安定した円安
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
円高から円安に転じて役2年。
いろいろな影響が出ている。
特に、我々食品スーパーでの影響としては、輸入品の高騰が挙げられる。
輸入フェアーなる企画がすっかり影を潜めた。
輸入品が2割高に高じたわけであるから、円高を利用した輸入品のお買い得市はやりずらくなっているのだろう。
かっての価格から比較した場合の安さ感が出せない状況は厳しい。
更に、原材料や飼料の高騰により、結果的に食材が高騰していくる。
そんな構図がこれからの日本を取り巻いていく。
ますます価格に対する意識が敏感になっていく構図。
そんな中で我々は店舗運営と商売をしていく環境になっていく。
ますます価格という軸から離れていかざるを得ない環境。
なぜなら、原価引き上げに応じざるを得ない状況が津波のように押し上げてくる。
そうなれば、適正利潤を得るためにも価格引き上げをせざるを得なくなる。
しかし単純に価格引き上げだけに終始すればお客様が離れていく。
お客様が納得していただける価格引き上げの仕方をしなくてはならない。
納得感のある価格。
そこに手を打てるかどうかがお客様が離れていくかどうかの瀬戸際。
商品価値を高めた結果としての値上げ。
そこに、お客様は価格差を図る尺度は消えてしまっている。
あるのは、美味しそうだから食べてみたいという価値の高まり。
旧価格と新価格との単純比較を如何に破壊できるか。
それが出来るか出来ないか。
そこが支持を得るか離れるかの分かれ目となる。
円安は、当面安定して続いていくだろう。
ということは、いろいろな食材の価格高が続いていくことになる。
そういう環境の中で、お客様の支持を失うことなく売上を上げていくにはどうすべきか。
それも含めて客単価を如何に上げていけるか。
先日の記事の続きとなるわけだ。
今年の値上げラッシュ。
再来年の消費税値上げ。
同じ商品がどんどん値上げされていく。
我々は納得感のある商品を開発していく。
その追いかけっこを続けていけるかどうか。
ここが正念場か。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
商品構成の変更。
近隣の競合店に学びましょうか(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年2月 2日 (月) 23時20分
値上げラッシュ、暫らく続きそうですね。価値を高めた上で値頃感を出す。商品構成の大幅な変更を模索しなければなりませんね。益々オリジナル商品である生鮮、惣菜を強化が必要です。
投稿: かわらい | 2015年2月 2日 (月) 23時08分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
チャレンジしてみようという環境が整ってきたのでしょうね。
それも結局は自分で作り出すしかない。
その道筋を自ら整え自ら環境を整備して自分が行動しようとする領域が出来上がっていく。
それを自ら具現化していく行動力。
そんなひとつひとつが具体化されてきていますね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年2月 2日 (月) 23時01分
円安・値上げラッシュの中での客単価アップ。私は本部を含めた抜本的意識改革が必要な時期に来たと感じています。並べて売れた時代の終焉。本部都合のカテゴリー(縄張り)意識を破壊し如何にお客様に買い易い売場に変えられるのか。鳩マークのスーパーさんはコンビニで成功したカップコーヒーとドーナツを併売するとか・・・
コーヒーにドーナツ、お茶に和菓子、紅茶にクッキー、卵に簡便食材・・・定番とエンドの関連販売、目的買いと衝動買いを意識した売場提案。部門の壁を壊しお客様が解りやすい提案に客単価を上げるヒントが隠されているような気がしているので、失敗を恐れずチャレンジしてみようかと思っています(笑)。
投稿: dadama | 2015年2月 2日 (月) 19時18分