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2015年3月 4日 (水)

品揃えという技術

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


チェーンストアとしての品揃え。

  基本、全社統一されているべきであろう。

しかし、現実には店舗毎の事情により違いがある。

  店舗規模の違い。
  売上金額の違い。
  担当能力の違い。
  地域特性の違い。

いろいろな要因が考えられる。

  100%全く同じというのも有り得ない。

しかし、チェーンストアとしての強みを発揮するには、企業としての品揃え基準があり品揃え数がありその中で改廃があり、隣の自社店舗とほぼ同じ品揃えになっているという前提は必要であろう。

  そんな条件の中でもフリースペースが違う。

そんな店舗運営が企業効率を高めるのではないだろうか。
それが出来て、初めて本当の個店経営へと進めるのだろうと思う。

そんな中で、今年はバイヤーが決めた品揃え基準をある程度当てはめていこうと思っている。

  “えっ、いまさら(笑)”

と笑われてしまうかもしれない。
しかし、どうしても現場の担当者の判断で品揃えがカットされたり、売上規模に応じて商品の品揃えが欠落してしまったりという事実が存在していた。

グロサリーではほとんどそのようなことは無いのだが、ある程度自由に品揃えを決定できる生鮮部門や惣菜、ベーカーリー部門は自由度が高い。

  「100%品揃えしたらロスの山ですよ。」

それもあるかもしれない。
しかし、どこかでそれも是正しなければならない。

  今年が良いチャンスかもしれない。

昨年は増税等で慌ただしく過ごしたこの時期。
ある程度、業績も安定してきたこの時に多少無理をしてでもやるべことををやっておく必要はある。

  品揃え基準に従っての定番品揃えの実施。

定番品揃えに関しては、私にも持論がある。

  品揃え数は実力の証明。

実力のある担当者は、品揃えを欠落させない。

  よく、絞り込めとも言われる。

しかし、従来から現場の部門チーフで能力のある者は、一概に品揃えを絞ったりはしない。

  そして、その品揃えの豊富さを売りにして業績を上げてきた。

お客様にとっても、品揃えの豊富なお店や部門には付く傾向がある。
やはり、品揃えが豊富であることで、「あのお店に行けばあるだろう。」という安心感と期待感があるのだろう。

  そして、能力が豊富な品揃えを可能のさせるのである。

品揃えが豊富ということは、単品に対するマネジメントも増えるということ。
それは、ある一点を越えると負担となって担当者に降りかかる。

  ロス、廃棄、在庫過剰、鮮度劣化等々。

それらをトータルで単品マネジメントできる人材でなければ、豊富な品揃えは出来ない。

それを可能してなお、数値のブレを起こさず、高い販売力を誇る。

  ここに、担当者の能力が隠されているのだ。

本部バイヤーの品揃え基準とは、結構なアイテムになる。
それでも、それを維持しようとすれば、かなりの能力を必要とするかもしれない。
それでもなお、そのアイテムを維持し続けようとする姿勢と努力にこそ、能力がついて回るのではないだろうか。






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コメント

神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
それではいったいどれほどの品揃えにすべきかと具体的に言われると限度はあるでしょうが、ある大手の青果売場で買い物しようとすると、お好み焼きの材料が無いとかメロゴールドが無いとか。
あそこに行けば安いという印象はありますが、あそこに行けば必ずあるという信頼性は無い。
売れないから絞り込む。ある意味正しい選択でしょうが、そうやって自店の目に見えない信頼性を失っていくのだろうと思います。

投稿: てっちゃん | 2015年3月 5日 (木) 09時34分

本当に耳の痛いお話です…
アイテムを絞ると発注も楽だし、単品管理も
ラク。目先の数字を出す最も安易な方法かと。

ですが、いざ、自分がMRしそういった店舗を
見せていただくと……

品揃えを豊富さが競合との差別化となり、
それを売り切る力が店舗担当者の力量の見せ所ですね。

投稿: 神出鬼没 | 2015年3月 5日 (木) 07時32分

かわらいさん、コメントありがとうございます。
本部の標準品揃えの確立と店舗での遵守。
大きな一歩かもしれません(笑)。

投稿: てっちゃん | 2015年3月 5日 (木) 00時35分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
ある意味、お店が品揃えという領域から足を洗うということは、店舗として危険信号の表れかもしれませんね。
本部がお客様から離れていく、店舗が自店の品揃えから離れていく。いずれも危険信号の表れかも(笑)。

投稿: てっちゃん | 2015年3月 5日 (木) 00時33分

耳が痛い話しです。(笑)棚割り自体が更新されていない生鮮部門。陳列は店任せです。本年は腰をすえて品揃えの拡充、商品の改廃、棚割りの整備に取り組もうと思っています。バイヤーの品揃え基準に100%対応していくという店舗の姿勢は必ずお互いに良い関係を作れると思います。

投稿: かわらい | 2015年3月 4日 (水) 21時06分

お客様の要望は千差万別。全ての要望を叶えるのは難しいでしょう。よって本部の基本の品揃えが存在する・・・それは全体的に見て一番最適であろうと思われる品揃え。現場はお客様に近いからお客様の要望が一番近くでわかる。本部と現場との温度差を如何に無くすかが店舗力に繋がるのでしょう。本部が高圧的になると担当者は本部の指示通りに売場構築するのが仕事となる。標準化の名の下の担当者資質の低下(笑)。担当者が売場の傍観者になる事だけは避けねばならないと感じています。幸い会社の風向きが変わってきたので先日MRさせて頂いた企業様のパートさんのモチベーションに少しだけでも近づきたいと・・・

投稿: dadama | 2015年3月 4日 (水) 20時14分

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