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2014年11月27日 (木)

青果の相場安

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


一ヶ月前までは相場高だった野菜部門。

  一気に相場安が続いている。

相場安が続いて景気が良いのは、約一週間程度。
その後は、相場安がたたって低単価となり野菜の売上が底になってきた。

  野菜の相場安に伴う業績悪化。

更に、みかんの相場も下がり、みかん箱売りや袋売りの低単価が売上低迷を引き起こす。

  全面的な青果部門の不振。

そんな状況になってきた。
青果バイヤーやトレーナーも必死である。

  送り込みでなんとか凌ぎたい。

気持ちはわかるが、それも空回り。
結局は、店舗の焦りと本部の焦りが二乗されて在庫過剰。

  本来出るべき利益も出なくなる状況。

結局は相場安で出やすい利益も、過剰在庫により売上利益の両面を失うことになる。

  一番避けるべき状況であろう。

結局は、この短期の状況を長い目を通してどう受け止めるかなのだ。
私の経験からすると、一年間を通して、野菜は相場の乱高下が激しい商品特性である。

  相場が上がれば利益が出なくなる。
  相場が下がれば利益が出やすくなる。

その繰り返しで売上、粗利とも乱高下しながら推移する。

  この相場はどこから由来するのか。

全ては、天候である。
だから、天候の状況次第で、野菜の相場も変動するもの。
この相場安とていつまでも続くわけではない。

  またいずれ相場高が到来するもの。

一年間を通してみれば、結果としてその相場の乱高下をもってしても、青果は安定して売上粗利を改善していく部門であると思っている。

  それは「変化」の一番激しい部門だからだ。

その変化がお客様んとっては刺激であり新鮮であり関心となる。
全ては野菜の相場で買い物行動が変わる劇的な部門であると言える。

だから、店舗の努力で点数を昨年の2倍売ろうとしても、結果として相当無理な販売を強いられることになり、その無理は商売上自らの首を絞める結果となることは自明の理である。

こんな時ほど、スーパーの中にあっての青果という部門特性をどう認識するかが必要なのだろう。

  集客の柱。

どの企業もそう捉えているから、店舗の入口に構えているわけだ。

  青果の業績を売上基準から客数基準へ評価を変える時。

青果の政策で、どう店舗の客数が増減したのか。
青果の売場の支持が、どう他部門へ波及したのか。

  この状況で青果の売上規模だけを追うと自らの首を絞める。

重要なのは、結果としての荒利額と適正な在庫管理である。
そして、店舗では相場高、相場安と次々に変化する状況に対して、都度販売金額を高めていくかという変化への対応なのである。

変化の一番激しい部門だから、我々販売側も常に変化に追随する臨機応変は販売技術を身につけるチャンスであり、そのことで小売業の担当者として他部門の担当者以上に多くを学べる事に感謝しなければならないのだろう。





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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
てっちゃん会のメンバーは青果出身が多いという事実。
やはり青果で揉まれた人間は自ら考えて行動し販売する楽しみを持っているのでしょうか。それ故、てっちゃん会に行き着いてしまったのかもしれませんね(笑)。
そして、はやり年末は高騰でしょうか。
そんな気はしていましたが(笑)。

投稿: てっちゃん | 2014年11月28日 (金) 00時33分

かわらいさん、コメントありがとうございます。
トップがバイヤーですからこんな時は以外に楽かも(笑)。
とは言っても店舗毎に業績は異なるわけですから店長としてはやはり踏み込んでいかなければならない。
こんな機会が青果に入り込んでその本質をつかむ機会なのかもしれませんね。

投稿: てっちゃん | 2014年11月28日 (金) 00時25分

まささん、コメントありがとうございます。
送り込み。
送り込むバイヤーには必ず「意図」があるもの。
その意図を現場に送り込んで欲しいものです。
商品だけ送り込んで、意図を送り込まないから現場に伝わらないのでしょうね(笑)。
その意図が伝われば「もっと欲しかった」という反応が返ってくると思います。

投稿: てっちゃん | 2014年11月28日 (金) 00時23分

私も修羅場を何度も経験してきたような(笑)。
最近は異常気象の影響か相場の乱高下も激しいですね。11月も温暖で終わりそうで、鍋野菜は当然動きが鈍い。葉菜は伸びる一方ですから収穫をせねばならない。作付けは同じですから前出し出荷が行われれば当然後半に品薄になる。多分年末は一気に寒波が押し寄せ需要・品薄で大暴騰のパターンでしょうか。
私も現役当時は相場の先読みの売り逃げに醍醐味を感じておりましたがこれだけ天気が荒れると読みにくいですね。
何れにしても安くすれば量が売れる訳ではないし、安さでは更に得意の競合も存在するので本部も冷静な対応が求められますね・・・もちろん自社も含めてですが(笑)。

投稿: dadama | 2014年11月27日 (木) 23時35分

相場によって大きく業績が左右される、どこでも一緒だったんですね。青果未経験の私は言い訳だとばかり思っていました。(笑)その中でもいかにして売上、利益を上げるか?課題ですね。トップ自らの送り込みでやってきた当社。そろそろ改革が必要だと思います。

投稿: かわらい | 2014年11月27日 (木) 22時45分

野菜は各地で地場野菜が出揃う時期であるので11月は年間で販売指数が最も低い時期です。青果物を扱う者としては地場野菜の直売所の状況も非常に気になるところです(笑)
11月は年間で販売指数が最も低い月だからこそ日々の売切りで商品の回転を更に早めていかなくてはならない月だと思います。生鮮食料品は売切ってナンボの世界だからこそ‼
送り込むのも必ず意図がある訳だし、店側も数を売りこなすだけの体力を付ける必要があると思います。
送り込みが多いだのってよく文句言う担当者いますが、それは自分に自信が無いだけなんではないでしょうかね…(笑)


投稿: まさ | 2014年11月27日 (木) 17時51分

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