定年延長
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、古巣との飲み会を記した。
そこで出た話題に「定年」がある。
定年。
その企業の定年は従来は55歳。
役職定年が55歳で、実質定年は60歳。
55歳になると、従来背負ってきた役職としての部長、店長、チーフ等の役割を解かれ、一兵卒として現場復帰するという規約だった。
それが、現在は役職定年制が消滅したという。
なぜ?。
人材不足だから。
そればかりではないだろうが、人員不足の影響は甚大らしい。
だから、従来は55歳を越えた店長は役職を解かれて、副店長等となって店舗スタッフに降格していた。
それが、現在は60歳を越えても店長として活躍しておられる方達が数名いるらしい。
定年延長。
一応、60歳という定年は設けられているが、人材不足という背に腹は変えられず、60歳以降も同じ現場の役職を継続して任命されると言う事。
“非常に良い事ではないか(笑)”
我々の世代では、65歳まで年金は降りない。
いやもっと遅れるかもしれない。
もしかして、本当に出るの?。
そんな不安もヨギル時代ではある。
だから、定年延長の話題は大いに嬉しいものだ。
但し、そんな喜んでもいられず、それ以前に企業としての成り立ちすら危ぶまれる危機的状態であることは間違いない。
まずは店舗運営が脅かされる。
その事例が、すき屋の店舗封鎖の問題だろう。
働く環境と働く意義が見出せなければ、そこに従業員は就かない。
そして、それが見出されない企業や店舗は自滅していく。
従業員が居なくて営業出来ない。
そんな事態が外食産業では他人事ではなくなって来ている。
いずれそれは小売業全体に広まって行くだろう。
当面は定年延長で凌げるだろう。
しかし、いつまで延長するのか。
70歳、75歳、80歳。
もしかして、定年という規定すら消滅するかもしれない。
いや、消滅してもらわなければ、困るだろう。
バタバタ企業は倒産していくだろう。
従業員が働いてくれる業界は企業、店舗。
それが、強い企業や店舗の代名詞になるのである。
だから、ワクワクドキドキニコニコ、なのであろう(笑)。
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コメント
かわらいさん、コメントありがとうございます。
かってのバブルの時代に人材が不足したときを思い起こさせる事態です。
しかし、現代は店舗の過剰競争と人口減が重なっていますから構造的な問題が大きいのかな。
いずれにしても、如何に人材を確保するかが店舗運営の大きな課題となることは間違いないでしょう。品揃え以前の店舗存続の根本的な問題です。
投稿: てっちゃん | 2014年8月11日 (月) 06時02分
当社には役職定年というものはありません。今後は定年も伸びていくでしょうね。しかしいつまでもそれで凌げるわけではない。人材の分捕り合戦に勝利しなければ会社が生き残れない時代になったんですね。
投稿: かわらい | 2014年8月10日 (日) 22時26分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
パートさん達が消費者と販売者の両面の知恵を発揮できる環境作りがポイントになってくるのだと思います。
作業者としての効率ばかりを追いかけるとどんどん逃げられていく時代なんでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2014年8月10日 (日) 00時19分
もともと3Kの代名詞と言われる業界だけに人の問題は競合以上に大きい・・・と言うか競合に戦う戦力にも係わる重要な課題ですよね。最近感じるのはパートさん達の女子力を如何に出させるか。パートさん達のやる気に火がつくととてつもない力になる。これからの時代、パートさんが燃える組織風土・企業風土を持つ企業が強くなっていくのだと思います。そして、定年制度。私も近い日に審判が待っています(笑)。
投稿: dadama | 2014年8月 9日 (土) 20時39分