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2014年9月21日 (日)

官兵衛から

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」。

  今年1月からの放映。

見続けておられる方も多いことだろう。

  若年時代の武士時代。
  秀吉に仕えた軍師時代。

そんな時代を経て、新たな境地を開きつつある今後。
思えば、春から夏にかけては、秀吉と共に歴史上有名な戦いの連続が描かれてきた。

  歴史物が好きな人がゾクゾクする場面の連続。

そんな場面の多い「軍師官兵衛」だったのかもしれない。
そして、官兵衛は秀吉から少し距離を置き、九州大分の中津18万石の城主として国を持つ身となる。

当時の秀吉や家康の時代には、側近には領地は少なく、権限の無い大名には多くの領地を、という思想があったようだ。

ということは、秀吉から見ても官兵衛は少し距離を置いた存在となっていたようだ。

  なぜか?。

あれほど秀吉の為に労を尽くし、秀吉の戦に勝利の戦術を貸してきた存在である官兵衛が、秀吉から距離を置かれるのか。

  それが、人間社会だからだ。

「出る杭は打たれる」。

昔から言い伝わる諺である。
そして、その意味もいろいろなニュアンスが含まれる。

  俺が俺が、と出る杭。
  内に秘めた、出る杭。
  誤解から生まれる杭。

俺が俺が、は絶対に打たれる。
だから、能ある鷹は爪を隠す(笑)。

内に秘めた杭と誤解から生まれる杭は紙一重であろう。

  秀吉と官兵衛の関係。

秀吉は官兵衛を誤解し、官兵衛は秀吉の誤解を誘った。
下克上の時代、頭領は家来の寝返りに敏感な時代。
少しでも陰謀めいた動きや態度でも、誤解を招く時代であったのだろう。

  しかしそれは、時代を越えた現代でも同様の話し。

トップと参謀
トップとナンバー2

  トップは参謀には気を許すが、
  ナンバー2が出てきたら打つ。

それだけ、秀吉にとっての官兵衛は油断ならない位置づけになってしまっていたのだろう。

  そこに、上司と部下の意識のズレが生じてしまう。

これは、組織社会の永遠の課題でもある。

これから12月の最終回へ向かう「軍師官兵衛」。

  秀吉と官兵衛の関係。
  その中で官兵衛が何を学んでいくのか。

私の見所はそこに集中されそうだ(笑)。






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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
本当に、これからの処世術を学びたいですね。

投稿: てっちゃん | 2014年9月22日 (月) 06時37分

少しずつ歯車が狂ってくる描写が大変見応えがありますね。今現在の人間社会にも通じる官兵衛の処世術、じっくりと味わえそうですね。

投稿: かわらい | 2014年9月21日 (日) 23時26分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
当国のナンバー2も幹事長から外された(笑)。
トップとナンバー2の関係、面白いですね(笑)。
トップが存在すれば必然的にナンバー2も存在してしまう。
トップの次にナンバー3にしたいのがトップの永遠の夢だったりして(笑)。

投稿: てっちゃん | 2014年9月21日 (日) 23時24分

某国のナンバー2も射殺されましたしね。と言ってトップのイエスマンばかりでは成長もない。トップと参謀のバランス、信頼関係が国や企業の存亡を左右する事も歴史が証明してるのでしょう。

投稿: dadama | 2014年9月21日 (日) 23時14分

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