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2014年10月 7日 (火)

海外に学ぶ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


小売の未来をアメリカに学べ、と言われる。

  益々アメリカ指向が進んでいるようだ。

沢山のコンサルの方も、アメリカツアーにて有数の小売業や店舗を視察する。
私自身も、かれこれ20年程度前に会社のUSAツアーで西海岸を一週間程見て回った。

  正直、その時の感動は無い。

記憶に残っているのは、ツアーの途中で見たグランドキャニオンの雄大な景色、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジぐらいである。
更には、夕食で食べた固くて食い切れなかった極厚のももステーキぐらいか(笑)。

入社3年目の私は、まだまだ店舗を見るという観察眼、アメリカ企業から今後の日本のスーパーの動向を探るというトレンド眼が無かったのは言うまでもない。

  とにかく、アメリカツアーへ行きたかった。

それだけで行ったようなものである。
そして、それ以降あまり感心も持たずに今日に至っているが、多くのコンサルの先生方のブログや記事等を拝見すると、多くの企業がコンサルの先生とアメリカ研修セミナーに参加している旨の報告やレポートに溢れている。

  必ず数年後にアメリカの小売業の波が押し寄せる。

そうも言われている。
実際に、ここ数年のアメリカの小売業界の趨勢を知らない私は、波が押し寄せると言われても、あまりピンと来ない部分もあった。

  “実際に行ってみないと見えて来ないか”

おそらく、そうなのだろうと思う。

しかし、現在起こっているアメリカ市場の動向の波が、そのままの姿でこの日本に到来するとも思われない。

そして、実際に現地で自分の身で見たアメリカ小売市場の従来からのトレンドと現在、そして未来を今の日本の現状に当てはめて的確に解説をしてくれる方がいなければ、井ノ中の蛙の見学者達は何をどう学べば良いのかすら見えて来ないだろう。

  誰から学ぶかが重要なのだろう。

更に言うと、現地で実際に視察した店舗のマネージャーの生の声を聞かないと本来の視察にはならないだろうと思う。

  生の声。

解説者の言葉とかパンフレットの言葉ではない。

  従業員の生の言葉。

これと現実に目にした売場。
これを掛け合わせて、自分なりにいろいろな仮説が浮かんでくるのだろう。

  店舗のマネージャーの考えかと本音。

この生の声を聞くから、その売場やシステムの本質が見えてくる。
そして、その本質から何を自分に取り入れるのかが見えてくる。

いま、現実に日本のある地域で商売をしている自分が、その周囲の優良な競合店や視察すべき日本の小売スーパーをすっ飛ばして海外に目を向ける。

いきなりそこからスタートしてしまう訳だから、アメリカ小売業の視察では何を目にしているのかが見えなくなってしまうだろう。

その頭の切り替えを、解説していくれる方と同席して、そして現地では現地の店舗のマネージャーの生の声を聞いてその考え方に触れる。

そんなツアーであれば、是非もう一度アメリカ視察に飛んでみたいものだ。







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コメント

かおるです。
アメリカのオーガニックに対するマーケットは、20年以上にわたる食育の結果であると聞いたことがあります。
商品に付随するもの(味、機能性、旬)や背後に存在するもの(食文化、生産者の想いなど)をできるだけ学んで伝えて、できるだけローカルに密着した魅力あるお店として一人でも多くファンになっていただきたいです。

投稿: かおる | 2014年10月 8日 (水) 18時42分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
我々の下(子供達)の世代になっていくと、徐々に人々の所得も二極化に向かっていくと思います。
それを予知した中庸の廃れと特化の支持。その軸になる商品やサービス、そしてヘルシー。
海外の状況はそこが明確なのでしょうね。だから行って見て考えなければならないのだろうと思います。

投稿: てっちゃん | 2014年10月 8日 (水) 08時26分

かわらいさん、コメントありがとうございます。
海外には、日本の未来があるのでしょうね。しかし、どれほどの未来なのか。
以前の企業では余りにも未来を見過ぎて引き返した事例も沢山ありました。やはり我々現場の人間が目指す未来は足下にあるような気もしますが(笑)。

投稿: てっちゃん | 2014年10月 8日 (水) 08時19分

私も一昨年アメリカ視察に行きましたが、その時感じたことを・・・①商品の前だし、面合せは絶対必要・・・あのウォルマートが真剣に前出しをしておりました。効率重視の企業が愚直にしているという事は私達の想像以上に数値効果があるのではないでしょうか。②ディスカウンターの顧客程肥満が多い。逆に富裕層はコストをかけてもヘルシー・オーガニックに拘り、プロポーションをステイタスにしている。飽食の時代、さらには日本も所得の二極化傾向。スーパー業界も二極化に向かうのではないでしょうか。価格軸or商品軸に尖りを持つ企業が支持されていくのだと思います。中庸、平均的レベルのスーパー、セーフウェイ・アルバートソンの凋落・・・当社も心せねばならないと感じます。

投稿: dadama | 2014年10月 7日 (火) 22時57分

同感です。今現在やるべきことも山積み、国内で見たいお店もたくさん、しかし、それ以上の気付きを得られるのなら是非いってみたいですね!

投稿: かわらい | 2014年10月 7日 (火) 21時34分

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