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2014年8月14日 (木)

外国産和牛?

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日の「ガイアの夜明け」

外国産和牛に関して。

  “えっ、なんで外国産なのに「和牛」?”

だれもが疑問に思うだろう。

  “和牛なんだから日本産でしょ!”

要は、日本から外国に輸出された和牛や和牛の精子を外国に輸出された牛の子孫が現在も「和牛」として外国から各地へ輸出されているということだ。

  和牛というブランド。

しかし今や、和牛というブランドは上記の通り、外国産の出回りもあり、評価はあまり高くない。
和牛の中でも、評価が高いのはオーストラリア産のある特定の生産者の商品である場合もあるらしい。

  しかし、なんでこんな事態になっているのだろう。

その発端をガイアの夜明けでは放映していた。

  約20年前の牛肉の輸出解禁。

この時に、日本の生産者が「和牛」であり、「和牛の精子」をアメリカへ輸出したところから始まる。

当時は、日本の誇りでもある「和牛」を守ろうとする動きが生産者組合で広まり、輸出解禁とは言え、農水省も積極的にその解禁を迎合した訳ではない。

  むしろいやいやの解禁だったらしい。

よって、生産者の中で、積極的に和牛を輸出しようとした生産者に対しての風当たりは相当だったようだ。

今回は、その発端となった生産者が方が実際に実名で放映されていた。

  そこでのその方の発言に私は感動した。

その生産者の方が当時の圧力を笑顔で話していたが、当時はとても笑顔でいられなかっただろう。

その方が、なぜ自ら積極的に「和牛」を外国に輸出したのだろうか。

  まずは、家畜の世界との関わりから。

実は、和牛以外はホルスタインも豚肉も鶏肉も全て外国からの輸入によてもたらされたもの。
それほど外国から恩恵を受けている畜産の環境で、和牛を日本から外国に出さないのは日本のエゴだと言う。

そして、それによってもたらされたもの。

  それは更に消費しやすくなった美味しい牛肉。

それが、日本から輸出された和牛や和牛の精子から開発された飼育技術。

  それが、和牛とアンガス種との掛け合わせで出来た交雑種。

それにより、比較的サシの入った牛肉が安価で我々の家庭にも食される環境が出来て来たわけだ。

番組では、再度、この生産者に聞いた。

  「なぜ、和牛を輸出しようとしたのですか?。」

彼は、言った。
「みんなに美味い牛肉をたべてもらおうと思ったから。それだけだよ。
日本人でさえ高くて食べれない牛肉。霜降りで綺麗だけど、高くて食べれない。
自分で良いものを作ったら、みんなにそれを提供しようと思う事が「百姓」の天命でなければ駄目なんだ。」

いろいろな立場があるだろう。
しかし、この生産者の方は全ての利権を省いて、生産者という役割とそのイノベーションに忠実であると言える。

  百姓の天命。

私も、小売の天命という領域を目指していきいと思った。








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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
競争原理。
どの世界でもこの競争原理が必然的に迫られる状況をチャンスととるべきなのでしょうね。

投稿: てっちゃん | 2014年8月15日 (金) 22時38分

美味しい牛肉を広める事により、外国での需要も上がり、国内では差別化のためにより高質な肉を追求する。どの世界でも競争環境が全体の質を高めていくのは普遍なのでしょうね。

投稿: dadama | 2014年8月15日 (金) 22時27分

かわらいさん、コメントありがとうございます。
そのテレビです。
和牛が外国に流出することで、我々の食生活が豊かになる。
皮肉なものですが、それを頑に固執することなく、周囲に話しをしていけば必ずみんなが分かっていく事を証明するような番組でしたね。

投稿: てっちゃん | 2014年8月15日 (金) 01時16分

ちょっと前にもTVでやっていました。松坂牛、佐賀牛など地域ごとのブランドで勝負した国産に対し、Wagyuで売り込んだオーストラリア産、海外では価格差もありWagyuに軍配が上がっている、と言う物でした。逆輸入されてくる輸入和牛の時代が訪れるのでしょうか?

投稿: かわらい | 2014年8月14日 (木) 22時31分

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