社員だから頑張る?
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
社員とパートさんとの違い。
月収か時給。
管理か実働。
異動の有無。
いろいろな制度上の違いや給与体系の違いがあろう。
社員はそれが本業。
パートは他の副業。
社員はそれを生業としてそれで収入を得て生活していく。
パートさんは本業があって更に副業として生活していく。
だから、パートさん達は、本業に支障のある場合は本業を優先して副業を調整する
子供が病気になれば仕事を休んで看病する。
夫の休日に会わせて仕事を休んで共にする。
それが、パートさん達の働き方。
社員はどうか?。
その仕事で生計を立てている方が多い。
「だから社員なんだから休日返上で頑張れ!」
「社員なんだから、残業で残りを処理しろ!」
「パート不足を社員がフォローして埋めろ!」
時には上記のような言葉で発奮させる場合もあるだろう。
しかし、それを言うなら、その社員にどれほどの社員としての評価をしてきたのだろうか。
その社員を自分の家族のように接してきたのだろうか。
その社員の人生を家族のように考えてきたのだろうか。
その社員の仕事観を一緒に作り上げてきたのだろうか。
そんな関係があるから、いざという時の上記のような言葉にも、部下の社員は力を貸すのだろうと思う。
それなくして、「社員だから」という言葉は信頼を失うだけだ。
結果、若者がどんどん姿を消していく。
姿を消さないまでも、やる気を消した部下達も多いのかもしれない。
今、この業界で社員という位置づけが一番割の合わない位置なのかもしれない。
もっと、社員という位置づけに優位性を得なければ。
社員として給与以外に約束されている優位性。
将来の職位。
将来の給与。
将来の知識。
働く環境の中で、社員として頑張りたいという意欲が、制度の中に整備されている事が重要。
更に、制度上に整備されていない、現場の家族制度的な環境が心のゆとりを与えてくれる。
その現場の関係は、現場のリーダーに委ねられる。
そして、そのリーダーの有無で現場の数値が大きく左右される。
喜怒哀楽を表面化できる家族的環境。
この環境が社員としての「いざという時」を保証してくれるのではないだろうか。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
どの企業も、いろいろな待遇の人たちが全て満足いくバランスの取れた処遇制度を有してはいない。
必ずどこかにアンバランスな部分があって、それを改善しようと努力する姿勢が、モチベーションの高い組織を作っていく土壌なのだと思います。
投稿: てっちゃん | 2014年9月 9日 (火) 10時54分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
dadama流、人心掌握術、心得ました(笑)。
如何に企業トップの思惑を自分の組織内に伝えるか。
とにかくやらせる事に目が行ってしまうと、バランスを失って小手先に走ってしまう。
リーダーは人としての生き方の軸を作らなければならない。そしてその軸で自ら律していく。そんなリーダーに徹していきたいですね。
投稿: てっちゃん | 2014年9月 9日 (火) 10時51分
かおるさん、コメントありがとうございます。
家族環境だけを追求すれば、「なぁ〜、なぁ〜」になってしまう。
効率だけを追求すれば、ギクシャクしてしまう。
どうしても若い頃は効率ばかりに目が言ってしまい、人の心が見えなかった。
それが我々世代の役割なのかもしれません。
投稿: てっちゃん | 2014年9月 9日 (火) 10時44分
パートさんと社員の違い、確かに明確ではないですね。仕事の内容が一緒なのに待遇には差があったり、逆に社員からしても教育や給与面での対応に不満があったりと決して良い環境を作れてはいません。1人の社員を家族として接する、これが本当に必要だと感じます。
投稿: かわらい | 2014年9月 9日 (火) 06時55分
コミュニケーション、相手を尊重しながらなぜを繰り返し思いを伝える。相手が同意したら一緒に動く。成功したらメンバーの手柄、失敗したら店長の責任・・・このスタンスでやってまいりましたけど大抵のメンバーは「一緒にやれて楽しかった」と言ってくれるので最後までこのスタンスで走ろうかなと(笑)。仕事の働き甲斐・楽しみを教えるのが役目なのでしょうが社内の視点で見ていると指示・やらせのイメージが・・・会社の意図・指針を適切に翻訳しメンバーにやる気を起こさせるのが使命なのでしょうね。
投稿: dadama | 2014年9月 8日 (月) 22時49分
かおるです。
うちの家人もスーパーでパートとして働いていますが、本投稿にあるような“社員×パート”みたいな話題はしばしば持ち出します。
時には、家族的環境とは真逆のパート対社員のような構図を訴えたりもします。
そこに垣間見えるのは、絶対的なコミュニケーションの不足であり共感性の欠如です。
仰る様な、喜怒哀楽を表面化できる家族的環境とそこにおけるリーダーの役割はものすごく大切だと思います。
私も人のことは言えないのですが…。
投稿: かおる | 2014年9月 8日 (月) 18時38分