18時からの攻め
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
ピーク時は華やかな売場となる「刺身」「惣菜」「ベーカリー」。
しかし、最後は売り切らなければならない。
ピーク時の華やかさとは裏腹に、売り切りが始まるとその様相は一変する。
店舗の夕方以降の売上やその販売スペースにも大きく左右される夕方以降の売場と売りきりの状態。
しかし、ここからの売り切り方で利益が大きく左右されるのだ。
「夕方の売場にボリュームが無い」
本部から突然店舗インタビューに来られる方は、よくそんな事を言われる。
しかし、売場は生き物である。
特に生鮮売場は、時間と共に変化しいかなければならない。
それは、これからのお客様の来店動向と買い上げ動向に合わせていかなければならないからだ。
そして、変化していくから、最終の利益が生まれるのである。
その時間の流れとお客様動向の流れが見えず、最高のイメージが頭から離れないと、「貧弱な売場」の烙印を押してしまう。
それでも我々はボリュームある売場を創造しなければならない。
それではどうするか?。
18時以降の売場に、売筋単品を如何に残せるか。
残すというより、売筋で攻めれるか。
このことに尽きるだろう。
売筋の単品。
これはもう、店舗毎に異なるし、異なって良いだろう。
全店同じ訳が無いからだ。
それを見つけ出すことは、誰あろう個店の努力であり仕事である。
そして、見つけ出したら、それらの18時以降の売筋単品で徹底して売場で攻めていくこと。
但し、
それ以外の単品は、極力売場から売り切って消費していくこと。
この極端な売場の変動。
それをドラスティックに実施していくこと。
“それは品切れに繋がらないか?”
しかし、閉店時には品切れにさせなければならないわけだ。
それへ向けての売り切りは、個店毎に違ってくる訳である。
一番良くないのは、一見品揃えが充実していて、ボリュームある売場に見える状態。
しかし品揃えを見ていると売筋単品が無い。
結局それは、お客様にも不便だし、結果として売上にも利益にも全く結びつかないということだ。
夕方以降の商売。
それは、ピーク時の最高の売場からドラスティックに変化させ、一気に売筋単品優先の売場に切り替えることであり、この優劣でお客様の支持を得て売上と利益を大きく伸ばせるかどうかの分岐点となる。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
そんな感じで調子こいていたら、攻めるべき商品のロスが増大してしまいました。
夕方以降の売り切りに突入したら冷静に利益を残していく姿勢を貫くべきですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2014年10月18日 (土) 23時55分
夕方からの商売、私もてっちゃんの手法が最善と考えます。絞ったアイテムを攻めながらもロスを削減出来れば最高ですね!売り上げ規模の小さい店舗ではなかなか上手くいかず苦戦してますが。
投稿: かわらい | 2014年10月17日 (金) 22時54分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
当店は現在、刺身売場を18時以降は徹底して売筋の2点盛りに特化して品揃えを絞って強化販売しております。
最終的にロスにはなるが、盛合せの数量が圧倒的に伸びてきました。
更に、少ない値下幅で売り切れてしまうからロス率も改善。
結果としての荒利率にも貢献しそうです。
投稿: てっちゃん | 2014年10月17日 (金) 06時20分
夕方以降のボリウム。当日売り切り商品は難しいですよね。特に客数が低く回転率が悪い店はロスが利益に致命的影響を及ぼすだけに商品量を落として鮮度感を無くしさらに客離れの悪循環。当店の場合惣菜・鮮魚がテナントさんなので身銭を切ってまでとも言いにくいですし。やはり売り切る物、残す物を決めてそれもお客様に飽きられない商品の組換えをお願いする事からでしょうか。
投稿: dadama | 2014年10月17日 (金) 00時11分