都市部のお盆
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、部下から問われた。
今年のお盆はどうなるのでしょう。
お互いに、この店舗でのお盆は初めてである。
そして、お互いにお盆のあるお店から異動して来た環境だ。
都市部のお盆。
町の中でも新興住宅地の一角に位置する当店は、昨年のお盆もあまり盛り上がらずに推移した。
要は帰省する居住地であるということ。
普段は強いが盆暮れは弱い。
そんな地域の中でも、当店はその傾向が極めて強い。
だから、お盆期間の店計の売上も普段とあまり変わらない。
しかし、売筋は大きく異なる。
やっぱり、お盆商材はそれなりには売れる。
しかし、帰省客が増加する地域ではない。
ここに帰省客してくる方もいるが、圧倒的に自ら出身地に帰省するほうが多いという現実。
そんな環境に対しての見通しが立たない。
この部下からの質問に対して、明確な解答が出来なかった。
昨年の経験を踏まえれば、この店舗の買物行動が見えてくるのだが、このようなイベントの経験が無いということは、それだけ自分の中の情報が整理出来ずおおよその事しか伝えられない。
しかし、一つだけ言える事。
それは、売場変更時に一番ロスが発生するということ。
特に、変更初日。
お盆用に売場に変更することは大切だが、そのタイミングでどうしても早すぎる売場になってしまうこと。
10日に売場変更したとする。
お盆用の売場とは、13日の最大ピークに対してスペーすレイアウト上チャンスロスの無い売場にするという目的であるが、10日の段階ではまだまだピーク時の買い回りには至らない。
しかし、売場は最大ピーク。
どうしてもスペースに商品を積もうとして過剰陳列となる。
チャンスロスどころか値下げロスの山。
これが売場変更時の大きな課題。
そして、このギャップに懲りて、本来の最大ピーク時の13日に売場が疲れ果ててしまっていること。
形上の売場変更はするものの、各店の最大ピークに合わせて商品化を冷静に図っていくことが盆暮れで一番大切なことである。
得に都市部になればその傾向は高い。
いよいよ8月。
前半の最大のヤマ場であり、季節的にもターニングポイントとなる月。
そして、棚卸し。
更に、気温的には寝苦しい夜から涼しい夜への切り替わりになる月でもある。
お盆が過ぎれば秋風。
秋の気配も感じさせる後半の演出。
季節は巡ってくるものである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
dadamaさんには、別の意味で突風が吹くかも(笑)。
いや、吹いてほしい!。
投稿: てっちゃん | 2014年8月 4日 (月) 23時56分
かわらいさん、コメントありがとうございます。
そうですね、秋が待ち遠しい。
しかし、お盆商戦という前半戦の通信簿を頂く試練の時を迎えねばなりません(笑)。
この通信簿を頂かずに秋は来ないと知るべしです。
投稿: てっちゃん | 2014年8月 4日 (月) 23時55分
お盆の度に反省書を記すのですが、不思議な物で前年欠品した物が今年増やすと売れ残り、売れ残った物を絞ると欠品する繰り返しのような(笑)。今年はピークのないダラダラお盆になるのでしょうか?更には秋風、定期異動の時期・・・私にも秋風が吹くのかな(笑)。
投稿: dadama | 2014年8月 4日 (月) 20時59分
当社でもお盆の極端に強い店と極端に弱い店が
混在しています。強いお店も年々売上は減少し、8月はトータルで苦戦が続いています。お盆までの前半戦が大事ですね。
売場の変更のタイミングもここ数年の猛暑により多少の変更も余儀なくされています。
秋が待ち遠しいな~。
投稿: かわらい | 2014年8月 4日 (月) 20時26分