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2015年1月26日 (月)

新たなMDの確立

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


我々食品スーパーに携わる者としてのマーチャンダイジングとは?。

  そんな大上段に構えられると言葉に詰まってしまう。

私なりに分かりやすく言うと、陳列台長に記された商品の品揃え基準の事だと認識している。

  品揃え基準表。
  基本陳列台長。

この二つを組み合わせて、陳列台長に自社のまたは自店の品揃え商品を記載されたレイアウト表である。

  ここに全てが集約されていると思っている。

そのレイアウト表に解説が加われば完璧であろう。

  “そんな単純で簡単なものなのか?”

そんな疑問を呈する方もいるだろう。
しかし、本部提案のMDとは全ての贅肉を削ぎ落とせば、この事に尽きると思う。

  なぜか?。

我々の生命線は生鮮部門である。
生鮮部門とは、月ごとに、場合によっては週ごとに販売すべき商品が変化してくる。
だから、基本的には、月ごとに陳列台長は更新されて店舗へ提案されなくてはならない。

  更に、

品揃え基準表だけでは、どこに何をどのような形態やskuを以って品揃えすべきなのか。

  この陳列台帳が全てを物語っている。

どんな縦割りで、どんな品揃えを、どんなスペースアロケーショんを以って陳列していくのか。

そこに、バイヤーや本部の意志が表現されているのである。
なぜならば、このバイヤーの意志を我々店舗では、売場に反映させる訳である。
どんなに素晴らしい商品と商品化を提案しても、それを表現するのは売場という陳列棚である。

  それ以上の場所にそれ以上のスペースでは表現できない。

売場という限られた場所でしかバイヤーやチーフの意志を表現できないからだ。
だから、その品揃えの意志(これをマーチャンダイジングとも言える)を表現するということは、陳列台長に記された品揃え(陳列台帳)でしか表現できないし、これが一番分かりやすい見える化であるとも言える。

この陳列台帳を本部バイヤーが毎月提案しないということは、自分のマーチャンダイジングを放棄していることと同様である。

または、実現不可能な品揃えを強要しているとも言える。

  自分の意志を如何に売場という陳列台帳に表現できるか。

ここにバイヤーの意志が網羅されていなければならない。

  なぜ、この商品は下段で最大スペースを割いているのか。
  なぜ、この商品は2段目でフルラインのskuを有するのか。
  なぜ、この商品は最上段で綺麗な布の上に陳列されるのか。

全てにバイヤーの意志が入り、それをストーリーとして語られるから、自社のマーチャンダイジングとして店舗の担当者まで意志が伝わり、店舗という現場で機能するのである。

更に、それをフォローする形で、その陳列台帳への解説が加われば、更に分かりやすい見える化のマーチャンダイジングの完成である。

そして、店舗の責任者は、そのマーチャンダイジングを読み解く力量を有していなければならない。

  結局はそれを実現するのは現場の責任者である。

バイヤーの意志を読み解き、理解して納得し、自店のお客様や競合状況に合わせて自店の陳列台長を引き直す。

この微調整により、本部のマーチャンダイジングは個店にリフォームされて設置される。

この本部と店舗のキャッチボールの連続が、現場を強くしていくのだろう。







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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
まずは走り出すしかないと思います。
そこでいろいろな創意工夫と課題がどんどん見えてくる。
とにかく進まないと景色が変わってこないのも事実です。

投稿: てっちゃん | 2015年1月27日 (火) 02時07分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
作と演。
簡単に組織のあり方を言い表してはいますが、この姿を明確に表現している組織は皆無と思います。
それほど、現場と本部の乖離は思ったほど大きいもの。
あの鳩マークですら今年はその事に改革を行うと宣言しているほどですから(笑)。

投稿: てっちゃん | 2015年1月27日 (火) 02時06分

品揃え基準に基本の陳列台帳、今までなかったようなもんですが本年度は腰を据えて作成していこうと思っております。まずは内容よりも現状の復元、そんなレベルです。(笑)

投稿: かわらい | 2015年1月26日 (月) 22時49分

本部のMDレベルが会社業績に直結するのはここ数年体感して参りました(笑)。目まぐるしく変化する時代のトレンドの後追いになったら負け。トレンドの流れを予測し自社の強みとトレンドをどれだけ合わせられるのか。本部は企業理念に基づき中長期的なMDを構築し店舗は現場でしか読み取れない短期的・地域主体のMDを起こしながら補完関係を構築すべきだと思うのですが、現実は同じ土俵でぶつかっている現実。作と演ようの仕切り直しが当社には必要なようです。

投稿: dadama | 2015年1月26日 (月) 19時45分

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