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2014年11月13日 (木)

精肉の好調要因

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ここ数ヶ月、精肉の好調が止まらない。

  良いことではあるが・・・。

なぜなのだろうか?。

4月の消費増税直後は若干落ち込みがあったが、翌月から徐々に回復し始め、お盆後からは二桁の伸びが続く。

精肉の生肉だって、鮮魚の相場高同様に、豚肉の相場高、円安による輸入肉の相場高というアゲンストが待っていた。

それを、主力skuを定額設定で販売したり、カテゴリー毎に徹底した縦割りでくくり買いやすい売場陳列にしたりして相場高を反映させない売場を提案してきた。

  しかしそれでもこの伸びは異常である。

いままでこれほどの伸びを示したのは遠い記憶でしかない。

  バブル期。

その再来ではないかという数値。
しかし、このバブル期は精肉でけでなく、全ての部門が恩恵を受けた。

  特にご馳走部門でもある鮮魚の伸びは高かった。

しかし、今回は精肉だけの数値の伸長。

  ここに何が隠されているのか。

精肉のバイヤーに冗談っぽく聞いた。

  「絶好調だな(笑)。」

 「いや、うちだけじゃないですよ。」

同じ業界の所属グループ内の精肉部門の売上が全般に好調らしい。

  それも、二桁の伸びで。

全国的な構造らしい。
昨年の相場的な与件とか狂牛病とかの外的な与件等の一時の数値のカラクリとは違う、継続的な消費の伸びが精肉部門にだけ訪れている。

  何が要因なのか?。

確かに、世の中の流れとして、主たるおかずが魚から肉に移ってから久しい。
しかし、それは徐々に世の中が変化していくものであり、急激に需要が生肉全般に伸びていくものでは無いとは思うのだが。

確かに、世の中の消費とその後のゴミや家の構造上の変化もあり、魚料理から肉料理への構造的な変化もあるだろうが、これとてここ数ヶ月で劇的に変化したわけでもない。

  逆に言うと精肉の伸びの反動を考えなければならない。

精肉が伸びた反動で、鮮魚の売上が落ちていたり、惣菜の需要が止まったり。
精肉が極端に伸びている反動で、鮮魚が極端に落ち込んでいる現状も考慮しなければならない。

  精肉の伸びだけを喜んでもいられない。

鮮魚をどう底支えしていくか。

  生魚という極めて不安定な商品をどう安定させるか。

安定した売場、安定した商品化、安定した品揃え。
その裏返しが、精肉の強みなのだろう。

  だから鮮魚は不安定な相場を強みにしなければならない。

チラシに左右されない、売場の魅力。
チラシに左右されない、売上の拡大。

  安定した品揃えと相場に応じた単品訴求。

それが精肉と鮮魚の魅力である。
スーパーマーケットという安定した売場の追求と相場という不安定な要因を強みとして相場に応じた日々の単品量販。
更に、その単品を今の家庭の事情の応じて、どう調理技術を駆使して家庭の食卓に上る頻度を高めていくか。

そんな対応を試みながら、精肉と鮮魚を同時に伸ばしていきたいものだ。






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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
鮮魚も二桁近似値ですか。素晴らしい(笑)。
ぜひ、ご指導頂いきたいものです(笑)。
私は、この精肉が絶好調な時期にやっぱり鮮魚をなんとかしたいと思っています。

投稿: てっちゃん | 2014年11月15日 (土) 00時44分

精肉が二桁の伸び、なかなかその要因はつかめませんが、この恩恵があるうちに他の部門のテコ入れをしておきたいですね。幸いにして当社では鮮魚部門も二桁に近い伸びで貢献してくれています。昨日のブログにもありましたが現場では小さなリスクをたくさん取りながら成長出来ればと思います。

投稿: かわらい | 2014年11月14日 (金) 22時35分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
食品スーパーとして、生魚と牛肉をテナントに委託するという選択は、正しくもあり誤りでもあり(笑)。
ただし、それは現場の店舗の店長の選択レベルではないのですから致し方ないですね。
店長として、店舗対店舗という構図で考えれば、自社や自店の武器という視点で自社、自店の強みをしっかり認識する必要はあると思います。
自社の強みと自店の強みが一致した段階で、地域一番のカテゴリーになれると判断すれば、そこを徹底して店舗でも強化して大きな武器にしていく店長の戦略が明確に部下に伝われば、大きな強みとなるだろうと思います。

投稿: てっちゃん | 2014年11月13日 (木) 21時32分

当社は鮮魚・精肉部門を利益部門と位置づけ生魚・牛肉はテナント、精肉もセンター化によるアウトパック100%を目指しています。利益部門の位置づけは必要なのですが手法が会社都合の利益・生産性によるもの。グロッサリーの独自化も道半ばでNBの価格競争との戦いをしいれられる。社会環境・お客様ニーズ・トレンドをしっかり見極め売場で具現化していくのか。商品政策はトップしか決められませんから店として何を武器にしてお客様の支持を得ていくのか、再度練り直さねばならないかなと感じています。

投稿: dadama | 2014年11月13日 (木) 19時30分

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