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2015年1月16日 (金)

職人を相手に

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


店舗での人材。

  いろいろな人材がいる。

ベテラン、中堅、新人、社員、準社員、パートさん、アルバイト、男性、女性、独身者、単身者、妻帯者等々。

  素直な人材、頑固な人材。

特に、職人と呼ばれる技術者を嫌う風習がある。

  職人の排除。

そんな風潮がこの業界にはある。

  標準化への移行。

この業界は数店舗の個店経営の時代から10店舗以上のチェーンストアに移行するに従い、個人の技術で商売をしていた販売技術を排して、入社1年目の素人でも店舗運営に携われるチェーンストア理論に従い標準化をすすめていった。

そんな過程の中で、その標準化の障害となっている技術者を職人と称して、標準化しようとする作業の工程を守らず、あくまでも自ら習得してきた調理技術や販売技術に頼って、その技術で現場で仕事をしようとする頑固者達を排除する機運が高まった。

そんな流れの中で、チェーンストアは職人を排して標準化を進めながら進化してきた経緯がある。

  とは言っても職人堅気は未だに残っている。

それは、本人はそのように意識していなくても、周囲がそんなイメージでその本人を決めつけてしまっている部分が多いように思う。

  周囲の決めつけ。

それが、現在の職人の実態ではないのか。
職人と呼ばれる人材と直に話してみると、意外に標準化に意欲的にである。
自分を、意外に客観的に見ていて、組織内での自分の役割を的確に認識しているのである。

しかし、その表情や過去からの技術の習得度合いから、周囲からの誤解を生みやすい性格が逆行して、職人のレッテルを貼られてしまっているのが現状なのではないだろうか。

  そんな職人達を店舗でどう活かすか。

それも、今後のスーパーの課題なのだろうと思う。

  職人が有する販売技術。

それは、大いなる価値を持っている。
しかし、その価値が埋もれていく現実。
それは、標準化という名の下に公然と行われてきた。

  そして生鮮の販売技術に明確な差が現れてきた。

GMSほど、いち早く標準化が始まり、いち早く販売技術が失われていった。
当面はそれでも時代のニーズに沿って大きな問題とはならなかったが、消費低迷、競争激化に晒され、その弱体化が表面化してきた。

  職人と呼ばれる人材を如何に活かすか。

そのためには、職人気質な人材と仕事を共にしていく経験を要する。

  職人を遠ざけてはいけない。

職人と共に仕事をして、職人の能力を引き出し、商品や売場の競争力を高め、お客様に支持ある売場作りを実現していく。

  その経験を積んでいくしかない。

だから、職人気質を持った人材と共に仕事をする機会を拒まないことだ。
そんな経験とマネジメント能力が、必ず将来的に活かされる時が来ることを信じて。





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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
全くその通りで、標準化理論は過去の遺物になるつつあると思います。
企業として標準化の方向に進みながらも個店の独自性を強みとして磨いていくか。
それが、個店の顧客にとっては嬉しい進化なのだと思います。

投稿: てっちゃん | 2015年1月16日 (金) 22時26分

かわらいさん、コメントありがとうございます。
自分の技術を後世に残す人材。
自分の部下を教育できる人材。
そんな人材は職人というよりはむしろ有能な知識商人ではないでしょうか。
そんな人材に変換していきたいですね。

投稿: てっちゃん | 2015年1月16日 (金) 22時24分

標準化=平均的で面白味がない売場にお客様が飽きている。Fun to Shoppingをお客様は求めているのではないでしょうか。楽しい買物には、エンターテイメント性が必要であり職人技が見直される時代だと思います。標準化理論は過去の物になりつつあるのかも知れません。

投稿: dadama | 2015年1月16日 (金) 22時10分

鮮魚部門の人材不足が深刻です。未だ標準化出来ていない当社ですら職人と呼ばれた人達を排除してきました。その結果の人材不足、むしろ職人を育てる時が来たのかも⁈

投稿: かわらい | 2015年1月16日 (金) 22時04分

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