へと変遷してきている。

  まぐろ一本から出来る商品化と商品知識。

それは、四つ割のまぐろと比較すると変わってくる。
ましてやサク取りされたまぐろとは雲泥の差。

それだけ、効率は良くなるが、個人の商品知識や販売技術の習得となると大きな差となって現れてくる。

  丸を扱うからこそ身につく販売技術。

それは調理技術だけの問題ではない。
そこから生まれる、鮮度管理、調理技術、商品知識、そして販売技術へと流れて、まぐろという主力単品の旬から単品量販力から荒利ミックスに至るまでの販売技術を手にすることができるのだ。

  これらを学ばずに成長していくことのデメリット。

これは将来的に、企業としての競争力を養うのに大きなマイナスとなるだろう。

  だから、丸から仕入れるという形態を捨ててはいけない。

そして、それらを扱える人材としての価値を高めていくことが重要なのではないか。

  しかし、その裏腹に生産性が落ちることも念頭に置かねばならない。

単品の量販力を取るか、売場作りの生産性を取るか。
この二者択一は難しいところではあるが、それとて企業としての大きな岐路に立たされるわけだ。

そして、どちらが競争力のある売場を実現できるかと言えば、

  圧倒的に前者の単品量販力のある人材である。

それだけ、1アイテムを多く売る力は、商売の本質であると言える。
そこから、店舗運営に広がり、企業経営に登っていくのである。

  そして単品量販という軸でコミュニケーションが生まれる。

そして同時に、組織が固まっていくのであろう。
マネジメントとは、その商売の基本の上に成り立っているのである。

我々小売業のマネジメントとは、モノを売る技術を人を介してマネジメントしていくことである。

売るという技術を習得しない限りは、その技術を人を介してマネジメントしようがないのである。

売るという技術を人を介して学び、人を介して伝達し、人を介して企業運営していく。

  そんな人材として価値を高めていきたいものだ。






  

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コメント

りっちゃんさん、コメントありがとうございます。
もしや、リクエストの方でしょうか(笑)?。
店舗内での部門横断の応援体制の仕組み化。
全従業員は、部門固定で配属されたわけではなく、すべてその店舗の従業員として採用されたという意識をどう植え付けるか。その意識が定着してくると、店長指示で他部門応援に積極的に関わるようになり、そのことで他部門とのコミュニケーションが生まれチームワークが生まれてくる。
そんな理想形に近づけていきたいですね。
今後ともよろしく御願いいたします。

投稿: てっちゃん | 2015年6月 3日 (水) 08時59分

初めまして、いつも興味深く見させて
頂いています。
歳とって店長になり6年目ですが苦労の
連続です、弊社では他の部門への応援等
を強化しようとしていますが
方向転換を浸透させるのは難しいですね。

投稿: りっちやん | 2015年6月 2日 (火) 19時39分

しかしあなたは、哀しい人だ。

投稿: | 2015年6月 2日 (火) 00時50分

偉そうなことを仰ってますが、希少価値がないからスーパーなどで(略

投稿: | 2015年6月 1日 (月) 12時10分

かわらいさん、コメントありがとうござおます。
誰でもやれるオペレーションの構築と技術伝承は表裏一体。
誰でもやれるマニュアルを作ると、作った人間はそのマニュアルを絶対として布教活動をするが、それはあくまでも素人が一定の技術をある一定の期間で習得するためのマニュアルであって絶対ではない。
ここを履き違えると、技術の伝承もへったくれもなくなってしまう。
ここが一番の組織運営の難しいところだと思います。特に生鮮の技術は専門店と比較して一番遅れていまったところですから。

投稿: てっちゃん | 2015年5月30日 (土) 20時12分

難しい課題ですね。当社のような中小企業も働き方の標準化が求められる現在、気合いと根性で非効率な作業を喜んでやることも少なくなりました。誰でもできるようにしていくことが衰退を招くような気がしてなりません。

投稿: かわらい | 2015年5月30日 (土) 19時49分

パセリさん、コメントありがとうございます。
店長の悩みは同じ店長でなければわからない。
いつでもコメントでその悩みを書き込んでください。
いつでもお待ちしております(笑)。

投稿: てっちゃん | 2015年5月30日 (土) 18時51分

はじめまして!
店長業務に、色々と、悩みもありますが、同業者の方のお話が聞けて、毎回楽しみにしております。

投稿: パセリ | 2015年5月30日 (土) 17時38分

神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
メンバーさんたちが自分の仕事の意義と生きがいを認識しながら目の前の業務を遂行してもらうことが現在の課題でしょうか。
思いは必ず伝わるものです。結果に結びついた時の喜びを共に感動してあげてください。

投稿: てっちゃん | 2015年5月30日 (土) 09時43分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
残された領域で希少価値を求めていくことも大切でしょうか。
陳列技術、コト販売横串の入った売場作り等、まだまだチャンスは生まれてくると思います(笑)。

投稿: てっちゃん | 2015年5月30日 (土) 09時41分

一つ一つの作業の意図をどれだけ
理解して行動に移してくれているのか。
できるだけ意識して業務を行ってくれるのか。
わかりやすく気づかせて動いてもらう
ようにし向けているつもりですが、
まだまだ上手くいきません(笑)

投稿: 神出鬼没 | 2015年5月29日 (金) 23時22分

当社は生鮮部門PC化にまっしぐら。中長期的には作業効率化・単純化による社員人件費の削減、特勤者の負担軽減になるのでしょうが現状はPCコスト吸収が見えない状態です。事前発注による過剰発注・チャンスロスのリスクもありますし。但し社会環境を鑑みるとそちらに舵を切らねばならないのも現実なのでしょう。理想は丸魚を刺身や切身はもちろん部門を超えて寿司や揚げ物・煮物惣菜にまで広げたいですね・・・無理ですが(笑)。鮮魚同様、惣菜の方向性も直近の課題であると思います。

投稿: dadama | 2015年5月29日 (金) 22時01分

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