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2014年9月13日 (土)

果実商に徹する

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の「ソロモン流」。

  千疋屋の取り組み。

その前の「ソロモン流」は西川隆さんによる、店舗デザイナーの取り組み。
以前はあまり「ソロモン流」を見ていなかったが、西川さんのところから見始めたがなかなか見応えのある番組である。

  そして今回も同様だった。

千疋屋総本店の果実と商品開発に賭ける情熱の物語。

  千疋屋。

私のイメージから言えば、フルーツデザートのギフト商材のメーカーさん。
しかし、本来の姿は老舗の果実商。

  当初は安売りの商売。
 
しかし、次代毎に高品質を取り扱う商売へ転換していく。
そして、次代毎に自らの品揃えの幅を上げていき、その為の商品知識を高め、取引先の目利きも高めていく。

品揃えの幅を高め、付き合う相手の目利きを高め、お客様の信頼と嗜好を獲得していく。

  「千疋屋さんなら間違いない」
  「千疋屋さんなら最高の品質」

そのようなお客様の信頼を勝ち得てきた。
そうやって、果実に関しては、日本一の品質と味を誇る小売業となっていく。

  千疋屋と言えば「メロン」。

マスクメロンで1個2万円。
そんな品揃えが、平気で店舗に並ぶ。
更に、さくらんぼ、マンゴー、桃、すいか等、千疋屋には日本の最高の品質が並ぶ。

  果実の品揃えと販売。

この部分に関しては、私自身も相当の興味のある分野だ。
だから、果実という原点に関しての千疋屋の取り組みとこだわりに関しては、大いに興味のあるところだった。

だから、最高の味を求めて日本中を飛び回る千疋屋常務の行動力と発想には大いに学ばされた。

  しかし、我々は食品スーパー。

その役割は全く違う。

舌の肥えたお客様が、日本一の味を求めて千疋屋へ足を運ぶのと、食品スーパーに果実を求めて来店されるお客様の果実に対する認識は全く異なる。

  “さて、どこから果実に興味を持ってもらうか”

我々の役割は、ごく普通の庶民の方に、果実という商材を如何に認識して頂き、その時々に適値でより最高の美味しさを提案する業務である。

  日本一の味より庶民の味。
  日本一の価格より庶民的価格。

だから、仕入れの基準も異なる。
一般的な価格を固定にしてでも、その範囲で最高の品質と味を追求する。

  そしてそれを52週毎に繰返していく。

それが我々の使命でもある。

この番組を見ていて、その事が明確に見えてきたのである。




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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
果実にこだわりを持とうとすれば、はやり「産地」であり「生産者」であり「52週」に行き着くのだと思います。
それが分かった上での市場でのチャンス買いなのでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2014年9月14日 (日) 06時46分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
「ナイフを入れると割れる」りんご。
一度はお目にかかりたいですね(笑)。
お客様の感動の場面に遭遇すると、この商品を販売して良かったといつも思う。
全ての原点はここなのだと思います。

投稿: てっちゃん | 2014年9月14日 (日) 06時42分

かおるさん、コメントありがとうございます。
いくら果汁100%のジュースとはいえ、あの果肉感のリアルさには敵いませんからね。それと、皮を剥いたりして食べるまでに至る果実とのふれ合い。これも果実を食べる楽しみでもあります。
そんな食の豊かさも提案していきたいですね。

投稿: てっちゃん | 2014年9月14日 (日) 06時40分

果物の仕入れ、販売。企業の考え方が出ますね。市場で五目買いの当社、果物にこだわりを持てるのはいつになることやら。(笑)

投稿: かわらい | 2014年9月13日 (土) 23時00分

私的にはフルーツで一番美味しいと思うのは産地の無人販売の100円果実(笑)。実割れ・虫食いは完熟・美味しい証。リンゴも完熟するとナイフを入れると割れますからね。フルーツも生鮮食品。価格も大切ですが一生忘れられない感動の味を少しでも伝えて行きたいですね。現役の時は本部無許可で産地に飛びこみ、完熟&採りたてりんごを1000ケース単位で仕入れ本部の逆鱗をかったこともありますが、お客様が試食されて感動する姿が今の私の原点なのかも知れません。

投稿: dadama | 2014年9月13日 (土) 21時14分

かおるです。
客観的に見て、果物って一部を除いて比較的高価な食品だと思います。
1本100円程度でジュースが買えるのに、何百円も出してフレッシュの果物を買っていただける。
やはり、折々の旬果を味わいたい、気温や気候にフィットした果物を食べたいという欲求があるのですよね。
それだけにハズレた時の落胆もひとしお。
お客様の期待を裏切らない、一時の口福を感じていただけるような目利きをしたいですね。

投稿: かおる | 2014年9月13日 (土) 19時28分

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