高倉健さんの思い出
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
18日の昼過ぎ、女房とテレビを見ていたらすごい映像がテロップで流れた。
“あっ、高倉健?”
女房もつられてみたテレビ画面には、
「高倉健が死去」
それからは、テレビの全ての話題は「高倉健」さん、一色であった。
安部総理の解散の話題は完全に潜んでしまった。
もしかするとそれを見込んでの解散だったのか、とも思えるほどのタイミング。
それほど、それからの数日間のテレビの話題は、高倉健さん一色だった。
高倉健さんの生涯。
主演映画の話題。
結婚と離婚と晩年。
街角でのインタビュー。
追悼番組の放映。
朝から晩、深夜に至るまで、高倉健さんの特集。
それだけ日本映画界の至宝である。
高倉健さんといえば、東映の仁侠映画でスターの座を確立し、仁侠映画の下火時以降は一途な男の生き様を描いた映画でその人間性を前面に出した役柄で老若男女から愛される日本映画界の大スターとなっていった。
高倉健と吉永小百合。
男女で今の日本を代表する名優といえばこの二人の名前が即あげられる。
読者の方々も、それぞれに高倉健さんの思い出の映画があるだろう。
改めて、ネットで高倉健さんの主演作品を検索してみたが、本当に多くの名作に出演している。
そして、街頭インタビューで一番思い出に残る映画はとの質問に、
「幸せの黄色いハンカチ」
が挙がった。
なるほどなぁ〜。
間違いなく、高倉健さんをメジャーに押し上げた作品ではある。
そして、武田鉄矢と桃井かおりとの共演。
この異色の取り合わせも抜群に良かった。
しかし、私が個人的に心に残る作品は、
「駅(ステーション)」。
ここで流れる、八代亜紀の「舟歌」は何とも言えないほどの哀愁を感じる場面だ。
お互いに孤独な人生を歩む二人が、12月31日の深夜に居酒屋で過ごす場面。
テレビには、紅白歌合戦の場面が映し出されている。
そして八代亜紀が「舟歌」で登場。
舟歌自体も、この映画での挿入によって更に人気が増した部分もあるだろう。
私にとっての「舟歌」は、この映画のあのシーンをいつも思い出させてくれる歌である。
昭和を生きた日本人にいろいろな思い出を残してくれた「高倉健」さん。
ご冥福をお祈り致します。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
特番を見て初めて、その生き様を知らされましたね。
江利チエミとの関係、人間性や仕事ぶり。
神格化されつつあるのかもしれませんが、やっぱり彼は「日本の男」そのものですね。
投稿: てっちゃん | 2014年11月21日 (金) 22時46分
訃報を受けてのいろいろな特集で初めて知る人となり、余り馴染みのなかった私でも愛されてきた理由が分かるような気がします。
投稿: かわらい | 2014年11月21日 (金) 22時41分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
改めて特集番組を見ていると、高倉健さんの人間性と国民性が見えてきますね。
その演技もさることながら、人間性が日本人の心を打つ存在だったんですね。
投稿: てっちゃん | 2014年11月21日 (金) 07時22分
高倉健さんもジャパンブランドそのものでしたね。日本の仁義・任侠を語る名優。ご冥福を祈ると伴にまた時代を語れる方がお亡くなりになった事に一抹の淋しさを感じ得ません。
投稿: dadama | 2014年11月20日 (木) 14時48分