ストアコンパリゾン3
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
競合店とのストアコンパリゾンとしてスタートした定点観測。
3ヶ月が経過しようとしている。
それは以前の記事「ストアコンパリゾン2」として記した。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-3c91.html
格上の競合店とのストアコンパリゾン。
それによって、商品の品揃えや価格面、販促面だけでなく、売り方を学び取り入れていく手法。
それも、自分が担当するごく狭い範囲で集中的に深く掘り下げて調査し、具体的に何が違うのか、どんなところを学び取り入れていくのか。
それを繰り返してきた。
そして、少し見えてきたこと。
狭い範囲の限定すると勝っている部分にも気づいたということ。
位置付けは格上であるから、店舗トータルとしてみれば学ぶ部分はたくさんある。
そして、お客様の支持も圧倒的に高い。
しかし、狭い範囲で、「品揃え」「SKU」「販売価格」「販売スペース」等を詳細に比較してみると、当社の品揃えや販売スペースのほうが勝っているカテゴリーがあるといことだ。
以外に、品揃えアイテムは当社の品揃えアイテムのほうが多かったりする。
また、その品揃えアイテムの中でも、これば便利と思われる商品が品揃えされていたりもする。
それでは、何が不足しているのか?。
最大公約数的商品の品揃えと売り方である。
品揃え型商品は、以外に当社のほうが充実したりしている。
細かい商品の品揃えで、お客様の購入幅は広がるだろう。
しかし、現場の負担も大きくなる。
逆に、これからが旬の商品の鮮度品質価格。
これだけ見ても、先を越されている。
鮮度品質がよく、価格で負けている。
たかだか、一品のグレープフルーツであるが。
たかがグレープフルーツ、されどグレープフルーツ。
この一品の評価で、果実の選択店舗が決まるほどの単品となりうる商品ではある。
この差は、如何ともし難いものである。
企業力の差、バイイングの差がありありである。
更に、苺の販売等も徹底して小粒の露地物を低価格で攻めてくる。
売上への執着であろう。
苺に関しては、昨日も記した。
ここに来ても、苺の販売の手は緩めない。
“流石だなぁ〜”
こればかりは、バイヤー個人の力量とばかりも言えない部分ではある。
逆に言えば、この部分を売り方でどうカバーするか。
我々の使命はそこにあるのではないだろうか。
そう思わない限りは、この壁を越えることはできない。
販売力で勝ること。
販売力で圧倒的に負けている現状を踏まえても、敢えてこの課題を克服しなければ我々の未来は無い、そんなストアコンパリゾンの結論である。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
300坪の生き残り対策。
絞った単品で徹底して強化していく。
販売スペースが小さい分、単品の回転を重点的に考えていくことでしょうか(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年4月22日 (水) 22時33分
ご無沙汰しておりました。今日から少しづつ追いつきますのでよろしくお願いします。(笑)
『販売力で圧倒的に負けている』『500坪を切る小型店』。てっちゃんもdadamaさんも冗談きついですよ!300坪の販売力の負けているスーパーの生き残り策を教えて下さい。(笑)
投稿: かわらい | 2015年4月22日 (水) 21時15分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
朝食を食べるという習慣が少なくなってきましたね。
更に、朝食で何を食べるか。
1日の始まりとしての朝食を時間の余裕をもって過ごす。
これも新たな「豊かな生活」の提案かもしれませんね。
投稿: てっちゃん | 2015年4月17日 (金) 08時29分
当店も500坪を切る小型店ですから全てのカテゴリーでは勝負は出来ません。期待値の高いカテゴリーでの特化、更に惣菜・生鮮はテナント任せの壁(笑)。今目論んでるのは朝食提案。朝食メニューの特化は管理出来るカテゴリーでの打ち出しがしやすいのでチャレンジしてみようと思います。キーワードは「一日の計は朝食にあり」朝食での健康・豊かさの提案はヒットの予感があるのですが・・・
投稿: dadama | 2015年4月16日 (木) 21時34分