演歌とフォーク
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今日は日曜日。
芸能ネタの日。
今週は演歌ネタで(笑)。
演歌界で歌唱力を問うならば。
演歌歌手自体が皆さん相当の歌唱力を有しておられると思う。
私が一番好きなのは坂本冬美。
数年前に「また君に恋してる」をリリースして以来、本格的に彼女の歌を聴くようになった。
この歌自体、演歌ではないのだが(笑)。
焼酎のコマーシャルで流れていた歌がじわじわと話題になりヒットしていった。
だから、1年ぐらいかけてのヒットと紅白での登場となったのである。
それ以来の坂本冬美ファン。
そして最近は特にカバーアルバムの発売により、演歌から歌謡曲を歌う姿がテレビ放映されている。
そんな折に、先日坂本冬美が昭和の歌謡曲を歌うコンサートの模様が流れた。
このコンサート、昭和歌謡のみを歌うコンサートだったらしい。
そして、ここで昭和を代表する歌謡曲を坂本冬美が歌うのだが、持ち前の歌唱力に加え、演歌歌手の情感とカバー曲から得たナチュラルさが相まって、非常に聴きやすく本来のメロディーに忠実なリズム感で歌う昭和歌謡に聞き惚れてしまった。
“こんなに良い曲だったんだ”
今までは、オリジナルな曲がオリジナルな歌手によってしか聞き慣れていなかった名曲であるが、坂本冬美が歌い始めると、別物となって表現される。
それが、なんとも初めて聞く曲と勘違いしてしまうほどの艶のある歌唱となって伝わってくるのである。
更には、フォークソングも披露した。
「酒と泪と男と女」「大阪で生まれた女」「花嫁」「なごり雪」「いちご白書をもう一度」「若者たち」「悲しくてやりきれない」等、60年〜70年代のフォークソングを歌い始めたのである。
これには感動した。
これらの歌は、どちらかといえば男性の歌(なごり雪以外)であるが、坂本冬美が歌うと女性の感情が自然に表現される歌へと転換してしまう。
ここに坂本冬美の世界がある。
どんな歌でも、自分の世界へ引き込んでしまう歌唱力とリズム感と感情表現。
ここに、坂本冬美の本領が発揮されるのである。
当時のこれらの歌は、いずれも詩が物心ついた私自身に響いた曲ではあったが、それは誰が歌っていたのかの記憶ではなく、あくまでも歌と曲が当時の私に感動を与えた曲であった。
しかし、坂本冬美が歌うと激変する。
当時の思い出が走馬灯のように思い出され、そして彼女が歌う世界に引きずり込まれていく。
「いちご白書をもう一度」などは切ない曲と歌が青春時代そのものだったが、坂本冬美の世界に入るとまた別の感情に包まれてしまうから不思議だ。
そんな至福の時を楽しめる番組だった。
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コメント
神出鬼没さん、コメントありがとうございます。
芸能ネタからいつの間にか仕事の本質への展開。お見事です(笑)。
想いを伝えるのが上手い歌手。それは歌唱力だけでなく感情表現の力量。
そしてそれは、仕事でも人に伝えるという技術。それは人の心に響くコミュニケーションでなければならない。
伝える力が備わってこそのリーダーなのだろうと思います。
投稿: てっちゃん | 2015年2月15日 (日) 22時09分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
昔は歌の上手さなど分からなかったものですが、最近は自分の歌唱力の無さを棚に上げて、職業歌手の歌唱力の無さには辟易してしまう(笑)。
そして、歌唱力のある方の歌ははやりいつまでも聞いていたいと思います。
投稿: てっちゃん | 2015年2月15日 (日) 21時46分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
明日からまたよろしくお願いいたします(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年2月15日 (日) 21時43分
kazUさん、コメントありがとうございます。
エグザイルのathushi。
確かに泣かせる歌声ですね。
いろんな方がカバーアルバムを出していますが、坂本冬美の歌声と歌い方が一番素直に聞けますね。原曲に忠実に歌っているので、オリジナルのリズム感も失われていない。
自分にあった歌手と曲。そんな方の歌をゆっくりと聞いていたい年になったのでしょうか(笑)。
投稿: てっちゃん | 2015年2月15日 (日) 21時41分
歌手でも本物の歌手は「うたいて」さんと呼ぶべきだ!
十数年前、場末の飲み屋で教授と課外授業を行っていたことを思い出しました(笑)
同じ譜面、同じ歌詞。
なのに人が変わるだけで、なぜ違いがでるのか。
私は歌い手さんの感受性、経験に裏付けされた
説得力が唄に乗り、聞き手にそれが伝わるのだ
と偉ぶっておりました…
翻って我が社の経営方針発表会の説明。
社長の説明を店長がレジュメを代読し、
われわれ担当者に説明された。
字面は全く同じであったハズ。
けれど、鮮魚担当者は居眠りをし、
私は周囲の出席者の表情を観察していた(笑)
話し手に「思い」がないとこうも伝わらないものなのか……
自分が話をする際は、聞く側にそのように
思われないよう、字面だけでなく、
背景や熱い思いも伝えられる人間になりたいものだと再認識いたしました。
投稿: 神出鬼没 | 2015年2月15日 (日) 21時22分
演歌は未だなかなか良さが分かりませんが、てっちゃんの影響で再び紅白を見始めて数年、演歌も聞き慣れてまいりました。カラオケでもそうですが上手な人の歌はずっと聞いていたいですね。
※自分は苦手です。(笑)
投稿: かわらい | 2015年2月15日 (日) 20時01分
日本人魂とか騒ぎながら何故か演歌を含め芸能界に関しては滅茶苦茶弱く(笑)。時代劇ならついていけるのですがねぇ・・で今日もお休みを頂戴いたします(笑)。
投稿: dadama | 2015年2月15日 (日) 19時08分
kazuです。
私はあまり演歌には興味ありませんでしたが坂本冬美さんの「また君に恋してる」は衝撃的でした。お酒のCMにデニムに白シャツの冬美さん。演歌ではない曲。全てが新鮮でした。
カバー曲のお話ですが以前はカバーよりオリジナルのほうが断然好きでしたが、最近では徳永英明さん、meyさんなどがカバーを出していますよね。この方々のカバーは時にオリジナルを超える感動を最近は感じます。
特にエグザイルのathushiさんのカバーは私の中で完全オリジナルを越えてしまいました。先日、埼玉スーパーアリーナのコンサートでは泣きそうになったくらい感動した自分がいました。今の歌手の方の歌唱力は本当に目を見張るものがありますよね。
PS,AKBにも歌の上手な方、意外と多いですよね。
投稿: kazu | 2015年2月15日 (日) 18時52分