選挙神話の崩壊
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
ちょっと古い話になるが、衆議院総選挙。
かって選挙といえば開店から集客力が高かった。
しかし、現代は
国政選挙と言えどもなんの変化もない。
逆に夜のお客様の引きが早いという事実から、平常の日曜日よりも売上は減少するという現象が続いている。
選挙神話の崩壊。
これがここ最近の日本国の選挙投票日当日の現実なのである。
“一番良くなるハズが最低の売上だった”
従来は、投票率もまだまだ高かった。
だから、家族揃って午前中に選挙に出向き、その足でスーパーに買い出しに走り、夜の選挙速報に見入る。
いわゆるご馳走類やお酒類の売上が高まった。
しかし、現実にはそんな神話が崩れている。
何を隠そう、自店でのここ数週間の日曜日の売上の中で、先日の衆議院総選挙当日の売上が一番低かった(笑)。
完全に、選挙神話は崩れ去った。
思えば、この業界にもいろいろな神話が存在する。
鏡餅の一夜飾り
12月28日の餅つき
1月3日の三日とろろ
1月7日の七草
1月10日の鏡開き
上記は神話というより催事ではあるが、年末年始だけでも上記のような催事を持つ。
地方の歴史あるご家庭では未だに続く催事であるが、都市部になるにつれて徐々に薄れていく。
これに歯止めを掛けようと動いたのが年神様伝説。
紀文を始めとする練物メーカーが率先して、単品訴求から催事訴求へと販売促進方法を変更して、「謂れ」(いわれ)を訴求することにより、日本古来のおせちという食文化を目覚めさせようと起こした運動。
同様に選挙神話を復活には投票率の回復が必須。
選挙という国民の権利と政治参加の回復が望まれるのだが、逆に言うと、投票当日だけの投票から、不在者投票というルールによって事前に投票できる制度の導入も選挙神話を崩壊させている要因とも言える。
更には、自宅に居ながらにしてネットショップで買い物し商品が自宅に届けられる時代だ。
わざわざ自分から投票に出かける。
そんな煩わしさから、投票に向かわない有権者心理もあるのだろう。
何れにしても、投票率が上がらない限り、日本の政治は変わってはいかない。
そして、それに伴う選挙神話も更に崩壊していくのだろう。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
やはり同じ傾向なんですね。
期日前投票、そしてネット選挙に進化したらどうなるのか?。
でも、ネット投票になったら若年層の投票率が圧倒的に上昇し、政権がガラッと変わり政策が変わる可能性も大きいですね。
投稿: てっちゃん | 2014年12月27日 (土) 00時51分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
最近のdadamaさんの記事からの展開力はお見事ですね。
投票所を店舗に置き換える切り返し。
お見事です(笑)。
投稿: てっちゃん | 2014年12月27日 (土) 00時46分
選挙の日は当社でもやはり良くありませんでした。もはや悪いイメージしかないですね。期日前投票が回を追うごとに多くなり今後ますます選挙当日の売上げは悪くなりそうですね。年末は歳神様にすがるとしましょう。(笑)
投稿: かわらい | 2014年12月26日 (金) 22時42分
貴重な時間を費やしてまでも投票に行く価値を有権者が持っていたのか?ましてや年末に・・・投票率が低い事を与党が狙っての選挙ではなかったのでしょうか。投票所を店舗に置き換えれば店舗に出向く価値とはなんぞや?お客様にわざわざ出向いて頂ける店舗価値、年末もしかり季節の特需を取り込める店舗力。さらには情報からくる不定期な特需をスピードを持って如何に早く発信出来るか。特需を取り込む情報力も不可欠な時代ですね。
投稿: dadama | 2014年12月26日 (金) 21時13分