道具の見直し
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日開催された、ハンドラップコンテスト。
当社初の試み。
各参加者の方は、初の試みと自分の実力発揮の場という緊張感で相当緊張されていた。
いつもならもっと滑らかに出来る作業。
普段だったらもっとスムーズに滑らかに、そして手際よく出来る作業であるが、緊張からどうしても手元が狂い微妙な力が加わってしまう。
結果としてラップが切れる。
キャベツの半切りやかぼちゃの1/4のラッピングが切れやすいという特性もあり、4回に1回程度切れてしまう。
ほとんどの参加者がそんな状況に。
それだけ、あの場の雰囲気がそうさせていた。
周囲から見られている。
今までそんな経験が無かったわけだから当然かもしれない。
普段の仕事ではそんなに自分の行動を見られるということは無い。
それが、今回は採点者や我々のようなギャラリー、そして同じ参加者の方までじっと自分を見つめている。
自分の自慢のハンドラップを見つめている。
そんな意識も、自分の作業を狂わす要因だったのだろう。
そんな第一回目のハンドラップコンテストではあったが、私はその光景から別の状況を見ていた。
人材不足時の道具の在り方。
これからますます我々の業界は人材不足に向かっていくであろう。
より少ない人員でより多くの作業をしていく時代。
そんな時代に対して、我々はもっと道具に目を向けなければならない。
従来はコスト優先の道具選び。
しかし、上記の通りの状況が今後目の前に迫ってくる。
もっと効率良く作業が出来る道具の選択。
それを本気になって取り組まなくては、人材不足を多少でも補えることはできない。
人材教育で作業性を高める努力。
それと同時に、
道具選びで作業性を高める努力。
これも同時並行で実施していかなければ、同じ売場を少ない人員で維持していくことは困難ではないのだろうか。
切れにくいラップやテープ。
切れにくい刃やハンドラップ。
切れにくい包丁やカッター。
その他、一つ一つの作業を見直したときに発生する道具の不具合。
人材不足を人材採用で補うという行為。
それと同時に、
人材不足を作業道具の見直しから改善していく行為。
も同時並行して人材不足という状況に対して対策していく時代なのではないか。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
労働意欲対策と労働環境対策。
どちらも重要ですね。
いずれにしても、人員獲得も競合対策をしていく時代。隣の競合店の労働環境も店舗MR同様に観察して労働意欲と労働環境で勝る対策が必要かも。
投稿: てっちゃん | 2014年11月26日 (水) 10時07分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
人材不足をいろいろな方面から対策していく視点を持たないと、単なる現場の人員獲得と捉えては問題は解決しないと思いますね。
投稿: てっちゃん | 2014年11月26日 (水) 10時03分
人材不足に直面してこそ作業改善が進むのも事実。人間余裕がある時は細かい不便までは気にしませんからね。当社も作業道具のメンテナンス基準があるのですが現場はまだ理解していない。まだまだ色々な点での無駄取りは可能なのかと思っています。しかしながら仕事はやはり楽しく出来る事に越したことはない。楽しむ余裕と効率化の共鳴点を見出す事も大切ですね。
投稿: dadama | 2014年11月26日 (水) 00時02分
全くその通りですね。今後のことを考えると、道具の改革は絶対必要だと思います。人任せでなく御社のコンテストのように自分たちで問題提起していくべきですね。
投稿: かわらい | 2014年11月25日 (火) 22時00分