人材不足を嘆く前に
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
スーパーマーケットトレードショーの二日目。
水元先生の人材戦略に関する講演があった。
チェッカーサポートのブースで講演された。
てっちゃん会メンバー数人で事前打ち合わせにて、予約席を確保していたため最前列で講義を聴くことができた。
小売業の人材難。
かって、バブルの時代にも人材難は存在したがその後バブルの解消と共に人材難も解消された。
バブルがはじけて不景気になったから。
しかし今回の人材難は不景気が原因ではない。
人口減と高齢化のダブル要因。
ダブルでの要因によりいわゆる「労働力人口が激減していく時代」となってしまったのだ。
要は15歳以上64歳以下の働き手が激減していく現状。
それによって、比較的人気の少ない小売業界、特にスーパーマーケットの就業人口が急激に減少していくことを危惧しなければならない。
そして、その余波が徐々に現れてきているのを我々は肌で感じているわけだ。
しかし、上記の構図での人材不足であるから、今後不景気になったとしてもこの人材不足の減少は解消されるどころか、ますます人材不足は大きなダメージを我々小売業界に与えていくだろう。
そんな環境の中にあって、如何に人材を確保し育成し、小売業として生き残りを果たしていくか。
人材不足。
そう言っていられるなら、まだいい。
これが激しくなっていくと、企業倒産に追い込まれる企業も出てくるだろう。
競合との価格競争から人材獲得競争へ。
競争がもはや人材獲得へと転換してしまう可能性すらある。
そう、ならないために。
いかにして、人材を獲得して人材を育成し戦力化させるか?。
それが、今回の講演のテーマであった。
人罪 → 人在 → 人材 → 人財
このような構図で、如何に人材を発掘し人財に育成できるか。
我々の業界、決してこぞって人材が集まるわけではない。
今いる人材を如何に戦力化させられるか。
更には、土日就業が当然の我々業界で、如何にして若年層を取り込めるか。
従業員のメインである主婦にとっては、近くて自分がいつも利用しているスーパーでの就業は条件的には一番の就業先なのである。
しかし土日勤務の厚い壁。
ここをいかにして撤廃して、若年層を取り込むか。
ここに最大のポイントがある。
「まさか、皆さんは汚ったねぇ〜休憩室なんかで面接してねぇ〜だろうなぁ〜(笑)。そんなところで面接なんかしてっから若い主婦は一気に冷めっちまうんだよ〜。」
“えっ、なんで知ってんの?”
図星である(笑)。
「まさか美味しいコーヒーも出さないで、お茶なんかでごまかしてねぇ〜だろうなぁ〜(笑)。」
“お茶も出してませんでした(泣)”
そこからして、有能な人材を逃しているのである。
「二言目には『人がいない人がいない』と嘆くけど、まずはしっかりやることやらなきゃダメんだよ。」
胸にグサグサ刺さる言葉の連続でした(笑)。
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コメント
神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
今日で六日目。
日々のコメントもルーティン業務になってきましたね(笑)。
急いでもらいたいが故の感情表現。
これも一つのマネジメントでしょう。
でもマネジメントであるから、その後もマネジメントしなければならない。そのフォーローがより重要なのでしょう。
投稿: てっちゃん | 2015年2月17日 (火) 14時26分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
顔をあわせずらい(笑)。
まず一人から二人へ、そんな段階から働きがいのある従業員を具体的にどうふやしていけるか。それを一つでもいいから仕組みとして構築していきたいですね。もしかするとそれが第一優先の着手事項かもしれない。
投稿: てっちゃん | 2015年2月17日 (火) 14時22分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
このセミナーの究極の目的は、働きがい。それをどう見える化して強調していくか。それの大切さを存分に学べた講演だったと思います。
投稿: てっちゃん | 2015年2月17日 (火) 14時14分
思うように動いてもらえないとついつい、
イラッと来て言葉が荒くなってしまう
自分に反省です。
投稿: 神出鬼没 | 2015年2月17日 (火) 00時05分
ぐうの音も出ないですね。(笑)単純明快、納得のお話をいつもいただいているのですが実践が出来ない。回を重ねるごとに顔を合わせづらくなります。(笑)
投稿: かわらい | 2015年2月16日 (月) 21時03分
水元先生のセミナーはボロクソ言われるのに気持ち良く癖になってしまいます(笑)。人材確保の話も確信をついているのに面白く聞いてしまいました(笑)。私は今一緒に働いてくれているメンバーが仕事に働き甲斐を見出してもらう事が課題ですね。MRした新店の店長も最重要視されておられました。現存メンバーが働き甲斐を持たねば後輩が育つ訳がないですから。メンバーが一緒に働こうと友人を誘える店にしたいですね!
投稿: dadama | 2015年2月16日 (月) 20時38分