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2014年10月23日 (木)

ハンディを負う

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ハンディを負う。

  一時は出遅れる。

そこからが問題だ。

  ハンディを理由にするか。
  ハンディをバネにするか。

例えば、昨年まで週3回のチラシを週2回に減らす。
例えば、3人の社員で回した仕事を2人に減らす。
例えば、増税後に価格を飲み込むか上乗せするか。

3番目の増税後に関しては、価格を飲み込んで総額表示のみにした企業は、その直後の一時はお客様が来店されて大いに支持されたように見えたが、ここに来てお客様離れと利益減の打撃を受けている。
逆に、本体価格をベースに増税分を上乗せした企業は、当初は分かりづらい等の指摘もあったが、売場という本来努力すべき分野を磨いて業績を回復しつつある。

上記3つの事例全てが、当初は非常に我が身が不利になる課題を投げつけられたわけだ。

週3回のチラシが週2回に減ったら、昨年まで週3回のチラシ初日の売上はダウンするだろう。

3人で回していた仕事が2人になったら、当初は売場が決まらないだろう。

  さて、そこからどうするか?。

今まで3人で分けてきた仕事を、パートさんに振る部分と自分に振る部分。
その事で、パートさんの負担は増えるが、逆にやりがいを覚えるパートさんも出現してくる。

  意外に嫌な顔せずやってくれる。

当面は不慣れな部分もあって時間もかかったが、逆に男性社員に出来なかった部門内でのコミュニケーションは同じ女性同士の伝える技術がものをいい、部門内は連携が取れるようになってきた。

  そんな事例も数多い。

週3回のチラシから週2回に減ってしまった。
従来はチラシの追われて、チラシの商品を平場に展開する為のオペレーションだったのが、チラシに左右されずに売場作りをするようになり、テーマ性や荒利ミックスを意識した売場作りになり、当面は売上が落ち込んだが、月を追う毎に利益が回復してきて、いずれ売上金額も前年をクリアするようになってきた。

  そんな事例も良く聞く。

いずれも、当初のハンディを別の視点で捉え直し、今まで見えなかった部分の良さが結果として現れてきたという事例。

  そんなハンディが、従業員の心を一つにする。

組織が一つになれば、組織強化の面ではチャンスになるということ。

  ここをリーダーはめざとく利用しなければならない。

言うや易しだが(笑)。

  昨日も書いたが、組織は生き物。

常に、変化を受け入れ、対応し、自らも変わっていく。
逆に変化がなくなれば、衰退していくのも組織。

  そこには減衰の波がひたひたと浸食してくる。

組織内の嫉妬、派閥、怠慢、惰性、手抜、妥協。

  ブルブル震えるような組織の危機。

この意識が、組織を生き返らせるのだろう。

常にその中に身を置きたいとは思わないが、結果的にはこのことが組織を危機から回復させてくれるのも事実である。




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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
競合店は砥石。
強大な粗砥ですね(笑)。
しかし、そう思って全社挙げて取り組むことが一番重要なのではないでしょうか。
距離が遠いからといって安心するより、強大なダメージを食らうと、全員が危機感を持つことで意識が変わり行動が変わり売場が変わる。
その結果が、数値なのだろうと思います。

投稿: てっちゃん | 2014年10月24日 (金) 23時06分

ピンチはチャンス、ということでしょうか?競合店が増えるハンディ、受け止めて跳ね返す為には全員が同じ方向を向いて力を出さねばなりません。まだまだです。

投稿: かわらい | 2014年10月24日 (金) 22時42分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
変に役割を決めすぎて、お互いに干渉しなさすぎたツケが今になって回ってきたのではないかと思っています。
もっとお互いに突っ込んだ踏み込みが必要なのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2014年10月24日 (金) 00時50分

いくら綺麗事を並べても利益が出なくなれば企業は存続出来ない。そして多くの企業がこの危機に直面している。組織としてやらねばならぬ事、現場がやらねばならぬ事、更には危機感が組織と現場で共有され信頼関係が出来ているのか。危機に直面する事により組織・現場の強味弱味が見えてくる。見えてきた課題をスピーディーにポジィティブに改善する能力が私達にも求めらる時代ですね。

投稿: dadama | 2014年10月23日 (木) 20時23分

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