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2014年9月19日 (金)

生鮮の秋冬売場

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


9月の半ばともなれば、店内各部の商品部毎の縦割りの動きが秋冬に流れる。

  生鮮部門もいよいよ秋冬の売場が立ち上がる。

このタイミングは企業によっても異なるだろう。

  総じて、北日本の企業ほど早い動きとなる。
  更には、内陸部の企業ほど早い動きとなる。

当社は、今月半ばからの施行である。
海産は、牡蠣(かき)の入荷が10月からであり、牡蠣の入荷と品揃えによって本格的な秋冬の鍋材のコーナー化が完了するが、その他の青果や精肉は半ばから本格的に鍋コーナーが立ち上がる。

とは言っても、本格的にこの売場が稼働して商品が回転するかと言えばそうではない。

  もっともっと寒くならなければならない。

それまでは、一応作った売場をだましだまし運用する事になる。

  先日のミーティングでこんな事を話した。

「今 週中にほとんどの売場が秋冬に切り替わる。しかし、生鮮の鍋材がその売場通りに売れるかと言えば、それはノーだ。だからコーナー化はするが、どう運用する かを当初は考えないとならない。コーナー化した直後の売場は、徹底的に鍋つゆで売場を作る事。鍋つゆは鮮度落ちもしないし、期限切れもまだまだ先。だか ら、生鮮商材が本格的に回転していくまでは、鍋つゆや関連品でコーナーをしっかり作り、お客様にコーナーの存在を知らしめること。」

  この時期の鍋コーナーの強調の仕方であろう。

まだまだ、白菜、たら、さけ、ぶり、すき焼き用肉類、しゃぶしゃぶ用肉類の動きが急に活発になる訳ではない。

しかし、食品分野である調味料や鍋つゆ等は賞味期限はまだ先であるから、シーズン前半から大陳出来る商品群である。

更に、前シーズンの秋冬商材であれば、家庭にも在庫は無い筈だから、必ず一度は購入しなければならない。

  それに乗じて、週末は気温が低下してくるようだ。

鍋つゆ等の商材を前面に見せる絶好のチャンスではある。

  今年の鍋つゆも、新商品が結構発売されるらしい。

モランボンの定番の「キムチチゲスープ」もリニューアルされ、更に旨味が増したという。

まずは自宅で食してみて、いろいろと提案していきたいところだ。







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コメント

かわらいさん、コメントありがとうございます。
当社は当初は全て送り込みで一斉にセットしてしまいます。よって、入れ替え品は強制的に売場撤去して値下げ販売。
大きな入れ替えはそれもありかと思います。

投稿: てっちゃん | 2014年9月21日 (日) 00時14分

鍋コーナーの立ち上げ、てっちゃんの言うとおり鍋つゆだけは早めにお目見え出来るのですが、各部門の足並みが揃わない状況です。(笑)毎年のことですが売場と発注を計画通りにやるのは難しいです。

投稿: かわらい | 2014年9月20日 (土) 11時56分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
赴任10日で早くも見えてきたもの。
お客様の心理や暮らし。自店への期待。
小商圏のお店ほど日々の顧客が見えるもの。
どだい商圏を広げる努力よりも商圏内のお客様をしっかり固定化する事の方が、より有効な業績対策になるどうろうと思います。
そして、その延長線上に拡大が見えてくるのでは。

投稿: てっちゃん | 2014年9月20日 (土) 06時12分

話題からは離れますが、赴任して約10日、ここのお客様の特徴がだんだんと見えてきました。
ここのお客様は当店に何を望まれているのか?地域特性・商圏特性は明らかに個々の店舗によって異なります。この地区も周囲には有数のDSが多店舗展開しています。その環境下で当店に来店されるお客様は何を期待して来店されているのか。競合に対抗するより自店のお客様により少しでも満足して頂く事を考えねばなりませんね。基本は商品軸、てっちゃんの仰るとおりこれから旬を迎える食メニューに期待を持たせ時期が来たらあてにされる売場構成。
私も「ワクワク・ドキドキ」を少しでも売場で具現化して行きたいと思っています。

投稿: dadama | 2014年9月19日 (金) 23時27分

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