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2014年12月24日 (水)

お酒の購入動機

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、あるお客様に呼び止められた。

  「お酒で悩んでいるんですが(笑)?。」

これがdadamaさんならば肩で風きってすっ飛んでいくのだろうが(笑)、私の場合は決まったアルコール飲料しか嗜まないために、得意不得意分野がはっきりしているのがやっかいだ。

見ると、江戸っ子のようなチャキチャキしたおばあさんである(失礼)。

  「日本酒で聞きたいのよ、良いですか(笑)。」

私は度胸を決めて付いていった。

  「これだけ日本酒があると迷うわよねぇ〜。」

要は、毎日日本酒を飲んでいる方へ、お歳暮として送りたいが、どれがいいかわからないという。

  「であれば、いいものを選ばれた方が安心ですよ。」

そこは、地元の酒造メーカーの品が一堂に展示された地元酒蔵のコーナーだった。
そこは、一つのメーカーがランク付けした商品が一堂に収められているわけだから、メーカーのランク付けがそのまま価格に跳ね返っていると言える。

だから、お客様には、価格で選んでいただいて間違いないことを告げた。

  そして、一番高価なものを購入された。

更に、麦焼酎の売場に連れて行かれた。

  「毎日焼酎を飲む方にはどれがいいでしょう(笑)?。」

やはり毎日に焼酎を飲まれる方だという。

  私は続けた。

「普段飲まれる方は、この商品を結構好んで買われますよ。」
「ただし、普段飲んでいるものを送られても、本当に嬉しいものではありません。」
「そんな方は、常にこの売場をしっかり見て、いつかは飲んでみたいと思っていても
普段は手の出しやすい商品に手がいってしますもの。だからこの売場をじっくり眺めてはこの辺の高価な焼酎を飲むことを想像しながらいるものです。だから、いつも眺めている高価は商品を送られたら、それは嬉しいでしょうねぇ〜(笑)。」

  これは、普段飲まない方にはわからない心理かもしれない。

私も普段から飲んでいる方ではないが、いつかは飲んでみたいと思っているお酒はある。
また、いつかは食べてみたいと思っている食材もある。

  いつも売場を回っていて、気になる商品はあるものだ。

果実で言えば、賢宝みかん。
鮮魚で言えば、太足のたらばがに。
精肉で言えば、厚切りヒレステーキ。

  “いつかは食べてみたい”
  “いつかは飲んでみたい”

そんなものをこの季節に送られると、本当に嬉しいものだ。

先ほどのお客様にも、そんな話をしながら、いつも眺めている憧れのお酒を送られたと時の感動のような話をしたら、そのチャキチャキのおばあさんは納得したように品揃えの中の最高の焼酎を購入されていった。

この時期のお歳暮やギフト、ご贈答品。

  いかに相手に喜んで頂けるか。

そんな心理を刺激していきたいものだ。



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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
今回の記事に関しては、コメントを頂いた方々のお酒知識には当方も歯が立ちません。
質・量ともご教授お願いいたします(笑)。

投稿: てっちゃん | 2014年12月27日 (土) 00時31分

お酒担当者時代を思い出します。そこそこ試してたので自信を持って押し付けてました。(笑)今のギフトコーナーを見るとお勧め出来る商品が少ないと感じます。贈る方も、贈られる方も嬉しいそのような品揃えをしていかないといけませんね。

投稿: かわらい | 2014年12月26日 (金) 08時01分

CAPさん、コメントありがとうございます。
かなりマニアックなご意見ですね(笑)。
でも、こんなときほど、そのような意見は貴重であり、贈る方には嬉しい知識なんでしょうね。

投稿: てっちゃん | 2014年12月25日 (木) 07時09分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
一度は食べてみたい。
そんな一年間の取り組みが評価されるこの一週間。
そういう意味では、この一週間が収穫の時期かもしれません。

投稿: てっちゃん | 2014年12月25日 (木) 07時05分

私も普段自分では買わないもの、というセレクトに賛成です。
わた私なら、遠方の方宛なら地元でしか置いていないような日本酒、とか、ちょっと変わった原材料の焼酎とかを選ぶかもしれません。
例えば、十四代で有名な高木酒造が出している朝日鷹という日本酒は山形県内にしか流通していないそうで、ランクは十四代に劣るものの珍しいからと妻が出張土産で持たされていました。焼酎で言えば私の実家のある八街では落花生焼酎などと云うものもあります。お歳暮等には向かないかもしれませんが。
もうひとつ、お酒のあてを送るというのもありますね。美味しいおつまみなどはいつものお酒も何倍も楽しめるものにしてくれそうな気がします。

投稿: CAP | 2014年12月24日 (水) 22時22分

流石、名店長だけの事はある素晴らしい接客ですね。私は主観が入りすぎて押し付けになってしまうでしょう(笑)。
非日常の商品を贈るのは私も賛成です。但し、相応しい商品の品揃えが 充実しているかと言えば疑問ですが・・・
クリスマスケーキもケーキが日常で食べれる時代、専門店のパティシエが作った本物のケーキが人気なのも同じ流れなのでしょうね。非日常、本物・・・価格軸以外に求められていると思います。

投稿: dadama | 2014年12月24日 (水) 20時02分

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