二刀流という存在価値
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
プロ野球がクライマックスシリーズを迎えている。
プロ野球が全盛を極めたのは30年以上昔の事だ。
だから、セントラルリーグもパシフィックリーグも、クライマックスシリーズなど無かった。
リーグ優勝即日本シリーズ出場。
そんな図式だったが、プロ野球人気の下火に伴い、日本シリーズをもっと盛り上げようと、アメリカ式のクライマックスシリーズが導入されたのが、2004年。
そして、その成功事例からセントラルリーグでも2006年に導入された。
当初は、消化試合を出来るだけ無くす目的だったらしいが、いざ開催してみると、これは面白い、となったのだろう。
たしかに、リーグ優勝しても簡単に日本シリーズに出場出来ないシステムであり、リーグ2位や3位のチームもまだまだ日本シリーズに出場出来るチャンスが残されているというシステムも、最後の最後まで気の抜けないシーズンが続くという意味で、再びプロ野球への感心が高まる目的も達成されてはいる。
そんな中、今年のクライマックスシリーズの目玉は何と行っても「大谷翔平」選手だろう。
球界初の「二刀流」選手。
今のように中三日とかの投手のローテーションが確立されていなかった時代には、二刀流選手がいたのだろうが、プロ野球が役割分担が明確になって、投手も先発と中継ぎ、そして抑え等に分割されるに従って、野手と投手を掛け持ちしながらの選手は存在しなくなったと記憶する。
新庄やイチローがオールスターでやってはいたが(笑)。
2013年に入団した大谷選手が、今年も継続して二刀流を続けるとは思わなかった。
それは多くのプロ野球ファンがそう思ったに違いない。
“流石にプロ野球は、そう甘くないだろう。
皆んなそう思っていたと思う。
当然、私もそう思っていた。
“投手に専念すべきだろう”
しかし、今年も二刀流を継続。
しかも、相当進化してここまで来ている。
これは意外であった。
それは、基本的に交流戦でしかプロの球を体感できないパ・リーグのほかの投手とは異なり、大谷は日常的にプロの球を打席で経験している。だかこそ、一流の低めの直球の威力やその有効性に気づけ、「投手・大谷」に役立てることができたのだろう。
さらに、刻一刻と変わっていく状況の変化を、投手と打者で経験できていることの相乗効果があるのだろう。
バッティングはカウントだったり、相手ピッチャーのタイプだったり、状況によって変わってくる。そこに対応するための精神的な心構えを持つことを経験
できているから、その点では自分がピッチャーをやるときに精神的に優位に立てるのだろう。
逆にバッターをやっているときも『ピッチャーはこう来る
かな? 』と予測が立てられる。
自分で二役をやるから見えるお互いのポイント。
販売の立場と顧客の立場。
両面をしっかり経験するパートさんの存在に近いものがあるようだ。
| 固定リンク
コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
作も演も結局は一人の人間が作成するもの。
一つの作も無数の人間によって無数の解釈がなされる。そして微妙に違う演となって表現される。そして成功事例失敗事例が現れる。
フィードバックとはそれらを検証すること。そして積上げていくこと。更には企業として成功事例を次に活かすこと。
「作」者が出しっ放しの現状が、同じ失敗を繰返す原因ではないかと思います。
現場の店長はあくまでも個店しかみえていない。本部にいると全体の個店毎の違いが大いに見えるもの。そして自ら出した「作」が現場に行くとぼやけてしまう悲しさ。しかしそれも情報提供に不備が大きい。そこに「伝える」難しさと現場経験の生むが活きてくるのだろうと思います。
投稿: てっちゃん | 2014年10月13日 (月) 06時16分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
考えてみれば、同じ野球というスポーツなのですがね(笑)。
小さい頃は、ピッチャーで4番は当たり前。高校以上になるとなぜかピッチャーと打者に分かれてしまう。こんな存在が将来監督をやったら強いでしょうね。
名選手と名監督は別物とも言われますが(笑)。
投稿: てっちゃん | 2014年10月13日 (月) 06時09分
私達の職務に置き換えると現場と本部を経験している方が二刀流でしょうか。「作と演」のノウハウを屈指出来るのは正直羨ましいですね。もっと色々な世界を見てみたいのですが残念ながら時間切れ(笑)。私は経験値による「演」の暴走しか出来ませんから、「作」は他者に学んで頂くとして「演」のノウハウを少しでもメンバーに共感してもらえればと思います。
投稿: dadama | 2014年10月12日 (日) 23時28分
大谷翔平、本当に夢のような選手が出てきましたね!現代野球ではDHなるものが当たり前ですが、本来の野球はそういうもの。体現できる選手があと2~3人出てくると盛り上がりそうですね。
投稿: かわらい | 2014年10月12日 (日) 20時14分