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2014年12月 4日 (木)

データは魔物

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


データというのは、その比較の仕方によっては、全く違った捉え方になってしまうものだ。

  青果部門売上昨年比95%。

これだけで見れば、“努力が足りん!” と捉えられる。
しかし、全国的な相場安を考えれば順当な数値かもしれない。

  そしてここからが問題。

ここに被せて、全社の青果部門の平均が98%との比較になると、やっぱりこの店舗の青果は評価が下がる。
しかし、このお店の店舗計が昨年比90%であれば、この店舗の青果部門としては高い評価になろう。
また、近隣の競合店の青果部門の昨年比が85%であれば、この数値は評価が上がるだろう。

  何と比較するかで評価が逆転してしまうのがデータ。

先日、グロサリーチーフが私に言った。

  「店長、売上一番なのに対策店舗になってます(笑)。」

要は、こういうことだ。
クリスマスケーキの予約販売のデータ。

  当店は全社1位の販売数量と売上金額をキープ。

しかし、

  その予約の昨年比は70%。

その昨年比70%という比較数値で対策店舗となってしまったということ。
昨年は、11月中に予約販売を最大限に強化したため、11月中での予約数が今年以上に伸びていたわけだ。

  よって、課題店舗に選定されてしまった。

しかし、

  昨年の予約総数からの達成率はすでに40%。

全社平均の昨年数値からの達成率は20%。
この比較でいうと、すでに高い達成率を誇っているという評価が得られる。

  比較対象が変わればまったく逆の評価となってしまう。

最終的には、昨年の数値に対して今現状はどのように進行しているかのチェックであり、それによって店舗が現状を知り、業績達成に対してどう努力をしていくかを問うものである。

このように、データはその比較対象となるデータとの比較があって初めてその評価がなされる。

単なる販売数量の把握だけなら、そのようなことは無いが、そのその数値から評価を求められる場合は、その比較対象を慎重に適切に選定しないと間違って伝わってしまうことが多いので注意しなければならない。

  逆にデータを悪用する場合は別だが(笑)。

しかし、大きなプレゼンの場合は、伝えたいデータはどんどん表記して徹底して伝えるが、伝えたくないデータは一切表記しない。

だから、データを受け取る側の多角的な視点が重要となる。

  いろいろな立場から素直にデータを解析する。

このスタンスがなければ、データに翻弄され、データを鵜呑みにして間違った方向へ進んでいく場合も多いことを認識しなければならないだろう。








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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
昨年対比は最終的に自分の仕事の結果として使いたいものです。
当初はデータからどう行動するか。
どう作戦を練り直すかの手段に使いたいとは思いますが、それを後押しするソフトを現場で研究するスタンスが必要なのかもしれませんね。

投稿: てっちゃん | 2014年12月 6日 (土) 07時16分

昨年のデータを見て今年はまったく違う数字を作る。そのようにデータを生かせると良いですね。対比としての%はてっちゃんの言う通り見方によっては非常に危険な数字ですね。

投稿: かわらい | 2014年12月 5日 (金) 22時47分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
結局データとは自分で算出して自分で課題を解決していく手段として活用するのが一番効果が高いと思います。
自分の為のデータ活用。
データという客観的な数値に対してどれだけ素直に行動を起こせるか。
そこにこだわりたいですね。

投稿: てっちゃん | 2014年12月 4日 (木) 22時31分

データは数字の羅列であって、そこから何を読み取るかが大切ですね。担当者
、売り方、天候、トレンドによって幾らでも数字は変わる。同一の担当者ならPDCAの検証には有用でしょうし担当者が変わったならどうやって前任者の売上に勝とうか(笑)の数字の組立てに活用出来る。店舗でも前年競合出店等で低迷してたなら今年は何しなくても数字は良い(笑)。いくら立派なデータがあっても読解し対策を立てねば大抵は尻すぼみの売上になりますね。
データ活用は何の為にデータを取るのかを明確にしておかないといけませんね。
私はあまり人様のデータは活用した事はありませんでしたが(笑)。

投稿: dadama | 2014年12月 4日 (木) 18時24分

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