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2014年11月28日 (金)

企業の成長過程

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある仲間との会話。

  今後企業はどのような方向へ進むのでしょうか?。

我々はスーパーマーケットという業界に就業しているわけだから、地域スーパーとして地域のお客様に満足のいく営業をしていくことには変わりはない。

しかし、そのことを進めていく為に、企業内では何を力点にしてい営業強化を図っていくかという問いである。

中小の小売業が、ある一定の規模を満たしていく過程がある。
我が社はある一定の企業売上を目標に店舗を増やし、個店を強化し、商品力販売力を強化してきた。

  そして間も無くその目標が達成されようとしている。

そんな折に仲間はそんな会話を切り出した。

  目標とする販売金額が達成された暁には。

企業として、その後の目標をどこに掲げるのか。

  そんな疑問であり不安でありが混在した企業の行く末。

その目標とは、ある一定の企業としての販売金額を達成すれば、企業として対問屋さん、対メーカーさんに対しての規模のメリットの享受を受け、取引を優位に進行出来るという販売金額らしい。

  本当にそれが規模のメリットにつながるかはわからない。

企業としてそれをある期間、目標にしてきた経緯がある。
そして、その目標が達成された後には、どんな企業目標が具体的数値として掲げられるのか。

更に、中小小売業において、新店の開店は企業規模に対する売上という数値面での影響度も大きく、10店舗前後の企業が1店舗開店するだけで、約10%の売上効果が発生する。

これはその企業の成長に大きな貢献をするものだ。
しかし、売上規模が拡大してくると、新店の開店が徐々に企業業績への貢献度が薄まっていく。

  いずれ新店開店の影響がほとんど無い規模の達する。

おそらく、500億レベルになれば、1店舗の新店の影響以上に既存店全店の業績不振のほうがよりダメージの大きな事態に陥ることは明白であろう。

  従来は新店開店によって伸びているように見えた業績。

それが、企業規模が拡大するにつれて、既存店の活性化のほうが重要な課題となってくる企業規模に行き着くわけである。

  そのリスクを最大の課題とする時期に差し掛かった。

そう捉えなければならないのだろう。
 
  既存店の強化。

新店の開店はそれはそれで重要である。
主要な立地に新たな顧客獲得を目標に地域貢献の為に出店する。
そして、0から販売金額を積み上げる。
それはそれで企業規模の拡大に多大なメリットを生む。

  しかし既存店の業績安定がより重要な成長段階に到達してきた。

そんな企業がこれから目指す内部課題。

  これはもう既存店強化しかないだろう。

既存店の強化。
要は、いまある既存のお店を、競合店と比較しても競争力のあるお店に改善し続けていくこと。

  “何を今更(笑)”

と失笑されるかもしれない。
しかし、従来本気で競合対策をしてきたかといえば、否かもしれない。

  基本の徹底。

小企業から中小規模への脱皮の段階で、チェーンストアとしての強みである統一された基本を全店が高いレベルでクリアしていくことに対してブレずに階段を登ってきた。

  そして、今差し掛かる次へのステップ。

それは、個店ごとの競争力。
個店毎に、立地も違えばお客様も異なり競合も異なる。
更には、店舗レイアウトも異なり店舗規模も異なる。
それらの差異を個店毎に店長を中心としたリーダーが自ら主導権を握り、自分の問題として経営者の分身として経営を担う事が重要な時代となる。

まして、商品部や本部も既存店の拡大から、個店へ目を向けられなくなっていく。
従来の本部総掛かりでのテコ入れという行為も難しくなっていくだろう。

  組織力を生かして個店を強化する技術。

このことが求められる時代へ踏み込んだのだろう。





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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
企業規模が拡大していくにつれて失っていくもの。
学ぶ姿勢。
やはり、学んでいるいる企業はいつまでの強みを発揮していると思います。
自分も含めて忘れてはいけない教訓ですね。

投稿: てっちゃん | 2014年11月29日 (土) 07時00分

かわらいさん、コメントありがとうございます。
45年で6店舗。
それは、出店よりも1店舗での充実をめざしてきたからでしょう。更にはトップが現場で指揮をとり続けるというスタンスが既存店充実を選択してきたのかもしれない。
いずれにしても、世代交代と共に変えていかねばならないのかもしれませんね。

投稿: てっちゃん | 2014年11月29日 (土) 06時51分

当社の課題・壁を代弁して頂いたような(笑)。新店投資の源泉は既存店の利益から。既存店の安定的成長が規模拡大の鍵を握りますね。売上規模が大きくなるにつれ商談力がつく・・・但し上には上があるように当社でも犬さんや鳩さんの呪縛に合っています(笑)。地域に根付く企業同士の共存共栄も差別化の大きな武器になると思うのですが、ローカル・地産地消がキーワードになっていくのではと思います。

投稿: dadama | 2014年11月28日 (金) 22時32分

創業45年で6店舗の当社では出店による売上の大幅増も魅力ですが、やはり既存店をいかに強化できるかが全てです。未だ次のステップを考える段階まで来ていません。その目標を定め直すことから始めないといけないなと思っています。

投稿: かわらい | 2014年11月28日 (金) 22時30分

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