9月を前に
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
8月から9月へ。
季節は大きく変化していく。
夏から秋へ。
猛暑から涼しさへ。
涼味から秋味へ。
8月はとくかく体を冷やす食材がメイン。
9月は秋味を味わう焼物の食材がメイン。
そんなイメージであろうか。
いよいよ火を通して味わう季節になってきた。
火を通すということは、その為の調味料が必須となる。
そして、調理する環境が整う季節でもある。
暑いから火を使いたくない。
そんな猛暑の時期から、夕方の涼しさに合わせて火をお通した焼物で暖かいものを食べたい季節。
その調味料であり付け合わせの需要が高まる季節。
不思議な事に、8月月間は関連販売もあまり動きが無かった。
いま思えば当然の事か。
火を使うメニューが激減する時期だからだろう。
刺身、生食、漬物、せいぜい焼肉。
それ程度のメニューがメイン。
そうなると、関連販売に並べているクックドゥ等も春や初夏ほどの動きは無い。
逆に涼味の合わせた薬味野菜の動きが活発になる。
そう考えると、ワンストップショッピング性を追求するスーパーマーケットの大いなる出番である。
どちらかと言えば、初夏から盛夏に掛けては生食中心であり、店内での関連販売を利用したワンストップショッピング性を追求しづらい気候環境になったが、秋からの季節は豊富な食材とメニューを提案することで、豊かな食を提供しやすい環境に入った事を意味する。
再度、スーパーマーケットが商品単品から店舗という一個の存在自体をお客様に問う季節になったということだ。
同時に、各部の9月の陳列台帳を見てみると、夏型の生食や焼肉中心の陳列レイアウトから、ホットメニューや鍋材の品揃え、鍋セットやおでん材料への移行が行なわれる。
食品等でも、鍋つゆの豊富な品揃えが実施される時期。
鍋物の台頭かぁ〜。
季節が巡るスピードの何と早いことか(笑)。
そして9月前半には、この冬のおでん種やおせちの方向性が決まるという紀文のお正月フォーラムの開催。
豊富な情報を持つ大手食品メーカーのMDに乗る。
それも大切だろう。
素材の強みや素材の鮮度管理、ジャストインタイムな製造技術が主だった盛夏から、自社の素材と素材の強みの組み合せを提供しなければならない季節は大きく転換していく時期。
さて、9月をドキドキ、ワクワクといきたいものです(笑)。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
今日仕掛けた「藤稔」。
高単価ではありましたが意外に好評でした。
お客様も美味しいぶどうは知っているのか、試食も出してみると商品の回転が早まりました。
更に秋の涼しさも手伝ってか、食欲に応じた単品の動きが活発化してきましたね。
投稿: てっちゃん | 2014年8月31日 (日) 23時46分
本当に今年は残暑何処へやらですね。数年来悩まされてきた猛暑、やっぱり涼しい方が食欲出ますよね。一気に秋一色、まだ何もやってませんがワクワク、ドキドキですよ!(笑)
投稿: かわらい | 2014年8月31日 (日) 23時22分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
本当に、一気に秋らしくなってきましたね。今年は残暑という言葉を忘れてしまったか。
そして、秋は果実、魚、米、そして煮物と食欲を感じさせる季節。
果実も打ち出し甲斐のある季節が6月に続いて再度登場で楽しみですね。
そして、dadamaさんも新たな環境からのスタート。楽しみですね。
投稿: てっちゃん | 2014年8月31日 (日) 06時39分
蝉しぐれもどこへやら虫の奏でる秋になりましたね。味覚の秋、フルーツ・秋刀魚・新米・・・日本人に生まれて良かったと思う豊かな食を感じるこれからの季節。時代は変われど食の豊かさを堪能できる日本人の誇りは不偏でしょうし伝承していくのも我々の役目なのでしょう。当社も価格から食の豊かさの提案にシフトしたチラシの実験が始まります。まだまだ低いレベルですが、切口の変化とチャレンジに対し評価していきたいと思います。
投稿: dadama | 2014年8月30日 (土) 23時14分