完熟オロブロンコに感動
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
この時期の柑橘系。
メロゴールドにスィーティー。
既に、スィーティーに関しては入荷が終了した。
メロゴールドに関しても、大玉のみの取り扱いとなり、販売価格で売りやすい中玉の入荷は無し。
以前に、スィーティーの販売で味の提案からお客様にも人気であり、量販後もそれとなく売れていたことで、他店で販売していない輸入柑橘での差別化で出来たと喜んでいたのもつかの間、スィーティーの入荷がなくなるとバイヤーから告知された。
「メロゴールドの中玉は無いの?。」
「てっちゃん、完熟のオロブロンコが入荷するよ。」
「いつ?。」
「2月中旬から後半かなぁ〜。」
そして、その後もバイヤーの完熟オロブロンコの入荷コールを楽しみに1月後半から2月前半にかけて過ごしていたが、待てど暮らせど一向に入荷コールが無い。
「まだぁ〜(笑)?。」
「ごめん、2月最終日に入荷だってさ。」
ということで、なんとかひな祭りのデザートでの果実の展開にようやく間に合ったというわけである。
商品に関しては、3個入り袋と36玉入りのバラ売り用が入荷。
味は、すこぶる甘い。
従来から販売しているメロゴールドよりは当然としても、1月中旬に好評だったスィーティーにも増して美味であり甘いのである。
流石、完熟とネーミングするだけのことはある。
ただし、グレープフルーツのように周知された柑橘ではないため、爆発はしない。
それでも、試食を出して3月初めの日曜日からひな祭りにかけて売り込み続けると、購入されるお客様が増えていった。
バラ売りと同時に3個入り袋も好調に動き始めた。
当然、完熟オロブロンコも競合他社では売っていない。
そんな商品だから、どんどん試食を出して売り込んで当社のオリジナリティを出していく。
本来なら国産柑橘のデコポンの量販期。
しかし、それは定番で十分すぎるほどのスペースを確保して売り込んでいる。
完熟オロブロンコのようなマイナーな商品ほど目立つ入り口トップの特設で売り込む必要がある。まして当社独占の商品であるならば。
それでも、円安の影響なのだろう。
どうしても割高感は否めない。
36玉だから、現在販売しているグレープフルーツと同等の大きさ。
これで1個159円は、どうしても割高感がある。
それでも、この甘さは譲れない。
国内柑橘にも輸入柑橘にも無い、甘さ。
来店されるお客様も、周知されていない分、珍しがって試食をする。
そんなお客様にはさりげなく私から声をかける。
「私が食べた柑橘の中では一番美味しかったですね。
そこから、会話が弾んでいく。
「どれが美味しいのかしら?(笑)。」
「少し黄ばんで皮の柔らかいものが完熟の証ですよ。」
そうやって、美味しいオロブロンコを自ら選んでほしいものである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
売り手の想い。
それがバイヤーから現場に伝わり、パートさんまで浸透すれば、圧倒的な差別化商品に育成されますね。
それをリードできるのは店長しかいないと自負しているのですが、なかなか空回りもあり(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年3月13日 (金) 00時47分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
確かに試食はよく売れるんですがねぇ〜(笑)。
でも、競合他社が売っていない分、その後に売場縮小してもコンスタントに売れていきますよ(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年3月13日 (金) 00時45分
やはり売り手が商品に惚れなければ次のステップはありませんね。商売以前にお客様に共感してほしい。その想いが伝わって初めて買って頂ける。商売の原点を価格という魔物によって見失なりかけていたと思います。定番はお客様の選択肢の幅を広げる場所ですが平場は本部主導と言えども担当者が惚れた情熱が感じられる売場にしなければなりませんね。そこに売上の伸び代があるのでしょう。
投稿: dadama | 2015年3月12日 (木) 23時57分
先程FBに投稿致しましたが試食は良く売れました!(笑)やはり、てっちゃん直伝のコトDVDが必要か⁉︎
投稿: かわらい | 2015年3月12日 (木) 21時27分